90.家の場所
※この物語はフィクションです。実際にいる人物、団体とは一切関係ありません。
ラン原作品
現代異世界ファンタジー
『アサシン』
毎週土曜日に1話ずつ投稿!
原作だけでなく、イラストなども投稿しているので、気になる方はXを見に行ってみてください。
イラスト垢 @RAN_assn
創作メイキング垢 @Ran_Makin
そして、約束の休みの日…
アカネがなんとかラールとアポを取り、家へ行く事となった2人。
アカネ「あいつ、天界住みじゃねぇんだな」
ネス「なんで天界出身だと思ったのよ」
アカネ「え?だって天界にいたし…」
ネス「天界にいたって天界出身とは限らないでしょ」
アカネ「まぁ、確かに…」
そうして話していると、目的のバス停に留まり、そこで降りる2人。
バス停から歩いて6分くらい先にラールの家があるとされている。
そして、目的の場所についたネス達。
ネス達の眼前には、アパートがあった。
アカネ「ここの…あそこか?」
アカネが指差す先は、一階の一番右端の部屋だった。
ネス「部屋の番号的にそうでしょ」
アカネ「あいつ、金なくてここにしか住めなかったのか?」
ネス「そんなわけ…あるのかも…」
アカネ「取り敢えず、入ろうぜ?」
アカネが扉に近づき、コンコンとノックをする。
中からなんの返事もない。
ネスはそばにあったインターホンを鳴らす。
だが、それでも返事がこない
アカネ「間違えたのか?」
ネス「でも、あってるはずよ?」
???『あ、勝手に入ってきても良いよ』
突然ラールの声が響く。
アカネ「どこから!?」
ラール『ここだよ』
声のする方を見るとネスのスマホからだった
ネス「ねぇ、私あんたと電話した覚えないし、着信掛かってきた記憶ないんだけど?」
ラール『近くにいたからスマホハッキングして勝手に通話アプリ開いておいた』
ネス「しれっとハッキングすんな。で、部屋入って良いの?」
ラール『良いよ。だって、鍵開いてるし』
ドアノブに手を掛けると、すんなり開いたドア。
アカネ「鍵閉めろや!!危ねぇだろ!」
ラール『大丈夫だよ。だって、その部屋、何にもないし』
そう言われ、入ると、本当に何もなかったのだった。
電気も付いておらず、家具も一般的なものが揃うのアパートの内装だった。
アカネ「で、お前どこいんだよ」
ラール『あっ、ちょっと待ってて』
そう残すと、ラールとの通話は切れ、ネス達はどうしたらいいのか呆然とする…
その時…
ガバッと何かが外れる音がした。
その先には、床から出てからラールだった。
アカネ「はっ!?ラール!?」
ラール「いやぁ色々ややこしいから、まぁ、取り敢えず、こっちに来て」
ネス達は言われた通りラールの出てきた方へ行くと、床下に階段が続いており、地下室となっていた。
ラールの家
床下には広い部屋が広がっており、そこにはラールのデスクトップパソコンと、ソファ、テレビ、そして、椅子に座る白髪の屈強な男性がいた
アカネ「…お前、生活できてるか」
ラール「僕ロボットだから別に人間みたいな事しなくても平気だけど?」
アカネ「そう言えばそうだったな…てか、なんつうか…」
アカネは部屋を見て回る。
見えないところに一応部屋が2個存在しており、1つは真っ暗、もう1つはベッドのある寝室だった。
ラール「ちょっと?勝手に人の部屋見ないでくれる?」
アカネ「いや人じゃねぇじゃん」
ラール「言えてる」
アカネ「てか、ネスがずっと固まって動かないんだが?」
ラール「ネス、男の部屋に来るの初めて?」
アカネ「いや、多分…」
視線の先は椅子に座る白髪の男だった。
ラール「あぁ…この子ね…」
アカネ「てかコイツ誰だよ。なんか地味にお前に似てるし…ナルシストかよ」
ラール「ボロカスに言ってくるじゃん。この子はまだ造りかけの、僕と同じロボット、まぁ機械人形だよ」
アカネ「なんで機械が機械造ってんだ」
ラール「それ今の現代社会に言える?」
アカネ「ほんとだ…」
ネス「潰していい?」
ラール「ダメだよ。僕の2年間が無駄になる」
アカネ「てか、なんでこんなところに地下あるんだよ」
ラール「それ聞くんだ…てか、この地下室
元からあるよ」
アカネ「…マジ?」
ラール「うん…ここは、僕を造った制作者の家だからね」
アカネ「お前を造った制作者の家?そっか、機械人形だから誰かが造ったって事だもんな」
ラール「そう。その制作者の家を僕が買い取って住んでる感じ」
ネス「…そう言えば、ずっと気になってた事があるのよ」
ラール「何?」
ネス「ライオウがあんたに向かって『刑期を終えた』って言ってたけど、どう言う事よ」
ラール「あぁ…その件に触れちゃう感じ?」
アカネ「?何がだよ…」
ラール「まぁ、隠してても仕方ないよね…いずれバレてた事だし…いっか」
アカネ「え?ん?」
ラール「それなら、語るしないか…僕の過去…」




