柄闇の恥さらし(ツユ キ)
「昨日の帰りは遅かったわね?」
「なにをしていたんだ。まさか、精霊使いどもと遊んでいた……なんてことはないよな?」
お母さんもお父さんも怒ってる。
でも、夜遅くに帰ってきたことじゃないのか……?
「わ、我は先生と話があって……」
「……そう、ならいいわ。」
「部屋に戻れ。」
勝手だ。
「あ~。」
我はベッドに倒れこむ。
ぼふっ、と重い音。そのままの流れで枕に顔をうずめた。
まだ朝。
起きたばかりで、朝ごはんも食べたばかりだけど、
もうこのまま眠りたい……
でも眠れない。
昨日はツユとも会話せずに眠ってしまった。
そのせいなのか、眠れない。いつもより長いこと寝てしまったからだろうか。
「……喉乾いた。」
飲み物を飲みに行こうと、リビングに向かった。
ドアを開けようとして2人が話しているのが聞こえた。
「なにしてたんでしょうね、露季は。」
「さあな、柄闇家の恥さらしのする事だ。ろくなことじゃないだろ。」
「にしてもまさか精霊がまた動き出したんですね。」
「本当に面倒だ。闇に敵うわけないだろうに。」
「でも、貴重な闇の戦力が少なくとも1つ潰れてますから、用心するに越したことはないですね。」
「なにいってる、露季は戦力にすら入れてないぞ。いないようなもんだろあんな失敗作」
「あたりまえじゃないですか。露季以外でですよ。」
「……ちっ、またか。」
「やめてほしいですね……ホント。メンツってものがあるのに。」
「……去るものなど興味はない。残ってる奴らでなんとかするぞ。」
「えぇ。」
……
「あ……あ…………」
我は部屋に急ぎ足で戻った。
「ぐ……うぅ……」
ベッドに倒れこむ。ショックだった。
「我は……我は……」
何も言えない。もう、いやだ。




