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戦士達の物語 〜ロボットと仲間達〜  作者: サフ
第一章 戦いの始まり
3/7

光からの訪問者

ロボットがヒート星から帰ってきた次の日の朝だった。


ロボットの部屋の前には、ライト星人の男が立っていた。


ピンポーン!


インターホンの音が部屋中に響く。

「なんだなんだ。朝のおやつの最中に。」

ロボットはドアの前まで行って、ドアを開けた。

「ん?あ、お前は!」

ロボットはそのライト星人のことを知っているらしい。

「オレを殺しかけたやつ!確か、名前が…」

ロボットは驚いていた。

「…ライトンだ。」

「あー、だからグリームからお前の名前を聞いた時に聞き覚えがあったのか!」


「あの時は本当にすまなかった!」

ライトンは頭を下げて謝る。

「謝って済むことではないのは分かっている!しかし、謝らねば始まらないと思い…。」

「別にいいよ。気にしてないし。」

ロボットはあっさり許した

「なっ…。」

ライトンは驚き、続けて聞いた。

「なぜ許す?君は、本来ならタマシイ星に閉じ込められたまま、いや、完全に壊れたままだったというのに!」

「まあ、オレにも悪かったところがあるからな。」

「そうか…。」

少しの間、沈黙の時間が流れる。


〜〜〜10グレード(ライト星換算で1000年)前 ヒトダマ星〜〜〜


そこには、宙に浮く1体の巨大な生物と、3人のダーク星人、そしてロボットがいた。

巨大な生物は、人魂のような胴体にいくつもの棘がある。これが、ヒトダマ星の守護神と言われる存在だ。


ドォン!


ロボットは守護神に体当たりされて吹き飛び、岩に叩きつけられた。

「がっ…。」

守護神は暴走していた。


「ロボット!でも今しかない!これで倒れてぇ!」

幼いダーク星人がロケットランチャーを守護神に向けて放つ。


ドォン!


それは命中し、守護神のいる場所で爆発した。

砂煙が立つ。

「ゲホッゲホッ…。やったか…?」

大柄のダーク星人が言った。それはあんまり言わない方が…。

案の定、守護神は倒れておらず、未だ宙に浮いていた。


「くっ…やはり守護神をおとなしくさせるなんて無理だったか…。シェイド、1人で逃げろ!宇宙船で他の星に行けば逃げられる!」

別のダーク星人が幼いダーク星人に言った。

「そんな!シャドウ達はどうするの!」

シェイドという幼いダーク星人がシャドウというダーク星人に聞く。

「ここで時間を稼ぐ。早く逃げろ!ここで全員死んだら、誰が旅を続けるんだ!」

シャドウがそう声を張り上げた時だった。


「っ…がぁっ…」

守護神が苦しみ出す。そして、


ドサッ…


守護神は地面に落ち、倒れた。意識も失っている。

「やった…、やったわ…。あたち達助かったのよ!」

シェイドは安堵した。

「ロボット!大丈夫か!」

大柄のダーク星人が叫びながらロボットのところへ駆け寄る。

「ん…シャドウさん…?」

ロボットは、あろうことか仲間の名前を間違えた。

「シャドウじゃない!スタードだ!」

「う…。」

ロボットはゆっくりながらもなんとか立った。

「無理すんな!俺が宇宙船まで運んでやる!」


そうスタード(大柄のダーク星人)が言った時、


「宇宙超警察だ!お前達が守護神をやったのか!拘束させてもらう!」

シャドウ達の前に1人のライト星人が現れた。ライトンだ。

「これはやむを得ずやったことだ!守護神が暴走して辺りを破壊しだしたから抑えつけた!決してこの星に害をもたらそうとしたわけではない!」

シャドウが弁明する。

「…詳しくは牢で聞こ…」

ライトンがそう言うのを遮って、

「なんだ?お前。オレ達を疑うってのか?だったらくたばれ!」

ロボットがふらつきながらライトンに近づいていき、振りかぶった。

「やめろ!ロボット!」

シャドウが止めようとした。が、既に遅かった。


ドン!


「“光速の鉄拳(ライトニング・ナックル)”!」

ライトンの光を纏った高速の拳により、ロボットの体は貫かれる。


「ロボット!」

3人が叫んだ。


「これ以上抵抗するなら、容赦はしない。おとなしく牢に入ることだ。」

「…分かった。」

3人は宇宙超警察の宇宙船内の牢に入れられた。

少し経って、疑いは晴れたが、ロボットはその間に、完全に壊れてしまった。

ロボットの生みの親であるシャドウは必死に直そうと作業したが、それは叶わなかった。そうして、ロボットというメカの一生は終わった。


はずだった。


ロボットはタマシイ星に体ごと送られ、体も治癒された。なぜこんなことが起きたのかは、分からない。



〜〜〜〜〜〜


「では、何かさせてくれないか。私にできることならなんでもしよう。」

ライトンが言った。

「じゃあ、戦ってくれよ。」

「訓練だな?」

「ああ。いやー、宇宙超警察の超優秀戦士と戦えるなんて夢みたいだ!」

「それでは、訓練場に行こうか。」

2人は訓練場に向かっていく。


「ライトン副長官が珍しく優秀戦士棟に来たかと思えば、噂のメカの戦士とどっか行っちゃったね。」

「訓練場の方角かねー。」

通りにいた人達は、ライトン達を見ていた。

ちなみに、こいつらは、ブレイブとクロー。平(ひら)戦士だ。まあ、しばらく出てくることはない。



〜〜〜訓練場〜〜〜


「よーし!先に頭が床についた方が負けな!」

ロボットが待ち構える。

「了解した。行くぞ。“光の(ライトニング)…」

ライトンは光を足に纏わせた。

「走り(ダッシュ)”!」

ライトンは高速で走り、一気に距離を詰める!

その速度は、ロボットが全く反応できないほどだった。


ガシッ


ライトンがロボットの頭を掴み、最低限の威力で頭を床に叩きつける!


ガンッ


「いてっ!」

ロボットは痛がった。メカなのに痛覚あるんだね。


ライトンは頭から手を離す。


「すげえ、これが超優秀戦士!見えなかったぜ!」

ロボットは、負けたが喜んでいるようだ。

「満足してもらえたようで良かった。」

「超優秀戦士になるには、こんなんにならなきゃいけねえのか。先は長いなぁ!」

「今日は午前休を取ってるんだ。午前中は付き合おう。」

「ほおほお。じゃあ、案内してくれよ、この街を。」

そうして、ロボット達は訓練場を出た。


「ここがルックス大病院だ。戦士達も利用する。」

ライトンが歩きながら説明する。そこには巨大な病院が広がっていた。ルックスってのはこの都市の名前ね。

「オレは利用できないな。」


「ここは整備場だ。宇宙超警察の武器やその他装備の修理などを行う。」

ライトンは大きな建物を指す。様々な装備の整備が可能だ。

「ここにはお世話になりそうだな。」


「あちらにあるのがルックス映画館。私も副長官になる前はたまに来ていた。権利の関係で全ての星のものが見れるわけではないが、君好みのものもあるだろう。」

他の建物に比べると少し小さめだ。

「映画!懐かしい〜。」



「ここが食料品売り場だ。私も良く行っていた。あらゆる星・国の食べ物が集まる。」

とてつもない広さのため、動く歩道が設置されている。8階建ての建物だ。

「酒もあるよな?」

「あるが、酒が好きなのか?」

「そりゃあ、うまいからな!買いに行っていいか?」

「ショッピングか。良い酒をオススメしよう。」



〜〜〜数時間後〜〜〜


「いやー、酒以外もいっぱい買っちったなー!いろんな星の食べ物があって、全然見てて飽きなかったぜ!」

ロボットは2つの袋いっぱいに食料品を買った。

「楽しんでもらえてるようで良かった。他にも紹介したいところがあったが、時間が来たようだ。」

「もう終わりか〜。」

「私も中々楽しかった。そして私から一ついいだろうか。これからグリームと任務をすることがあると思うが、その時は仲良くしてあげてくれ。」

「当然だ!じゃあまたな。」

「ああ。ではまた。」



オレからも、この世界のことを少し説明しよう。今回は、ダーク星人について。

ダーク星は、ライト星と同じ恒星を回る惑星で、ライト星の外側に位置する。

ダーク星人は、サイコキネシスを持っており、宙に浮いたり、物を好きに動かしたりすることができる。腕や足は、基本ない。

また、闇を操ることができ、ライト星人のように速度を操れるわけではないが、生物を蝕むことができる。

ダーク星人には、尻尾が剣のようになっているものや、腕が生えている者も存在し、特徴が不安定なのも特徴だ。

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