202 私は執念深い その二
執念深く忘れられない怒の話その二です。
アレは多分夏の頃です。
まだ大学生くらいの頃に、大学病院に行ってその会計でのことでした。
大学病院ですから、それはもう混んでました。
自分の会計の番号が表示版に出たら精算済の合図なので、私は支払いの列に並びました。
夏のことですから、私は当時ポニーテールにしてたんですよ。
毛量が多くてしっかりとコシのある私のポニーテールは、実はなかなかの凶器なのです。
現金支払一択の当時です。
会計も五レーンくらいあって、そこに並んで自分の支払いの順番を待つわけです。
その行列の私の後ろにいたおばさんから、「頭を振らんといて、私の口にあんたの髪の毛が入って気持ち悪い」と言われました。
だったらそんなに近くに立つな!と思いましたが、混んでることもあって仕方ないかと、素直にすみませんと謝まりました。
家帰ったら髪の毛洗おう!と思いながら列に並んで、やっと会計の担当者の姿が見えてあと2,3人で私だ!と思ってホッとしていたところ⋯
私の前にいたおばさんが「あなたの診察代はまだ精算できてませんので、並び直して下さい」と言われてました。
会計の人がおばさんを横にやって、私に向かってどうぞ、と合図を送ってきたので、これまた素直に前に一歩出て会計の人に自分の手にしていた番号を渡しました。
そしたら、横に押しやられたおばさんが、小さい声で私にだけ聞こえるように行ったのです。「(会計の列を)抜かされたわ」と。
オバハン!さっき私の後ろに立って、私に頭振るなって言うてたくせに何ぬかしてるねん!!!!どの口が抜かされたっていうんや!ぼけっ!
と、小心者の私は心のなかで叫んだのでした。
そうなんですよ、さっき私の後ろにいたはずのオバハンが、いつの間にやら私の前に立ってたんです。
理不尽すぎるやろ!と未だに思い出すと腹が立つ出来事その二でした。
自分では温和な方だと思ってるのですが、母親には子どもの頃からずっと「あんたは短気や」と言われてきました。なので、私は短気なんだろうか?と悩む、とまでは行かないもののそうなのかなぁ?と疑問には思ってたんですが⋯
この文章を書きながら、これは母親の呪縛と言うやつかも知れない、と思い至りました。
相手が母親の場合に限り、私は短気なのだろう、という事実とともに。




