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取り巻きメモリーズ(仮)  作者: しろすけ
6/6

遠足

 か、感想が!!!こんな小説を待っていてくれた神様のような心の広い方がいらっしゃったことで調子に乗っての更新です。前回までの評価・感想誠にありがとうございます。

 入学してから初イベントとも言える遠足が近づいて来た。クラスで行く場所を決めているのだが、候補が既におかしいと、庶民の感覚が消えない私の脳内は訴えている。当たり前だが近くの山に登ります、といったことは無く一番の近場は京都でそれ以外は海外となっている。たかが遠足で海外とはどういうことだと思わなくはないが、華宮学院はただの学校ではないからしょうがないと無理やり納得させた。

 そんな中、クラスの意見は半分に割れておりお互いに一歩も譲らない。女子のほとんどがフランスに手を挙げており、男子のほとんどがドイツに手を挙げている。このことでかれこれ十分以上膠着状態が続いている。担任もこの状態をどうすることもできずに困り果てている。


「橘君んと浪山さんはどこがいいなどの意見はありますか?」


この一言でクラス全員の視線がこちらに向く。未だにどこにも手を挙げていないクラスの権力者ともいえる橘の意見を聞くことでこの状況を打破しようとしているのは明白だ。確かにこの場面で橘が意見すれば橘の希望で決まるであろう。なんともせこい感じがするのは私だけだろうか。というかこんなことがあるから橘は作品内でも俺様になるんだろうな。自分の意見で物事がほとんど決まればそれはあんな俺様何様橘様になるわ。しかし、私の行きたいところは既に心の中には決まっていた。橘の意見に決まるのならば少し前に私が意見するのも変わらないだろう。


「「京都がいいと思います。」」


・・・まさかの被った。いや、まさか国内を橘が希望するとは思わないだろう?クラスの空気も固まったままである。そりゃそうだ。まさか誰も挙げていない候補を橘が選んだことで次の一歩を踏み出すのをためらうのは分からなくはない。休み時間のような空気が漂い、誰も話さない空間が三秒程度たった所で担任が頑張った。


「京都という案が出たがどうだろうか?」


「京都でいいと思います。」


殆どの生徒がそう答えた。先程までフランスとドイツで対立していた空気はどこにも見られない。完全に京都で決定だ。これが橘の力か、強すぎるだろう。まだ、小学一年生なのに周りも空気読みすぎだと思いうんだが。まあ、行き先が決まってよかったということにしよう。私自身京都が好きなこともあって遠足がとても楽しみになった。寺などの雰囲気が好きでおいしいものが多い所もいい。行って楽しい食べておいしいというのは本当にいいところだと思うのだが。お土産に何を買おうか帰ってから早速調べないといけないな、と上機嫌でそんなことを考えていたから私は隣からの視線に全く気が付かなかった。

これからも更新できるように頑張りますが見切り発車で尚且つ気分屋の為更新には波がございます。ご理解いただければ幸いです。

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