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精霊ピエロと迷宮な日々  作者: なお☆プリン
カウントアップ:3
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お昼ご飯は流しそうめん。(路野江)

私が職員室に入った時には12時を過ぎていた。

つまりもうお昼の時間になっている。

だから、中にいた灯太、浩介さん、サクラさん、それと鬼見教頭は流しそうめんを……

流しそうめん?


「ちょ、なんで冬なのに流しそうめんなんですか!?」


私は思わず突っ込んでしまった。

するとすぐさま、


「路野江ちゃん、たぶんツッコミをいれるべきなのはそこじゃないと思うわ。」


とサクラさんが冷静な態度で言ってきた。

サクラさんも若干あきれていたみたいだ。


上流に陣取る灯太が


「言っておくけど、あんたを認めた訳じゃないからな。」


と言ったかと思うと、下流の方にいる鬼見教頭は


「この鬼見、別にあなたのことが好きな訳ではありませんし……。」


とか言ってるし。


「はーい、流すぞー。」


という浩介さんの声と共にそうめんが放たれる。


灯太の箸の前の空間が歪み、そこにそうめんが差し掛かると、消えた。


そして鬼見教頭の箸の前にそうめんが現れた。


「おっ!?ちょ、待て待て!それは反則だろうが!」

「知りませんね~ンフっ、おいしいですね。」

「くそっ……」


悔しがる灯太を尻目に、鬼見教頭はそうめんを頬張っていた。

……いやいや、そんなことしてる場合なのだろうか。


「ま、いいじゃねぇか。することは終わったんだからさ、楽しめばよ。」


浩介さんがそう言って次のそうめんを準備していた。

……ん?終わった?


「サクラさん、修復作業は……?」

「あぁ、それなら栞ちゃん達のことも含めて全部すんだわよ。」

「す、すご……」


なんという修復能力だろうか。というか……それは常人ができることなんだろうか。

私が感心していると職員室の扉が開かれて(すすむ)が入ってきた。


「あ……サクラさん、(しおり)(たま)は……?」

「散歩してると思うよ。」

「散歩……?」

「そう、これ取り終わったから。……たぶん受信装置なんだけど、朝に外したからね。」


そう言ってサクラさんはケースから拳ぐらいの装置を2つ取り出した。


「あ、進ちゃんも点検しておく?」


サクラさんは笑いながらそう言った。

進もそれに対して微笑みながら


「昔、取ってもらいましたよ。」

「それもそうね。」


というやりとりをしていた。


「路野江先生、私も外行ってきますね。」

「あ、分かった。気をつけてね~。」


進にそう声をかけると、彼女はそのまま職員室を出た。

私はサクラさんと一緒に流しそうめんに混ぜてもらうことにした。

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