28話
俺が入院してたのマジコミが開催されてた〚中継都市マトラマ〛の大病院だったようだ。
移動時は狐坂家の使用人が運転する車に乗せてもらった。
車に乗ってから宗介に俺が寝ていた時の事を聞きいたが俺はどうも記憶喪失という事にして代わりに学校に通ってたんだと。
何でそんな面倒な事をと聞いたら理由としては俺を攫おうとする奴等がまだいるかのかの確認と誘き寄せの為らしい。
実際1回だけ誘拐をしようとチンピラが現れたが撃退したとかマジ感謝です。
そんで今日記憶が元戻っという事になるんだとか。
両親だけは事実を知ってるらしいが記憶喪失って良く周りは信じたものだ。
まぁ記憶を失うきっかけが狐坂家のお嬢様を悪漢から助けた際に頭を強く打ってなった事に意識がいったからぽいけどな。
話しが終わったくらいに、車は病院を抜け道路を病院沿いを走行てたんだけど、まぁ病院の敷地がめっちゃ広い。
時々敷地内で包帯されたワイバーンとか大きなオオカミが散歩してたから人を含めた、色んな生き物の総合病院なのだろう。
しかし何だろうなあのほのぼのとした雰囲気は、ワイバーンもオオカミも和やかで、寄り添ってる人と一緒に喜んでる姿は普通じゃないはずが日常の風景に見えて来る。
不思議だねぇ〜。
「そろそろ着くっすよ。ん?どうかしたっすか、しみじみとした顔をして?」
「人は人なんだなとちょっと感動してたんだよ。」
「今で感動してると次は脳が追いつかないすよ。はいこれは清仁君の通行証とマイデカードっす無くさないように気を付けて欲しいっす。」
渡された俺の顔写真付きの色々な文字が刻まれたカードと……日本全国でバスと電車の電子決済できるマイデジタルカード、【マイデ】を渡された。
「電車乗るんだ?」
「バスや車は道が込んでると大変すからね。」
車を降りて見える建物は見慣れた駅だった。
……まぁ駅名が"日本関東駅"なんだけどね。
周りの人達も普通の駅の利用者ぽい……。
「ほら行くっすよ。」
「あ、あぁ……」
ついて歩くと宗介が改札口に通行証を当てて通ったので真似て通行証をかざし通る。
普通だ……。
「○○空港行きのエレベーターはあっちすね。」
「…………。」
無言で宗介に付いてエレベーターに乗り込むと階数表示が駅名だった………。
一緒乗り込んだ人達はそれぞれの階?で降りて行き○○○空港行きの階?に着いたので降りる。
『間もなく〜○○空港行きの電車が参ります。黄色線の内側でお待ち下さい。』
電車が到着して乗り込んで周りを見る。
「普通だ……。」
「普通列車っすからね、急行は一本違いだったすよ惜しかったすね。まぁこの列車が一番早く到着するっす。」
思わず声を荒げそうになるが周り迷惑になる、ぐ〜っと我慢だ。
「耐えたっすか……、俺っちの時は思わず声を上げて恥ずかしい思いしたっす。」
「何か脳がバグってる、ちょっと落ち着きたいから静かにしてくれ。」
ニヤついてる宗介に断りを入れて瞑想に入った。
氣の鍛錬では精神統一の訓練をした、これが混乱した気持ちを落ち着かせるのに一番良い。
何回か電車が止まってようやく落ち着いてきた。
「宗介、初めて向こう行った時と帰りの心が落ち着かない感じに似てる……境界線を越えるからだったりするのか?」
「きっかけではあるっすね。俺っちが経験して思った事は自分の世界を侵食されてる事に対する拒否反応って事っす。」
「確かに……安全だった場所が危険地帯になる様なぁ――――そうか認めたく無いんだ。」
言葉して腑に落ちた。物語は読んで楽しい、悲劇、戦い、争いも、絶対安全だから楽しいんだ。
自分が興奮する怒涛のバトル展開のストーリーが現実になり殺される側の一般人になりたいかと聞かれたら?
決まってる絶対に成りたくないだ。
「清仁君は一般人の自分と裏の自分の境にいるっす。悩んだら先生や俺っちに気兼ねなく相談して欲しいすね。元一般人の先輩っすから頼るといいすよ。」
「ふ、そうですね最初に拓也に相談してから宗介に一応相談しますよ先輩。」
「あぁ…確かに拓也君は俺っちよりも先輩すね。ご両親は一般人っすから色々大変だったみたいっす。」
そう考えると拓也って凄い……いや違うな凄く頑張ってたんだ。
次に合った時は好きなのを奢ってやろう頑張ったご褒美ってやつだ。
『間もなく○○○空港、お出口は左側です』
気付けば○○○空港の駅に到着し、○○○空港に入った。
ようやく家族に会えるとワクワクして進むと見慣れた懐かしい姿を見つけ、駆け寄った。
「おーい、俺を置いて海外なんて羨ましいぞ。」
「えっ……いつものキヨだ。うそ、本当記憶戻ったの?!」
「――清仁お前良く戻ったな、流石俺の息子だ。」
妹は驚いて目をぱちくりさせてる。
父さんは俺の肩に手を置き目を潤ませていた。
「清仁!もう母さんに心配させないで!身体は大丈夫?苦しい事ない?」
母さんは俺をギュッと抱きしめて泣いている。
「母さん大丈夫だって、この通りピンピンしてるだろ?なんたって美女を悪漢から救ったえいゆぅ……だ……か……」
「「清仁、お帰り――」」
「キヨお帰り。」
なんだよ!泣かないで笑ってようとしたのに、どんどんと感情が湧き上がって来て、なんで!なんで……止まらないんだよ――。
「俺…頑張ったんだ……凄く、怖かった、逃げたかった、でも助けたかった、家族にもう一度会いたいって頑張ったんだ………父さん、母さん、美友ただいま――。」
ボロボロと泣いて溜まってた思いを吐き出しようやく俯いていた顔を上げて笑顔で家族に言えた、帰ってこれたんだ!
「おいおい、お姉ちゃんを忘れてないか?キヨ。」
ピキ――
後ろから物凄い重圧を感じ、咄嗟に飛び退こうとした。
バシ
「いで!?」
「お姉ちゃんは悲しなぁ、泣いちゃうかも知れないな。キヨに怯えられるなんて悲し過ぎてハグしたくなちゃったなぁ。」
頭をはたかれてツンのめったら身体が急旋回して姉さんに抱きしめられた。
――ギリギリ
「ンンンン?!ンー!」
「ハハハハ!そうかそんなにお姉ちゃんが好きか!」
姉さんは胸に抱きしめてたのを解いて今度は普通に抱きしめて耳元で呟いた。
「……良く頑張ったな、家族は私の方で守るよ。お前は魔術師になって自由に動ける様になってくれ、詳しい事はマーリンと『私を交えて話しましょう』四人でな。」
「―――え?姉……さん???」
声が一瞬別人になったぞ今?!
「そろそろ時間だな――狐坂の計らいで名門校に入るんだろ?勉強頑張れよ、赤点取らなければ連休はイギリス来れるんだ、私達家族に会いに休遊びに来いよ。」
姉さんは身体を離しハンカチを渡してきた。
俺は素直に受け取って涙を拭く。
「その時はこのハンカチをかえ…」
「もう!皆しんみりしすぎ!ネットさえ繋がってれば、会話出来るんだよ。
向こうに着いたら私達のライブ映像みてよアドレスと家族のグループのパスね。キヨもちゃんとネット環境整えてないと駄目だからね!」
お、おお我が家の妹様は平常通りだ、やっぱ美友は知らないのか。
それが一番だな、裏の事なんて知らないほうが良い。
現実のファンタジーなんて怖いだけだ。
「もう何で皆して頷いてるの?訳わからないんだけど?」
美友は自分以外が頷いているのに不思議そうにしてる。
普通が一番だ、妹よ――お前はそのままいてくれなぁ。
「うざ、キヨその暖かい目で見守るぞって顔で見ないでよ。キヨは顔に出るから直ぐ変な事考えてるの分かるんだからね!」
訂正、お前はもっと成長しろ。
次回は1週間後になりそうです。
それにしても毎日投稿してる方は凄いですよね。
毎日更新したいけどなかなか難しいです。




