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世界変動 ~Y.Tsekaihendou~  作者: 深内 学
第一部 第二章 ー全ての始まりー 修学旅行編
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42また行こう

修学旅行編はこれにて終幕。

もう修学旅行も最終日。


俺は起床後、昨日夜空が言っていた日課をやるために外に出た。ランニングである。


夜空は今日は(おそらく)神の配下との戦いでの怪我で病院にいるから会えないが、どっかで誘ってみるつもりだ。走り方を真似して走りをよくしたいし。レナも連れて行ってあげよう。


多分喜んで来てくれる。はず?

とりあえず走る。夜空みたいに30分の時間で区切るのではなく、疲れすぎず体が少し重くなるくらいの体の状態で区切るつもりだ。


俺が今からやるのは決まっている距離に対して任意の時間を決めて、その時間内にその距離を走るというトレーニングである。


自分を追い込むために自分がいけるギリギリプラス5秒ほどを目安に10セットおこなう。

その時間を超えたらそのセットは無効になる。例として5セット残っている中で時間を超えた場合、5セットのままである、みたいな感じだ。


この辛さは後半にある。後半から凄く足が重くなり辛くなっていく。

10セット目が終わった時には、俺の体は少々ではなく重くなっており汗もめっちゃ出ていた。


次はもう少し楽にしよう。朝からこんなに体に負荷がかかると逆に体を壊してしまう。


俺は呼吸を整え、「虚魔空間力」を使う。このスキルは傷だけでなく、疲労も治してくれる。

今のところ少し楽になるくらいだけれど。


ランニングみたいなやつを終わらせた俺は客室に戻った。

俺は、汗まみれの服を脱ぎ替えの服を着る。


そして加藤とともに朝食の会場に向かう。

朝食はビュッフェであり、各々が自由にテーブルを選び座る。


しおりによれば朝食は各自が食べてよく、九時までに荷物をまとめてホテルの外で集合しておいてくださいと書いていた。16:00には東京に戻っていたいので13:25までには福岡空港にとも書いていた。


もう少し観光出来ると思っていたが、昼ご飯で終わりみたいだ。


俺と加藤は、食べ物をトレーの上にのせた。

多分加藤と一緒に食べたい人もいるだろうから、俺は加藤から逃げるように席に向かった。


トレーの上には、米、のり、パスタ、フライドポテト、野菜、ウインナー、オムレツ、クロワッサン、そして飲み物が置かれている。


どれも俺の好みだ。まあビュッフェなので、よほど健康に気をつけていない限り自分の好きな物を選ぶのは当然である。


俺は一人で黙々と食べた。宇里や伊達、最賀が見当たらなかったからだ。

食べ過ぎると、体調が悪くなるので満腹すぎず足りなすぎずのご飯の量にしている。


「ごちそうさまでした」


周りの人に聞こえないくらい小さな声で言った。

食べ終わったあと、すぐ立ち上がり客室に戻る。


9時まで時間があるので、テレビをつけてニュースを見ることにした。

やはりニュースは昨日のことで持ちきりである。


スキルの暴発を語る人もいれば、これは誰かが仕組んだ陰謀だ。と語る人もいた。

ネットニュースでも拡散されており、1日で日本全土に情報が広まっている。


見方は人それぞれであるけれど、これは99%神の配下が関係しているだろう。


加藤がくごーのところに聞きに行くみたいな話を昨日していたので、そのときの話に聞き耳を立てると昨日決めている。


今は、修学旅行を楽しむとしよう。

俺は福岡タワーのほうに行くことにした。


加藤にどこに行くのか聞いたが福岡タワーらしい。嫌な予感はする。特に加藤の周りに人混みが出来そうな気がする。


福岡タワーにはバスで向かうためホテルを出てバス停に行く必要がある。

集合時間の10分前くらいにはホテル前にいよう。


ー時間まで待ってますー

俺は今バスに乗っている。あまり話すこともなく考えることもないので外をぼーっと見ている。


自分がいつも通る道ほど周りを見渡すと、「こんなのあったっけ?」となる。

そうでなくても、いつもと違う景色を見ると脳が活性化している...気がする。


とりあえず福岡タワー付近のバス停で降りた。

バスも入れる人数には限りがあるので、残りの人が到着するまで待つ必要がある。


「これで全員だな」


先生が点呼を取り全員を確認したあと、無作為にグループを作りそのグループごとに先生一人をつけて行動する。


俺のグループで知っているのは加藤と宇里だった。

加藤は予想通りグループにいる人に囲まれていた。


俺はそれから少し離れるくらいの位置を歩きながら先生について行く。

宇里も俺と同じようなことをしていたので宇里に話しかけに行こうとした。


宇里も俺に話しかけようと歩いていたっぽかった。


「ここからの眺めよさそうだな」


「そうだな、博多湾マップがあるぞ」


「ほんとだ、市賀島見えるかな?」


「もうちょい高いところ行ったら見えるかもな」


そう言いながら俺たちはタワーの上の階の展望三階に来た。

俺たちは外を眺めると圧巻の景色に目を奪われた。


先生が言うにはイルミネーションもあるし、夜の展望台での眺めは想像以上に良いと言っていた。

また来るときには行ってみてほしいと勧められた。


「この時間帯でもこの景色は圧巻だな」


「だな。ここまでいいなら夜になったときの景色を見たいな」


「また行きたいな」


あっという間に内部を見て回り先生たちが12:00に予約していた場所に食事をしにいくことになった。

逆に博多ポートタワーの場合はその周辺での店で各自食事をするという形だったらしい。


食事を済ませると、福岡空港行きのバスに乗り空港までの外の景色もぼーっと眺めた。

博多ポートタワーの方も俺たちが到着した10分後くらいに来た。


先生が俺たちを引率して飛行機に乗せていった。

飛行機が動くと体が少し浮く感覚がし少しずつ気圧が下がる感覚が来る。


その状態になって、俺は今さっきの福岡タワーの眺めについて思い出していた。

あれを夜に見てみたい。レナと見てみたい。もちろん母さんや父さん、美黒も一緒に。


また行こう

お読みいただきありがとうございます。

また行こうってとこで止めたかったので目標としている5000字には到達していませんが満足はしています。次話、というか次章はハシム編です。楽しみにしといてください。


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