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65話 三つ巴

マルス軍、スレイト軍、ミゾレ軍(王子)が三つ巴の構えのまま対峙している。

誰も動く事が出来ない。


マルス「こりゃ拙いな。」



スレイト軍の被害は1万もいかないだろう、5,6000がいい所だな。ミゾレ軍も同じぐらいだろうな。

じゃどうする。

このまま対峙は、あまりよくないよな。二つに同時に攻撃これしかないけど、敵はまだ合わせれば5万弱か、きついなぁー。

そこへ、ガイレスがやって来る。


ガイ「大将、どうすんだ。俺に考えがある。」

ガイレスの考えは、マルス率いる魔法団が一方を攻撃、もう一方はガイレスが率いる軍団で殲滅すると言うが、

マルス「無理じゃないか。」

ガイ「1万5000あれば、ミゾレ軍なら勝てる。ただし最初に一発かましてくれたらな。」

マルス「大きいのを一撃か、・・・分かったやろう。」

マルスは130人の魔法使いを集める。ミゾレ軍へ大魔法を撃ちこむ事を伝える。その後に、スレイト王国軍に攻撃目標を移し敵に打撃を与え続けるという物だ。最初は100人で大魔法をミゾレに撃ち込む、その後は30人でスレイト王国軍に攻撃を連射する。30人は魔力が尽きるまで撃ち続けてくれ、その間に100人を回復させる、回復したら交換だ。魔石は潤沢に用意してある。問題ないぞ。大丈夫だ。大丈夫。


マルスは自分に言い聞かせるように大丈夫と繰り返していた。




マルス「魔法団よーーーい。撃てーーーーーー。」


ドッ、カーーーーーーン


魔王団に放った大魔法は密集していた、ミゾレ軍ど真ん中に着弾した、その魔法は100人から放たれていたのもが一か所に落ちた事で大爆発を起こしていた。火、土、風、水と魔力弾で爆発した。


「ぎやーーーー。」

「アツアツあつーーー」

「ぎゃぁーーーー。」



マルス「次目標、スレイトーーーー。」


大声のマルスの言葉にビビったのがスレイト軍の兵たちだ。遠目でミゾレ軍が焼かれている姿と悲鳴がスレイト軍迄届いている。軍の兵士たちも生きている.意思もある。恐怖心は人の2倍もある。耐えれなかった。恐怖に耐える事が出来なかった。

スレイト王国軍の兵士たちが後ろに下がっていった。そこへ、マルスの魔法団30人が撃ち込んだ。それも連射で撃ち込んでくる。ドかドカドカと撃ち込まれ、小爆発を繰り返す。

そして、他の100人も復活してさらに激しく撃ち込んでいく。

ドカドカドカン

「スレイト軍幹部「下がるなーーー。命令だーー」

幹部2「下がるなー、敵は前だ-。」

幹部3「逃げるなー、逃げるなー。」

幹部4「と、突撃-ー、突撃せよーーー。」


スレイト王国軍はまだ2万5000もの兵がいた。だが魔法団の打ち込みで、被害が広がる。1発で10人から20人の兵が動けなくなっている。死んだ者、重傷を負った者達だ。それが1分に30人×3発、1分に90発の魔法が指令と軍に降ってくる。

1時間撃ち込まれていた。もう精神が持たない。崩壊寸前であった。


其処へ、マルス軍の主力が戻って来た。だが約半数の8000だ。マルス軍2000とが一斉に突撃してきた。スレイト王国軍に受け止める力はなかった。蹂躙された。ゴミクズの様に踏み潰され、泥の中に顔が埋まっている。死んでいればまだいいが、生きていれば窒息死だ。辛い。苦しい。

そして兵の一人が「もう、いいいやだーーー、」と叫びながら逃げ出した。もう止まる事は無かったスレイト王国軍は崩壊した。兵は逃げても長たちは逃げれなかった。逃げたら処刑されることが分かっているからだ。軍の幹部たちは突撃して玉砕していった。(突撃しなかった数十人が捕虜となっていた)


ガレイス将軍「マルスの大将、ミゾレはどうする幹部は捕まえるのか、殺すかー。」

マルス「殺す、生かしても無駄だろう。」

大声でしゃべる二人、聞こえるように業と喋っているが、聞いているミゾレ軍には分かっていない。軍の幹部たちは兵を置いて逃げ出していた。

兵達は傷つき、動きが鈍くなっている。もう崩壊しているミゾレ軍であったが、まだ健在な隊があった。第3王子の隊である。軍の後ろを突いてきたおかげでまだそれ程傷ついていない。

だが兵たちが完全にビビってしまっている。第3王子はカラ元気で叱咤している。そこにモレガ率いる。突撃隊がやって来る。兵たちはモレガの軍とまともにぶつかってしまった。訓練されたモレガ兵と寄せ集めの兵では、全く違う。一撃で崩壊してしまった。第3王子は自分の兵たちは強いと錯覚していたようだ。一撃で崩壊したことが理解できなかった。


王子「えっえっえ、???」  スパッー。


モレガ兵によって王子の首が飛んだ。


王子も正気であったなら、もしかしたら逃げれたかもしれない、だが戦場では一瞬が命を失い、その一瞬で命が救われている。


(モレガの兵士は、戦後の功労賞で、貴族となり領地を貰った。お王子の首一つ男爵であった。)



騎士「マルス様、ミゾレ軍の将軍は捕虜としました。」

マルス「牢に入れとけ。」

騎士2「マルス様、スレイト王国軍の将軍を捕虜としました。

マルス「牢に入れとけ」


続々と捕虜が捕まってくる。掴まってくるのだ。もう逃げれないと思ったのか上の立場の者達が降ってきている。何か思惑があるのだろう。率先してスレイト王国のお偉方が降ってきたいる。

マルスは嫌な予感がしている。会わないように牢に入れる。


ミゾレ軍の幹部は少し違う。もう何度も戦火を交えている。分かっているのだ。あいつらは、己の事以外考えない。

ミゾレ軍と話す事は無い。



そして戦場も落ち着いてきた。捕虜もだいぶ大人しくなっていた。最初は俺は捕虜となった貴族だ。それなりに扱いをとほざいていた。ならばそれなりの扱いをした。殴る蹴るの扱いだ。そしてやっと大人しくなっていた。

スレイト王国の貴族一人ではなく、殆んどの貴族が同じことをほざいていた。


マルスはデリックと連絡を取っていた。今後の事を話し、捕虜の扱い、両国の交渉をデリックに丸投げするつもりであった。

デリックもマルスに任せるつもりのようだ。



戦場後の、この場所での会談は明日の予定であった。



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