嫌な予感
悠真side
ん?朝か。そういえば、ご飯食べてそのまま寝たんだっけ…。
「あ、おはよう。悠真。」
「ああ、おはよう玲。」
とりあえず、着替えるか。
ーーーーー数分後
「そういえば、今日はどうするんだ?」
「あ、人里に行こうかなって思って。」
「ん。ならそうしよう。」
食事やその他準備を済ませて、人里へ向かう。
「ん?あれ、魔理沙じゃないか?」
「あ、ホントだ。」
早起きなんだな。すると、こちらに気がついたのか声をかけてきた。
「何してんだ?」
「デートだ。」
「でーと?」
「へっ!?ま、魔理沙さん 違いますよ!」
恥ずかしいからって、そこまで否定しなくても…。
「いや、でーとって何だよ。」
…この世界の人間の人間がここまで世間知らずとは思わなかった。それともこの世界にはそういう言葉はないのか?
「まあ、いいぜ。面白い物が手に入ったからな。」
「「面白い物?」」
「ああ、これの事だ。」
魔理沙が取り出したのは本だった。
「本ですか?」と玲が聞く。
「まあ、そう見えるかもな。実は魔導書なんだぜ。」
「ふうん。」と、俺が言う。
「興味なさげだな。魔導書はかなり珍しいんだぜ。」
別に興味が無いわけではないんだが。俺達が元々いた世界には無かったしな。
「どんな物なんですか?」と、玲が質問をした。
「どんな物って聞かれるとな〜。簡単に言うと、魔法の呪文が記述されているんだ。」
ホントにざっくりだな。そういえば、俺達の世界であった物がこの世界にはなかったり、この世界にある物が俺達が元いた世界にはなかったりするんだな。…そういえば前居た世界はやばかったな。ホラーゲームみたいな所だったし。それに比べるとここは平和だ。
「あれ?」
「「どうしたの(どうしたんだぜ)?」」
「なんか、歪まなかったか?」
「「は?」」
「いや、気のせいか。」
「「?」」
なんか、空間が歪んだ気がしたんだけどな。気のせいか。
「…そういえば、さっき黒い裂け目みたいなのを見た気がしするんだが。」
と、魔理沙が言った。気になったので詳しく聞いてみる。
「黒い裂け目?」
「ああ、魔法の森でな。」
「魔法の森?」
「私が住んでる所だぜ。」
「どの辺りだ?」
「あっちだ。」
魔理沙が指差した方向は、紅魔館の辺りだった。
「ちょっと行ってくる。じゃあな。」
「へ?あ、ああ気をつけるんだぞ。」
「えっと…。じゃあ魔理沙さん、また今度。」
「ああ、また今度なんだぜ。」
軽く挨拶を済まして魔法の森とやらに急いで向かう。妙な事でも起きなきゃ良いんだがな。




