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第19話 「修羅場…!?」

あれから数日が経ち、クレアとソフィが来る日になった。


俺は今、城の門の前であいつらの馬車を待っている。


(相変わらずバカでけぇ門だなぁ…)


と感心していると、


「アルス〜!」 「アルスく〜ん!」


と2つの声が…


「アルス様〜!」


み、3つ目の声もした。


おかしい…あいつら仲が悪かったはずだぞ。


とにかく、冷静を装おう。



「アルス!久しぶりね!!2年ぶりかしら?」


「アルスくん久しぶりだね!2年ぶりだよね?」


と同じタイミングで同じことを言ってきた。


「久しぶりだな! あぁ、2年ぶりだな。

お前ら少し大人っぽくなったな。

さらに綺麗になってるぞ」


「アルス…いきなり褒めるなんて照れるわよ//

アルスももっとカッコよくなってる…」


「アルスくん…いきなり綺麗だなんて照れるよ//

アルスくんはもっとカッコよくなったね!」


とまた似たようなことを言ってきた。


(こいつら仲の良さが深まってるな…。

さて、3人目だが)


「アルス様久しぶりですわ!わたくしも愛するアルス様に会いにきましたの!

この子達すごく嫌がったのですけど、年上の威厳でなんとかしましたわ!」


10歳(巨乳)になったシルヴィアがいた。


(こいつ…なんてやつだ!10歳でこの大きさだと!?)


俺は2つの膨らみに夢中で話なんて全く聞いていなかった。


「ちょっと、アルス様聞いてますの?

愛しのシルヴィアが来たのですわよ?」


「あ、あぁ。悪い。お前の胸に見惚れてたよ…」


「わたくしの胸、ですの…?

なにか変なところがありますかしら?」


(こいつ…もしかして自覚してないのか!?

凶悪すぎだろ…あらゆる意味で)


「「アルス(くん)のばか…」」プイッ


幼馴染2人組が怒ってしまった。

悪い。こればっかりは男の性だから許してくれ。


「まぁとにかく、中に入れよ」


「そうね、久しぶりにアルスの部屋に行きたいわ」


「私も!」


「わたくしもですわ!」


「俺の部屋なんて何が楽しいんだ…?

まぁいいけどよ」


こうして俺たちは俺の部屋に向かった。


しばらく歩いて俺の部屋についた。


「さ、上がってくれ」


「おじゃまするわ」


「おじゃましまーす!」


「おじゃましますですわ」


俺はこの時油断していた。

なぜこのことを想定できなかったのだろうか。


そこには、俺のベッドを掃除しているミラがいた。


「アルス様?今日は待ちに待ったお忍びだー!と言って出て行ったのでは……アルス様?女の子を侍らしてお帰りとはどういうことでしょうか」ニコッ


やっべ!怖い。怖いぜミラさん!


「ま、待て待て!待つんだミラ!

よく見ろ!こいつらだよ!」


「クレア様にソフィ様にシルヴィア様…?

なるほど、そういうことでしたか。

そういえばそろそろ来る時期でしたね」


「あぁ!だから別にお持ち帰りとかそういうことじゃないんだよ!」


「分かりました。別に怒ってませんから安心してください」


「え、そうなのか?」


「はい。私のこと1番だって言ってくれたのに…なんて思ってないですから」ニコッ


お前…!今それを言うのか!?

……修羅場確定だ。


「ちょっとアルス!?ミラが1番ってどういうことよ!?」


「アルスくんやっぱりミラさんが1番なの…?」ぐすっ


「わ、わたくしはアルス様がどんな選択をしようと愛すると決めましたわ!!

でも、ちょっと悲しいですの…」


「違うんだよ、お前ら!俺はお前らに順番なんてつけたりしねぇって!」


「…アルス様?じゃあ私に言ったことは嘘だったんですか…?

ずっと信じてたのに…嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき…」


「だぁぁぁー!俺が悪かった!!勘弁してくれー!!」


2時間後、俺の必死の言い訳で何とか場は収まった。



まじで疲れた…ハーレムも大変だな…。

でもこの4人で現状の俺の嫁が全員揃ったことになるのか…。


4人でじゅうぶn…いや!

真のハーレム王はこんなもんじゃ終わらないはずだ!

俺はハーレム神になってやる!

待ってろよ、可愛い子ちゃん達!


そういえば…ダンスの時に会ったリリーも脈ありだと思ったが、結局来てくれないな。

ま、まぁたまにはそういう時もあるよな!

気にしてたらキリがないぜ!


って!今は他の女のことは考えるのはやめよう…だって俺は今…


「アルス様…んっ」


「アルス…ちゃんと私にもしなさい…あっ」


「アルスくぅーん…もっとぉ〜…」


「わ、わたくしの初キスがこんな形で…んっ」


人生初の5ピーをしてるんだからな!


四方を女の子に囲まれながらのキス…いい匂いやら柔らかい感触やらで最高だ。


この5Pは俺の作戦というか、俺が土下座して4人に頼み込んだ。


なぜかというと、こいつらの間にわだかまりをなくして仲良くしてほしかったからだ。


ドロドロしたのも悪くないとは言ったが、やっぱりみんなハッピーなのが1番だ。


「みんな、本当にこんな女にだらしない俺なんかを好きになってくれてありがとう。

お前らには感謝と愛しかない。

これからもこんな俺を好きでいてくれるか…?」


いつになく弱気な発言だが、これは…いつも少しは思っていた本心だ。

ナルシストっぽく振る舞っているが、やっぱり前世で全くモテなかった思い出があるから不安なんだ。


「今更ですよアルス様…ふふ。

昔も今もこれからもずっと大好きです!」


「私もよアルス。私はあなたのなんでもできちゃうところとか本当は優しいところとかが大好きなの。

この気持ちは…大人になったって変わらないわ」


「なんだかアルスくんらしくないね?ふふっ。初めて会ったときに言ったでしょ?アルスくんは私の憧れだったの。最初恐れ多くて素の口調で喋れなかったの覚えてるかな?

それくらい私にとってアルスくんは憧れだったの。

そんな人と結婚できるだなんて…わたし、幸せ者だよ?」


「わたくしもですわアルス様。わたくし今だから言いますけど最初はアルス様のこと心の中でけなしていましたの。どうせ噂だけだと。ですが、アルス様は噂以上にカッコよくて大胆で聡明でお優しい方でした。

わたくし、一目惚れに近いのかもしれませんわ。

そしてあの時、何度も言いますがどんなアルス様でも愛すと誓ったのですわ!!」


「お前ら…」ぐすっ


(や、やばい涙が…!!)


「ア、アルス様が涙を!?

…かわいい。かわいすぎますー!」ギューッ


「アルス…!?

ど、どうしたの?どこか痛むの!?」


「アルスくんが泣いて….?

わ、私の泣き虫病移っちゃった!?

ごめんね!?」


「あらあらアルス様。シルヴィアお姉さんが慰めてあげますわ。ふふっ」


こいつら本当に…ははは。


「…ははは。悪い、嬉しかったんだよ」


思えば俺は、この世界に来てから高笑いしかしていなかった気がする。

こんな優しい笑みがこぼれたのは…初めてかもな。


「「「「ぼー」」」」


「何だよお前ら全員ぼーとして。

そんなに俺の涙が珍しかったか?」


「いえ、それもそうですけど、そのことじゃありません//」


「それも珍しかったけど、そのことじゃないわ//」


「それも私の泣き虫病が移ったんじゃないかって心配だったけど、そのことじゃないよ//」


「アルス様にあの表情はズルですわ…//」


と4人全員が同じタイミングで言ってきた。


(今回ばかりは敏感を自称する俺でもなんのことか分からないぞ…)


すると4人は顔を見合わせてお互いにクスッっと笑いあったかと思うと、


「「「「アルス(様、くん)、大好きよ!(です!だよ!ですわ!)」」」」


何だかよく分からないが…嬉しいのに間違いはない。


「あぁ。俺もお前らが大好きだ!!」」



こうして俺たちは愛を確かめ合った。

こういうほのぼのが書くのが好きなんです!

戦いとかも書くので許してください!

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