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原作品『アサシン』第3期 ~厄災の復活~  作者: ラン


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7/12

89.何もない日

※この物語はフィクションです。実際にいる人物、団体とは一切関係ありません。


ラン原作品


現代異世界ファンタジー


『アサシン』


毎週土曜日に1話ずつ投稿!



原作だけでなく、イラストなども投稿しているので、気になる方はXを見に行ってみてください。


イラスト垢 @RAN_assn


創作メイキング垢 @Ran_Makin

 シルエの件から数日後…


 アサシンのメンバーは自分達の普通の日常を送っていた。


 ここしばらく、依頼もなく、魔獣討伐もしていない日々だった。


 そんな日常に苦言を申す存在が1人ギルド『アサシン』に存在した…


スージーの部屋


アカネ「……暇だ!!!」


ネス「うっさい、帰れ」


 そう、アカネだ。


 部屋にはネスとアカネの2人だけ。


 アカネは学校帰りにネスの部屋に寄ったようだった。


アカネ「いや、事実そうじゃねぇか!ここ数日依頼はシルエ以降0件!!魔獣の討伐をしようと狭間に行くも魔獣の気配なし!!なんだよ!このクソつまんねぇのはよ!!」


ネス「なら異世界調査しなさいよ」


アカネ「なんか地味だからヤダ!!」


ネス「……はぁ…」


アカネ「なぁ!なんか依頼取ってきてくれよ!」


ネス「サラリーマンの営業か何かだと思ってんの?あんた」


アカネ「え?違うの?お前の美貌で異世界人堕としてこいよ。まぁ、既に2人くらい堕ちてるけどな…」


ネス「はっ倒すわよ?なんなら、それ規約違反よ」


アカネ「はぁ!?マジかよ!」


ネス「そうやって媚び売って依頼貰うのはギルド運営規約の中でも相当重い罰よ。この行為を一回でも行ったら…」


アカネ「い、一回でも行ったら?」


ネス「ギルドは強制解体、そして2度とギルドを作れないようにメンバー全員がブラックリスト入りされるわ」


アカネ「すみませんでした!!2度とこんな事は言いません!!」


ネス「はぁ…まさか、こんな時に私がリーダーで良かったって思うなんて思わなかったわ…」


アカネ「俺だったらしてたな」


ネス「あんたヤバ…」


アカネ「てか、なんで依頼来ないんだよ…ウイの件にアクアの件…全部俺らでやったのに…」


ネス「ウイの件についてはギルドの実績ってか私の実績なんだけど?」


アカネ「今となってはランクも12行ったのに…なんで誰も依頼しないんだよ…」


ネス「やっぱり、新参者がいきなりここまでランク上げたのが不自然だって思われてるのよ。だから、シルエ見たく縋る思いとかじゃないと依頼も来ないわよ」


アカネ「あぁ…てか、あれからあの2人どうなったんだろうな…」


ネス「さぁ…どうなったんでしょうね…」


アカネ「はぁ…てか、元々依頼なんてクソほど来てないけどな…」


 今受けた依頼は最初の依頼とラールから送られた2通の依頼、そしてシルエからの依頼の4つのみ。


ネス「少しは長い目で見てみたら?」


アカネ「長い目で…なぁ…」


 そう思っていた時…


アカネ「あっ」


 アカネがふと思いたったかのように突然立ち上がり始めた


アカネ「そうだ!今の魔界をどうにかしようぜ!」


ネス「はぁ!?」


アカネ「ほら、悪魔商人も言ってただろ?新しくなった魔王が謎の昏睡状態になってるって!だからそれを調べようぜ!!」


ネス「またあんた余計な事に首を突っ込んで…」


アカネ「いや!もしかしたらこの裏にとんでもない陰謀が隠れている可能性だってあるだろ!?」


ネス「そんなもんあってたまるか」


アカネ「なんだよ!ほんとつまんねぇな!」


ネス「私はつまらない奴で結構よ」


アカネ「あぁあ、ラールだったら悪ノリしてくれるのによ…」


ネス「…そんなに言うんだったらラールのところ行けば?」


アカネ「あっ」


ネス「なんで今気づくのよ…」


アカネ「じゃあラールのとこ行ってくるわ!」


ネス「てかあんたラールの家知ってんの?」


アカネ「天界じゃねぇの?」


ネス「違うわよ」


アカネ「どこだよ!お前知ってんのか?」


ネス「前にラールが住所をチャットで送ってきたから知ってるわよ」


アカネ「俺にも共有してくれ」


 ネスが無言でラールの家の住所をコピペして送った。


アカネ「?どこだここ?」


ネス「今いるところから徒歩で1時間掛かる距離にいるわね」


アカネ「…バスだと?」


ネス「約20分くらい。それでも片道240くらいよ?」


アカネ「今の時間行ってもな…」


 アカネは窓から外を見る。


 既に日は沈みかけており、もう夜の時間だ。


ネス「こんな時間行っても向こうも色々あるし、突然押しかけたら色々迷惑でしょ」


アカネ「それもそうだな…じゃあ、次の休みラールのとこに行こうぜ!」


ネス「なんで行きたがるのよ」


アカネ「なんか気になる!」


ネス「1人で行ってきて」


アカネ「お前も来いよ!俺が迷ったらどうすんだよ!」


ネス「知らん」


アカネ「いいから!あと、ラールにアポ入れてくれよ!」


ネス「なんでも人任せにすんな!アポくらい自分で入れろ!!」


アカネ「えぇ…分かったって…」


ネス(コイツは…本当に…)


 こうして、ネスとアカネは休みにラールの家へ行く事が決定したのだった。

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