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俺がビキニアーマーでどうすんだ!?  作者: ダラリノコトダマ
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第一章 第8話 初めて好きな娘の部屋に入った結果・・・ その6

◇ ◆ ◇


 さあさあ!

 瑠璃よ!

 ほら、今日暑いし。汗ばんだだろう?


 だ か ら 今 す ぐ か な み と 二 人 で お 風 呂 に 入 れ !


 そして、このポーチを持参して浴槽の横に置くのだ!

 洗い場と湯船が見渡せる位置にちゃんと置くのだ!


 ・・・うん、無理がある・・・。



 じゃあ、アレだ。

 せめて着替えとか・・・。


 いや、客がいる部屋でおもむろに着替えたりはせんだろうな。

 いみわからん。

 そういえばすでに制服じゃなくて普段着だったしな。くっそ。


 瑠璃は瑠璃で、「ダン!」の音の正体が何だったのか確かめようとしているのか、机やベッドの下を覗いたり、這いつくばって敷かれたラグマットの下をめくってみたりしていたが、何もないと思ったのか、そのまま部屋を出て行ってしまった。


 ちなみにラグの下を覗いている時、パンツが見えるか?と思ったが、よく女子が着ているスカートに見せかけて実はキュロットっぽい何か(名前は知らん)だったのでパンツは見えませんでした。

 そして誤解が無いように言っておくが、妹の下着には微塵も興味ないぞ?

 ホントだぞ?


 た、たとえ血がね? つながってなくてもね?


 いや、つながってるとは思うけどさ。

 あんな、口からウソ800少女の言を信じるわけないからね。


 でもホントに血がつながってなかったらどうなる?

 おそらく・・・残念童貞高校生とクール女子中学生で・・・まぁ発展性はないな。



 それにしてもあの偽スカートはなんとかならんのか?

 全人類の男は全員、生まれながらの生足ソムリエでパンチラエクスプローラーで透けブラウォッチャーであるということは以前にも言ったと思うが、あのスカートは罠だね!

 罠スカートだね!


 男が外に出ればソコはもう戦場だ。

 こちとら何気ないのどかな通学のさなかにも常にパンチラエクスプーロラーとしての使命に駆られているわけですよ。


 顔では友人と和気藹々と談笑していても!

 その視線は殺伐としたフィールド全体を常に警戒しているわけですよ。

 油断すれば死ぬ!

 FPSは遊びじゃないんだ!


 特に写真部のバンダナ巻いてる方の伊藤なんかは歴代サッカー選手の中でもトップクラスと言われているジダンやシャビ並の「周辺視能力」を持っているんだ。

 もしバンダナ伊藤が、身体能力に恵まれ、かつ幼少期からサッカーを猛烈に叩き込まれていたなら、ヤツは次の日本代表を世界のトップに押し上げる程の司令塔になってもおかしくなかった。

 残念ながら、今はただのカメラヲタだけど。

 そしてこれからもだけど。


 そんなバンダナ伊藤の目が、校門で、駅のホームで、強風吹きすさぶ野外の階段で、ギラリと光る。

 その視線を追えば、その先には脳内画像フォルダに永久保存確定のシャッターチャンスが待ち受けているはずなんですよ。

 それが昨今、あの罠スカートの登場のせいで・・・光ったと思ったヤツの眼光がガッカリ色に染まることが多くなった・・・。

 そして俺らもがっかりする。


 許すまじ!

 自由を!

 もっとスカートの布地に自由を!

 下のズボンいらない!

 レギンスもいらない!

 フリーダムパンチラ――――ッ!

 そんな罠スカートを瑠璃が・・・嘆かわしい!

 妹のパンツに興味はないが嘆かわしい! 脱げ!


 俺なんか、なんにも着てないんだぞっ!



 うん・・・服着よう。



 その7につづこう。



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