図書室に3人―3(ユウ)
僕は気を取り戻して本棚を探索。
調べたいのは精霊について……なんだけど。
もしくはここら辺の地域と精霊の歴史かな?
僕は歴史関係の本があるコーナーに移動して探す。
んー、そんな簡単には見つからないよね……
……ん?
『能力者はおさえておきたい。~初心者から上級者まで~』
……なんかあからさまなタイトルの本だ。
僕はその本を抜……ぬ……抜けない!横幅びっちりしすぎだろ!
全体的に他の本より大きくて少し出てるからするって出ると思ったのに……。
さらに力を込めて……抜けた!
ドサドサドサーッ!っと音がする。
足下を見ると本が散らばっている。
先程までこの本があった棚を見ると、きれいに1列、本がない。
「……はぁ。」
ため息が出た。なんでこんなことに……。
僕は何冊か本を拾い上げて、棚に戻そうとして奥で何かが光っているのに気づいた。
「大丈夫かー?」
「……大丈夫?」
2人も来てくれた。
「ん?」
鳥越くんも気づいたみたい。
「なんだ?これ。んーと、ナンバーロック……ってやつか?」
「……気になる……でも……明るいときの方がいいかもね……。」
3人とも外を見る。
もうすっかり暗い。さすがにこれ以上の探索は危険かな。
「じゃあ、明日……は疲れてるよな。じゃあ明後日の……」
「……お昼の12時で……どう?」
「じゃあ、そうしようか。」
決定した。
「……帰ろっか。」
「「うん。」」
時間も遅いので3人で帰ることにした。




