第一章 第9話 美少女たちがキャッキャウフフな結果・・・ その5
◆ ◇ ◆
「ファッションもけっこうひどいよね?
すごい地味。無難じゃなくて、地味」
おお? 今度は服のセンスディスりですか?
もう精神に相当のダメージ負ってますよ。ゼエゼエしてるよ?
「え?そう? 普通だと思うけど・・・辺にこだわりがあるより・・・いいと思うよ?」
おお! かなみぃ、お前ほんと優しいなぁ。
結婚したい!
今すぐ!
子作りしたい!
「あぁ・・・にぃに、こだわりがあるとかないとか以前に、ほんとに何も考えてない。
ダイサン(近所のなんでも売ってるレトロな百貨店。超安い)でサイズと値段見て、ただ買ってるだけですから。
柄とか何も見てないですから。
合わせが上手く行って、ちょっとおしゃれだなと思っても、それは偶然の産物ですよ。
無地じゃない場合は、野球のチームのシャツですよ。」
ちょ、レプリカユニは別にイイだろ!
あと基本的に地味なのはわざとなんだよ。
いいなと思ってちょっと奇抜なの買ったら、お前めちゃくちゃ酷評するじゃねぇか!
先月、「大阪のキリンが愛知の豹に食われたみたいな服だね」って言ったじゃねぇか!
意味わからないのにすごく傷ついたんだよ!
え?どんな服か?
教えてあげないよっ!ジャン♪
「ていうかさ――――っ!
ニーニくんて、一人の時は
全 裸 に 靴 下 だ け で 、
あ ん な ポ ー チ 着 け て そ う
だよね―――――っ?」
ななな、なぁああああぁぁぁにぃいぃぃぃぃいいいいいっ?????
な、な、な。
なぎちゃん!?
ナギちゃん?
何?
何言ってんの?
何言っちゃってんの?
何言っちゃってんだよ!?
いきなり ぶ っ こ ん で きてんじゃねぇよ?
なんの準備もしてねぇよ!?
おまっ、まさか、ここで?
ここで俺の人生終わらせる気か?
終わらせる気なのか?
こ の 世 界 を !
「え? いやー・・・さすがにそれはナイでしょ?www」
笑うかなみ。
ここまでディスられても・・・かなみは優しいなぁ・・・。
アルんだがな・・・。
ていうか、本当はビキニアーマーにポーチなんだけどな。
「う、想像したら食欲なくなったよ。ナギ」
さんざんパンとケーキ食って、茶ぁガブガブ飲んでダラダラゴロゴロしてて・・・。
いまさら食欲もクソもあるか!
「かなみ先輩、そんなのでも、ニーニくん選びますか?
ちなみに先輩なら・・・、好きな芸能人、誰だか知りませんけど、その人をマジでゲット出来ると思いますよ。
出待ちでリンクスのアド渡して一発ですよ?」
「え?いける? ウメコ・デラックスを?」
「すみません。それは無理でした 」
瑠璃がブフォッと吹き出した音が聞こえた。
おいおい、瑠璃がウケたの久々に見たぞ(音だけだが)。
さすがだな、ナギちゃん。
にしても、かなみ・・・ウメコ・デラックスて。
「大体ですねー?
ニーニくん、ヘタしたら
小中学生に萌え萌えの ロ リ コ ン ですよぉ~?」
二人揃って「えっ?」というリアクション。
ちなみに俺もポーチの中で「えっ?」と言いました。
な、な、な?
何をおっしゃるの?
今度は。
まだ攻撃するの?
俺のことを。
「いやー、それはさすがにないと思うけど・・・」とかなみ。
ありがとう。
かなみほんとにありがとう。
お礼に俺の童貞を差し上げます!
「へぇー。ない? なんでですかぁ~?」なんかわざとらしく聞き返すナギちゃん。
これは・・・。
よからぬ方向へ誘導してる時のフリだ・・・。
「や。え、えーとね・・・。
駅の階段とかで・・・よく、私・・・だけに限らず、まぁ、全体的に女子のスカートを・・・。
なんて言うか、気にしているというか・・・。
し、視線がね?
エスカレーターとか必ず私に先に行かせるし・・・」
バ バ バ !
バ バ バ !
バ レ て !
ま し た か !?
汗がダラダラ流れ始める。
いや、そんな。
俺、凄くクールに、ストイックに振舞っていたんですが?
そりゃね?
階段ですからね?
チラッと気になることはありますよ?
み ん な そ う で し ょ !?
でもでも!
隣にかなみがいるわけだから、そんなあからさまじゃないですやん?
エスカレーターは・・・。
なんていうか、レ、レディーファーストですやん?
紳士ですやん(変態紳士)。
眼前のふとももをじっくり観察とかしてませんやん?
い や 、 し て る け ど !
で、でも!
よ、横目だよっ!?
・・・なのに見破られてましたか・・・。
そうですか・・・。
もしかして女子って男子の視線が着色されて赤いレーザーみたいに見えてる?
男がどこを見ているか一目瞭然なのにそれを社会全体で秘密にして、あざ笑ってます?
ネット全盛、情報流出が日常茶飯事のこの時代においても、その秘密は女同士の鉄の掟で守り抜かれているのっ!?
ど う な の っ !?
ほ ん と は ど う な の っ !?
教えてくれよ--------っ!
その6につづいてよ-----っ!




