第一幕
完璧になりたい。
完璧になって、お父様達に愛されたい。
でも結局、私は何者にもなれなかった。
◇◆◇
私は静かに洗濯物を干すメイドの背後に忍び寄った。
そして――
「わっ!!」
「うわぁ!び、びっくりした……。お嬢様、はしたのうございますよ?」
「えへへ〜!ごめんなさ〜い!」
私は驚かしたメイドの言うことを聞かずに、走って逃げた。
さぁて、次は誰を驚かせようかな〜?
私はよそ見しながら走っていると、誰かにぶつかってしまった。
「いったたた……」
「リーナ、走り回ってはいけませんよ」
「お母様!」
私はお母様に抱きついた。
お母様は満更でもなさそうな顔で私の頭を撫でてくれた。
リルシーナ・アイズルク。
私の名前。
私はアイズルク公爵家の長女という立場らしい。
正直、爵位とか全然分からないけど、王家の次に偉いみたい。
「お母様、これからお茶会?」
「そうよ。王宮で婦人会があるの。リーナはお留守番だからね?」
「えぇ〜。リーナも行きたい〜」
「駄目よ。まだマナーもままならないんだから」
お母様はそう言っていつも私を置いて行く。
王家主催の婦人会ということは、婦人しか来てはいけないのだろう。
でも、私はどうしてもついて行きたかった。
もう少し幼かった時は、もっと遊んでくれたのに、今ではお父様もお母様も遊んでくれなくなった。
そりゃあ子育て期間が終われば忙しくなるのは分かるけど。
「それじゃあリーナ。いい子にしてるのよ」
「はぁい」
決して愛されていないわけじゃない。
けど、何だか体のどこかにポッカリ穴が空いたみたいな感覚がする。
「リルシーナ様、お部屋に戻りましょう」
「うん」
私はメイドに連れられて、部屋に戻った。
家庭教師に渡された課題を終えた時にはもう夕方になっていた。
「ねぇ、メリッサ。私は完璧な淑女にならないとお母様達から褒めてもらえないのかしら」
「……」
「お母様やお父様はきっと私のことを嫌ってはいない。でも、家庭教師から褒められたことを伝えても励めとしか言わないの。何でだと思う?」
「……お嬢様、夕食のお時間です」
メリッサは悲しそうな瞳で言った。
私は頷いた。
「じゃあ、行きましょうか」
◇◆◇
少し静かな食卓。
これが普通なんだ。
「そうだ。マスカイル様、リーナ、報告があるの」
お母様が言った。
私とお父様は食事を食べる手を止めた。
お母様は自分の手をお腹に当てた。
お父様は嬉しそうな顔をした。
何で?
「子供ができたの!二人目よ!」
お父様は嬉しそうにお母様に抱きついた。
でも、私は何も感じなかった。
お父様は何を喜んでいるのだろうか。
私にはそれが分からなかった。
◇◆◇
――五年後
「お父様!お母様!今日も遊びましょう!」
「あら、ナタリー。またなの?」
「仕方がないなぁ」
お父様とお母様は朝食の時のいつものナタリーのワガママに苦笑しながら言った。
あと一月もすれば五歳になる私の妹。
私はもう十歳になっていた。
「お母様、お父様、私もご一緒してもよろしいですか?」
私は初めてそのお願いをした。
今までは黙って見てただけだけど、ナタリーが楽しそうだったから私も一緒に行って見たくなったんだ。
でも、両親の反応は思っていたものと違った。
「ナタリーとの遊びにあなたがついてくるの?」
「勉強はどうした。サボろうとしないで励みなさい」
「あ……え……?課題はもう終わっていますし……」
「では、もう少し家庭教師を増やしましょうか。あなたは王太子妃になるのだから」
そう、私は王太子の婚約者になってしまったのだ。
望んではいない。
お母様達は当初はすごく喜んでくれた。
でもいつからか、私に期待をしすぎるようになった。
そして、妹のナタリーばかりを甘やかすようになった。
「今日は自室で他の勉強をしてなさい」
「でも、私も遊びた――」
「お姉様来るの?じゃあ遊ばなーい」
「ナタリー……?」
「お父様達が私に取られたからって、嫉妬で邪魔しようとしないで」
邪魔、嫉妬、そんな言葉が私に突き刺さった。
そんなつもりじゃないのに。
ナタリーがそんなことを言うから、お父様達は私を睨んだ。
「お前は勉強してろ。ナタリーに関わるな」
そう言ってお父様達はナタリーを連れて食事場を出て行った。
私を一人だけ残して。
使用人しかいなくなったその部屋で、私は一人で食事を進めた。
味がしなかった。
「メリッサ、今日から食事は部屋で取るわ」
「…………かしこまりました」
私は部屋に戻って、ベッドの上で声を殺して泣いた。
どうして?
ナタリーの嫌がることは何一つしてないのに。
嫉妬……。
そうかもしれない。
だって、お母様達は私が五歳の時にはお父様もお母様も遊んでくれなくなってたから。
お父様達は私が完璧な王太子妃になることを望んでる。
じゃあ、なってやろう。
完璧になって、お父様達を驚かせてやる。
私はベットから立ち上がって涙を拭った。
「完璧な人間になってやる」
そうしたらきっと、お父様達も私を愛してくださるはずだ。
◇◆◇
その決意が、音を立てて崩れ去ってしまう未来を私は想像してなかった。
作り上げた土台は、簡単に壊れてしまうことを私は知らなかった。
孤独になることを想像してなかった。
みんなで仲良く過ごすという甘い妄想しかしていなかったのだ。
後には戻れないことを、過去の私に伝えられたなら。
◇◆◇
――七年後
「ナタリーを生贄に捧げるですって!?」
天からのお告げで、ナタリーが生贄に選ばれたらしい。
生贄。
この国ではそう呼ばれている。
いや、そう呼ばざるを得ないだろう。
この国で十年に一度十二歳以上二十歳未満の子供を魔界に捧げるというものだ。
その時になると、大神官が天からのお告げを聞き、生贄になる者を魔界へと連れて行くのだ。
そして、魔界で発生する魔物を、人間界に来ないように人間界へ繋がる門の前で命絶えるまで戦闘を続けるという。
魔界で人間の戦闘能力は大幅に向上するらしい。
だから、別にすぐに死ぬわけではない。
なぜ十年おきなのか。
原因は生贄の寿命にあると言われている。
瘴気は人間の戦闘力を引き上げる代わりに、命を削る。
そうして生贄は魔界で十年しか生きれないとされている。
「そんな……」
「なぜナタリーが……」
両親は嘆き、ナタリーは絶望していた。
しかし私は何も感じなかった。
ただ一つ思ったことがあるとすれば、ざまぁみろだ。
性格が悪いとは常々思う。
ナタリーはその可愛らしさが社交界で人気だ。
彼女が生贄になったと知れば、みんな悲しむだろう。
「ナタリー嬢は社交界などでも非常に人気ですからとても残念です。しかし、一つだけ対処法があります」
「え……?」
神官はニヤリと笑った。
「ナタリー嬢が生贄にならなくてもいい裏技があるんですよ」
神官は私の方を見た。
その視線はまるで私をものとして見ているようだった。
そして、神官は私を指さした。
「血縁者であれば、代用可能です」
お父様やお母様が私の方を見た。
その視線も氷のように冷たかった。
「っ……」
「そうよ!あなたが生贄になればいいんだわ!みんなそれを望んでるわ!」
「お姉様が生贄になれば――」
「よしなさい」
お父様が口を開いた。
庇ってくれるのだろうか。
「リルシーナは王太子の婚約者だ。いずれ王太子妃になるのだから、代用品としては使えん。この話は一旦保留だ」
そう言ってお父様は神官を帰らせた。
お母様は泣き、ナタリーは私をずっと睨んでいた。
お父様は私のことを少なからず愛してくれていたのだろうか。
その夜、私はお父様の部屋に呼ばれた。
扉の前で立ち止まり、拳を固める。
ノックをするべきか、それとも勝手に入るべきか、ほんの一瞬だけ迷った。
でも、なにか話があるのだろう。
私は決意を固めてドアをノックした。
「入れ」
部屋に入った。
奥から響いた声は、かつて私が愛した父の声とは違っていた。
低く、乾いていて冷たかった。
私は無言で進み、頭を下げた。
「リルシーナ。ナタリーの件、聞いたな」
「目の前で聞いておりました」
「……お前は本当に素晴らしいほど成長した。淑女のお手本だ」
「……ありがとうございます」
珍しい。
お父様が私を褒めるなんて。
「ナタリーを生贄に捧げるのですか?」
静まり返った部屋に私の質問が響く。
お父様は意を決したように頷いた。
私が生贄に選ばれていたら、お父様達はどうしたのだろう。
「お前が望まない限り、お前を生贄に捧げる気はない」
私が望まない限り……か。
「話は終わりだ。戻れ」
私はお父様の部屋から出た。
その先にはナタリーがいた。
「ナタリー?」
「――様がなれば……」
「え?」
「お姉様が生贄になればいいのよ!!私はみんなから愛されているの!誰からも愛されないお姉様が生贄になってよ!!」
ナタリーは私の首を絞めた。
苦しい。
ナタリーが怒った声が聞こえたのか、お父様がすぐに執務室から出てきた。
そして、ナタリーの手から私の首を解放した。
「ゲホッゲホッ!」
「ナタリー、何のつもりだ!王太子妃の身体に傷をつけるな!」
お父様はナタリーを叩いた。
それが、初めて父様がナタリーに怒った姿だった。
ナタリーは叩かれた頬を押さえ、信じられないといった顔でお父様を見つめていた。
「……どうして、私を叩いたの……?」
「理由は言わずとも分かるはずだ。王太子妃の身体に傷をつけるところだったのだぞ」
「だって……だってお姉様のことなんて誰も愛してないんだよ!?私が生贄になるくらいなら、お姉様が消えればいいのに……!!」
「ナタリー」
お父様は低く怒ったような声でナタリーの名を呼んだ。
ナタリーは肩を震わせて、悔しそうに俯いた。
そして、私を睨みつけて走り去った。
お父様は振り向いて私の首を見てホッとしたような顔をした。
「良かった。痕にはならなそうだな」
そう言って部屋に戻っていった。
「これじゃあ、私が生贄じゃない」
◇◆◇
――数日後
「殿下……?今なんて……?」
私は一週間に一回の殿下とのお茶会をしていた。
そして、殿下が私に放った言葉は何一つ信じられなかった。
「ナタリーの代わりに、生贄になってくれ」
「な……んで……?」
「ずっと言いづらかったが、私はナタリーを愛している」
「……っ」
あんまりだ。
あなたが私を見初めて、婚約をしたというのに一方的に婚約破棄だなんて。
しかも相手がナタリー?
ふざけないでよ。
私は苛立ちを我慢するために強く拳を握った。
「いつから……?」
「彼女が七歳の時からだ。お互いの愛も確かめ合っている。だから、君への想いはもうない。君が、生贄になれ」
「でも……」
私がいいかけた言葉を遮るように殿下は立ち上がった。
そして私に耳打ちした。
「誰からも愛されない君がこの世にいるより、誰からも愛されるナタリーが残ったほうがいいと思わないか?」
「……っ!」
「俺はお前と婚約破棄できて、ナタリーと婚約して幸せになれる。お前は愛する私のために命を捨て、国のために死ねるのだ。一石二鳥ではないか」
「……」
「邪魔者が役に立てる最後の機会だ。判断を誤るなよ」
そう言って殿下は去っていった。
最初は私も殿下を愛していなかった。
でも、不器用でも私を愛してくれる彼に、いつの間にか惹かれていた。
彼の言葉がいつも私の支えになっていた。
どんなに辛くても、妃教育を頑張れた。
殿下すら私から離れていった。
私は、誰からも必要とされない。
風の音が、静かすぎる庭に響いていた。
机の上に置かれた紅茶はすっかり冷めていたけれど、私はそれを口に運ぶ気にもなれなかった。
私はフラフラと自室に戻った。
そして、全身鏡の前に立つ。
映ったのは、完璧な淑女の姿をした私。
姿勢も所作もきっと、誰もが憧れるような淑やかな令嬢。
なのに――
「……私、こんなに努力したのに……」
涙が静かに頬を伝った。
「どうして、誰も私を愛してくれないの?」
私はその場に崩れ落ちた。
手で顔を覆い、声にならない叫びを胸の奥でぶつけた。
私は……何のために生きているの?
王太子に裏切られ、家族に見捨てられて、妹に憎まれて……。
それでも、私はまだこの世界にしがみつこうとしている。
「生贄になれば……全部終わるのに……」
でも、本当にそれでいいの?
私はそれで満足できるの?
「もういいんだ」
駄目だよ。
目を覚まして。
私の本当の気持ちを思い出して。
「これが本当の気持ち。生贄になれば救われる」
違う。
不幸になるだけだ。
「解放される」
囚われるだけだよ。
魔界という暗い暗い闇の中に。
「ここにいるよりマシ」
駄目。
私の命は、誰かのものじゃない。
「みんなはナタリーがいることを望んでる。私は邪魔者」
違う。
誰か一人でも私を愛してくれる人はいるよ。
「みんなが幸せになれる。きっと私が生贄になれば、みんなが私を褒めて、愛してくれる」
これ以上自分を犠牲にしちゃ駄目。
だってあなたはもう壊れているんだもの。
「ふふっ……あははっ……あははははっ!!」
その声は笑い声というにはあまりに乾いていた。
感情と行動がバラバラになり、どれが自分の本当かもわからない。
何者にもなれなかった私の今の役割は、死ぬこと。
何も考えたくない。
「お嬢様!!」
メリッサがノックもせずに私の部屋に入ってきた。
どうして悲しそうな顔をしているの?
「お嬢様、どうか、お一人で抱え込まないでください!」
誰かが、私のために涙ぐんだような声を出すなんて……。
メリッサは私のことを愛してくれているんだろうか。
「違う。思い上がっちゃ駄目。どうせ……」
――邪魔者が役に立てる最後の機会だ。
「どうせまた裏切られるんだから……」
もう誰も信じたくない。
もう何もしたくない。
「私は……お嬢様のことを、ずっと尊敬しています。お嬢様がどれだけ努力してきたか、私は見てきました。誰も見ていなくても、私はちゃんと知ってます……!」
「……」
「私は明るいお嬢様が好きです。何にも囚われずに、ただひたすらに無邪気なお嬢様が好きです。だから諦めないでください」
もう遅い。
私はもう、生きる意味を見失った。
そんな言葉をかけてももう遅いんだ。
「お嬢さ――」
「どっかいって!!」
私の口から出たのはひどく冷たく、拒絶をあらわにした言葉だった。
自分のことを気にかけてくれるメリッサに向かって、こんなことを言うなんて。
やっぱり私は性格が悪いな。
「ずっと放っておいて今更何?贖罪のつもり!?同情してるつもり!?もう嘘の愛してるなんて聞きたくない!!」
私はメリッサを思い切り突き飛ばした。
メリッサは私が強く押したせいでバランスを失い、背中から倒れた。
そして、机に鈍い音を立てて頭をぶつけた。
メリッサはそれっきり動かない。
「メリッサ……?ひっ!」
メリッサの頭からは血が流れていた。
そこからはあまり覚えていない。
必死で他のメイドに医者を呼ぶようにお願いしたのまでは覚えている。
◇◆◇
「専属のメイドを負傷させたらしいな」
「……」
「代わりのメイドはどうする?」
「……いりません」
私は無気力感に苛まれる中で、必死に声を絞り出した。
何もしたくない。
伸ばしてもらった手を、乱暴に振り払ってしまった。
これだから私は愛されないのだろうか。
「自分で身支度をすると?」
「いえ、今日でこの家にいるのは終わりです」
「何?」
お父様は眉をピクリと動かして言った。
「私がナタリーの代わりに生贄になります」
「……王太子は?」
「ナタリーを愛しているそうです。私のするべきことはもうありません。今すぐに生贄を捧げる準備をお願いします」
そこからのお父様の行動は早かった。
神殿から神官が来て、私を生贄の服に着替えさせた。
お母様はとても喜んでいたし、ナタリーは私にこう言った。
「役割が見つかってよかったじゃない。全うしてね」
嫌味だろうけど何も感じなかった。
私はその後、馬車に乗せられ、山に連れて行かれた。
「ここが魔界への入口だ。……この聖剣を持っていけ。生贄のために作られる聖剣だ」
「……」
「……最後に言いたいことはあるか?」
「……」
何もなかった。
何も考えたくないし、早く解放されたかった。
神官はため息をついて私を入口の目の前に立たせた。
この先が魔界。
私が命を落とす場所。
「待って!待ってください!!」
メリッサの声が聞こえる。
きっと空耳だ。
「リルシーナ様!行かないでください!」
私はゆっくりと振り向いた。
そこには息を切らせたメリッサがいた。
走ってきたのだろうか。
身体は傷だらけで、息も絶え絶えだ。
「あなたはこれでいいのですか?」
「もういいの」
「…………そうですか。では、最後に本心をお聞かせください。私が怪我をしたことなら、それで許します」
メリッサは私の目をまっすぐに見て言った。
こんなに主人に生意気な態度をとる使用人はメリッサくらいだろう。
私は大きく息を吸った。
「馬鹿馬鹿バーカ!!愛さないくせに都合の良い時だけ利用しやがって!!絶対に許さない!!許されないと思え!クソ王太子も!クソ妹も!クソ両親も!クソ貴族も!全員許さない!!何も知らないくせに!ただ……愛してほしかった私の気持ちもわからないくせに……!!」
そう言い切ったとき、目から大量に涙が溢れてきた。
もう十分だ。
スッキリした。
私は涙を隠すように魔界の入口に走った。
「お嬢様!よく頑張りました!」
◇◆◇
気がついたら私は夜のように暗い場所で眠っていた。
身体を起こすと、少し砂埃が舞う。
また涙が溢れた。
「うっ……うぅ……うわぁあぁぁぁああああぁああん!!」
私は今まで堪えていた涙や叫びを、全部出した。
もう、完璧じゃなくてもいい。
だって、もう愛してくれる人はここにいないのだから。
みなさんこんにちは春咲菜花です!めちゃんこシリアスな物語を書こうと思って書いてみたら、私も泣けるほどのできになりました!しかも悲しい曲聞きながら書いていたので、もう涙が出てしまって……。主人公が報われない終わり方ですが、まだ続きがあります!おそらく第二幕〜第三幕ほどで終わると思いますが、どうぞこの長い話を飽きずに見ていていただけると嬉しいです!泣けたよ〜って方はリアクションや感想で教えてください!レビューやグッドもしていただけると嬉しいです!第二幕の投稿は7月14日月曜日午後5時を予定しております!それではみなさん!第二幕でお会いしましょう!!




