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ネームイーター  作者: 河内三比呂
第四章
25/29

サイド 朝倉康平 5

 PM14:00 日野市内。

 

 重要参考人・枇々木直紀の足取りを追って、先輩刑事と共に聞き込みをしている朝倉は、妙な違和感を感じていた。

(なーんかひっかかるんだよねぇ。)

 朝倉が引っかかっているのは、吉澤進襲撃事件の際の謎の人物からの通報と、

 そもそも14件の不審行為からなぜ突然殺人に発展したのか?

 その動機や行動の統一性のなさだ。

 そして何よりも不可解なのが、もし枇々木が犯人であるならなぜわざわざ自分の存在が記された日記を処分しなかったのか?

 あの日記が無ければ枇々木の名も関連も浮かんできていなかった。

(意味不明すぎるよねぇ。わざわざ証拠残したり通報してみたり・・人を殺してみたり)

 考えながら次の聞き込みに向かおうとしたときだった。

 彼の携帯にメールが入る。

「おい、どうした?次行くぞ!!」

 しかし、彼は動かない。怪訝な顔をする先輩刑事。

「先輩・・僕達って奴はつくづく振り回されてるみたいですよー?ほんっと・・ムカつきますよね?」

 そのメールを先輩刑事に見せると、

「つーわけなんで、反撃開始と行きましょーよ?」

 ニヤリと、だが眼光は鋭く二人はうなづくと走り出した。

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