第3話 「スキル確認」
(ん…眩しい…もう朝か…)
「あ、アルス様。おはようございます。
あの、昨日はとても気持ちよかったです…//」
(そうだった…。俺は昨日、前世を合わせて26年間守ってきた童貞を…。
ていうか普通に生でやっちゃったが、俺この歳で父になるかもしれないのか…?
ま、まぁ前世合わせたら26歳だし?
日本なら妥当な年頃だし?
…肉体年齢は10歳だがな!!)
さっきからミラがずっと俺に頬ずりをしてくる。
「どうしたんだよミラ?いつになく甘えん坊さんだな?」
「とっても幸せなんです…。
幸せすぎて夢なんじゃないかって不安で…。
アルス様に触れると不安がなくなるんです!」
「そういうことか。
俺も幸せだ。初めての相手がお前で良かったよ、ミラ」
「アルス様…」うっとり
(今シルヴィアの抱き心地はどんなだろう。とか考えている俺は最低なんだろうか。
最低なんだろうなぁ…。
…まぁ俺が最低なのは今更か)
「うふふ…私がアルス様の初めての相手…。
私が1番です…うふふ」
(ミラのこういう勝手に声が出る天然な部分はほんと好きだなぁ。
普通に考えて可愛いだろ)
チュッ
俺はミラにキスをした。
「アルス様…?」
「愛してるぜ、ミラ。もう一生離さない」
「…はい!!」ニコニコ
(これがピロートークってやつか…。
いや待てよ?ピロートークは終わった直後にするやつのことだったか?
…忘れたからどっちでもいいか)
コンコンッ
「あ、はい。どちら様…」
カチャ
「ちょっとミラ!!お兄ちゃんどこにいるか知らない!?
朝起きたらいなかったんだけど…。
…お兄ちゃん?なんでミラの部屋のベッドで寝てるの?
私たちとずっと寝るって言ってくれたよね?
やっぱりミラを優先するんだ…?」
(なんで来るんだぁぁ!
その問い詰め方ミラと全く同じじゃねぇか!
絶対ミラと仲が悪いのって同族嫌悪だろ…)
「そ、そんなに怒るなってセリカ。
お兄ちゃんちょっとミラとやることがあったんだよ。
これからもたまに寝れないことがあるかもしれないけど許してくれないか?」
「…許すと思ってるの?
なにしてるのか言って!言ってくれないと納得しないから!言ってくれたとしても納得しないけど!」
「理不尽すぎるだろ!
…それに、お前にはまだ言えない」
「なんでそうやって隠すの!!
お兄ちゃんのバカ!!」カプッ
…おい。こいつ、今のは普通部屋から出て行く場面だろ…。
なんで俺の首筋を甘噛みするんだよ…。
「セリカ…?ちょっとだけ痛いからやめてもらえるか?」
「はむむっ!(いやだっ!)」
(はぁ…もうセリカの機嫌が直るまでこのままでいいか…)
「はむはむ…あっ、おにいひゃぁん…。
いい匂いだよぉ…」
(こいつ、俺に似て変態じゃないのか…?)
「アルス様…?
何私をほって実の妹とイチャついてるんですか…?
貞操を捧げた私よりも大事なんですか…?」
(おい!今それを言ったら…)
「貞操を捧げた…?
お兄ちゃん!貞操を捧げたってどういう意味!?
貞操を捧げたらずっとお兄ちゃんと寝れるの!?」
(寝るの意味が違うが、間違ってはないよな…。それにこれはチャンスだ。
こいつが貞操を捧げるという本当の意味を知ったとき、本当に捧げてくれるという展開が訪れるかもしれないからな)
「あぁ、そうだ。貞操を捧げたら俺と毎晩一緒に寝れるぞ」
「アルス様…!何を…」
「ミラうるさい!ほんとなの!?じゃあ私、貞操を捧げる!
なにをしたらいいの?」
「セリカごめん。貞操を捧げるのは大人にならないと無理なんだ。
そうだな…お前が本当に貞操を捧げるという意味を知って、気が変わらなかったら俺に捧げてくれ」
「むむむ…。…分かった。それまで我慢する。
で、でもそんなの関係なしにこれからも一緒に寝てね…?」
「あぁ。それは当たり前だ。
ていうか俺はお前に嫌がられる日が来るんじゃないかとひやひやしてる位だぜ?」
「私がお兄ちゃんと寝るのを嫌がる…?
なんで私が嫌がるの?」
「いやまぁ、分からないならいいんだ。うん」
(どうやらまだ大丈夫らしいな…)
「じゃあ私、ママから公爵家の勉強しなさい!って言われてるから行くね。
今日はちゃんと一緒に寝てよね…?」
セリカはレマール公爵家を継がないとダメだからな。
「ああ。分かってるよ。勉強頑張ってこい」
「うん!!」
そうしてセリカは去っていった。
(まるで嵐のようだったな…)
「アルス様の浮気者…アルス様の浮気者…アルス様の浮気者…」ぶつぶつ
隣でなにやらぶつぶつ言っている美少女がいる。
ミラだがな。
「おーい、ミラ。ミラってば」
「あ、はい!何でしょうか浮気者のアルス様」
(今日はまたズバッと言ってくるな…)
「…とりあえずごめん。
それよりスキルの効果がどのくらいか…」
「それより!?それよりって何ですか!!
もう知りません。アルス様のバカ!」ぷいっ
「悪かったってー!!」
俺は結局ミラのご機嫌をとるのに3時間も費やしたのだった。
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水晶のような玉が無数に浮いている白い空間に、緑髪に赤と青のオッドアイの絶世の美女がいた。
「アステナのアホが力の半分以上を分け与えた少年がついに目覚めよったか。
せっかく私が人間の男2人を操って情報を与えてやったんだ、失望させてくれるなよ」
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(ふぅ。ようやく機嫌を直してくれたか。
ミラのやつも相手がクレアたちならそこまで怒らないんだが、セリカとは仲が悪いからな…。
ミラも16歳だからセリカに怒るのは大人げないと思ってるのか本人には言わないし…。
悪循環だよなー、ほんと)
「なぁミラ。お前もスキルの効果気になるだろ?」
「…はい。実は少しだけ気になってました。
でも、どうやってスキルの効果なんて確認できるんですか?」
「それはだな…」
俺は右手を天に掲げ、「スキル確認」と唱えた。
すると、右手の痣から光が出て俗に言うARみたいな感じでスキルの情報が出てきた。
「すごいです!!なんですかこれ!?」
「実はな、昨日俺が痛みで苦しんでただろ?あの時に頭の中に色々情報が入ってきたんだ。この方法もその時に入ってきたものの1部だ」
「…すごいです!すごすぎます!!
アルス様は本当に神の子なんですか…?」
「それは俺にも分からない。
だが俺が昨日目覚めた力"Lust Connect"は女神スキルと書いてあったしな。
もしかしたら神が俺に力をくれたのかもしれない」
「もしそうなのだとしたら、なぜアルス様にそんな力を授けたのでしょう…?」
「…さぁな。まさに神のみぞ知るってやつさ」
本当は魔王が目覚めるからかもしれないが、ミラには言わない方がいいだろう。
「さ、それよりスキルの効果を確認しようぜ。ミラとの行為でどれだけ強くなったのかを」
「アルス様言い方が悪いです…」
俺はスキルを確認した。
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固有魔法:全能力倍化(2倍、3倍…と最大50倍まで自由自在に倍化可能)
↑女神スキルにより50倍のさらに1.5倍まで可能。
女神スキル
Lust Connect
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「…さらに1.5倍って75倍まで可能ってことか!?
いっきに上がりすぎじゃね…?」
「わ、私と1回しただけでこんなに上がるなんて…。
あ、アルス様。今日もしましょう!」
「え?いやでも、今日はセリカたちと寝ないと…」
「嫌です!スキルなんて関係なくアルス様ともう一度繋がりたい!
…セリカ様に取られるのは嫌なんです」
(最後のが本音か…?
全く、7歳児に嫉妬なんてするなよな)
「…でもやっぱり今日の夜はダメだ」
「そ、そんな…。「そのかわり!今からしよう!」
「え…?」
「だから、今からしよう!俺もお前をもっと感じたい」
「で、でもまだ真昼間…」
「いいじゃねぇか。俺は今お前としたいんだよ」
俺はミラに寄った。
「あ、アルス様、ダメ…。んっ」
俺たちはこうしてもう一度繋がった。
運営に指摘されないか不安ですねぇ。




