64話 デリック領に侵攻
スレイト王国とミゾレ王国との対立は深刻な状況になっていた。スレイト王国の第一王子は、ガルガ帝国を後ろ盾にして第三王子に従うよう圧力をかけている。対する第3王子勢力は、王子の後ろ盾となるミゾレ王国が西のデリックとマルスに味方するようにと要請してきている。かなりしつこく言ってきている。
マルスはその要請を無視している。
ミゾレ王国単独では、ガルガ帝国には敵わないのである。
東のドズルはあくまでスレイト王国の一員との姿勢である為に、ドズルはスレイト王国側とみなしている。
そんな状況でもマルスの国は平和だ。外が騒がしい分この中が平和になっている。
マルスは、デリックとマルスが味方したほうが勝と思っている。スレイト王国に味方すればスレイト王国が勝利するだろう。だがマルスはスレイト王国に味方する気がない。陛下を殺したかもしれない人物なのだ。味方をする気にもならないだろう。対するミゾレ王国にも味方になりたくない。度々戦火を交えている相手だ。一時的に味方してもいつ又、戦争になるかもしれない相手である。沈黙が一番と思ってしまう。
そんな状況が動いた。西のデリック総督に第3王子が侵略を開始したのだ。そしてスレイト王国もほぼ同時に西のデリックに軍を進めていった。
デリッウも驚いたが、一番驚いていたのが第3王子とミゾレ王国であった。第3王子とミゾレ王国の計画では、西のデリックを吸収合併し、マルスを東側からスレイト王国に進軍させる。ミゾレ王国は第3王子と共に吸収したデリック軍と共にスレイト王国に侵略等の筋書きであった。何という都合のいい戦略であったのだろう。
デリットは第3王子の軍を何の問題なく撃退した。
だが第3王子もあきらめない。軍を再編成して再び、デリック領へと向かう。そしてスレイト王国と開示して戦闘になってしまう。スレイト王国と第3王jの戦場がデリットの領地で行なわれるようになってしまった。
これにはデリックも介入しなければならない。自分の領地内で別勢力が戦争をしているのだ、黙っている訳にはいかなかった。
デリックは、マルスに応援を依頼した。マルスは其れに答え、出陣をする事になった。
マルス軍の総兵力は、ケントレー王国軍1万3000、グランド王国軍3000、ローマリア王国軍3000、ユイスタン王国軍6000となっている。合計2万5000もの兵力がある。だが全ての兵を出すわけではない。各国に2000、ケントレー王国に3000を残し出陣する。合計は1万7000人。
第1陣、4000をモレガ将軍
第2陣、4000をガイレス将軍
第3陣、5000をマルス、(5千の内、トリスが3000マルスが2000の直轄部隊)
第4陣4,4000をバーク将軍
マルスの直轄部隊にはエミー、ジミー等の魔法団が入っている。
マルスはデリックとの話で、デリックは第3王子とミゾレ王国を主として戦う。マルスは、スレイト王国軍を主して戦う事になった。
そこでマルスはスレイト王国軍とミゾレ王国軍の行動を偵察させた。
この結果、スレイト軍は、第3王子を狙っている。第3王子を追いかけるように進軍している。
第3王子とミゾレ王国はデリックを狙い西の都を目指して進軍中である。
西都 ↙ ←← ← スレイト軍
デリック ↙ ↖
↓ ↙ ↖
↙ ↖
↖ マルス
↖
第3、ミゾレ
多少の距離感は違うが、スレイト王国軍の後ろを狙うマルス軍である。
マルスはスレイト軍に追いつく為に、軍そ速度を上げる。スレイト軍は数が多いその為速度は遅い。
マルスはスレイト軍へは2日で追いつく、スレイト軍は第3、ミゾレ軍との接触が三日後と予想される。
そこでマルスは、両軍衝突後に攻撃する考えになった。効率を考えればそうなるだろう。
スレイト軍3万と第3、みぞれ軍3万の6万を相手にすることになる。デリック軍は1万5000から2万がいい所だろう。
そして西の都迄2日の距離でスレイト王国軍と第3,ミゾレ王国軍が接触した。最初は戦闘回避の動きがみられたが、接触してしまったからには後には引けなくなっていた。各王国軍の首脳陣は戦闘が好きだった。
そして遭遇戦が始まる、最初は小手調べの様に500,1000と小競り合いを行なっていた。だが段々と激しくなっていく。そして総力戦となった。全ての兵が戦場にたち全軍入り乱れての戦闘だった。
その大混戦の中突然と現われたのがマルス軍であった。マルスは遠距離魔法で両軍に向って撃ちまくった。全面は全て敵兵力である。そんな攻撃も両軍が引き始めるとマルスも攻撃を止めた。追撃はない。
追撃擦れが今度は両国軍から反撃を喰らうだろう。
両軍が引き、陣地に戻る。そして三つ巴の陣が出来上がっていた。3者がお互いに睨みを利かせ正三角形のような形で睨み合ってしまった。誰かが動けば最初に動いた者が両者から攻撃されてしまう。3者は動くに動けなくなってしまった。




