24話目:侍が迷宮入り
続きの更新ですが、 現在いろいろ迷ってます・・・ はい。
出来上がってはいるんですが、 ちょっと変な方向に行ってしまってましてですね。 はい。
すみませんが、 もうしばらくお待ち下さい。
『廃墟(砂漠都市)』 〜斬月〜 (夜)
砂漠の真ん中に微かに残る 人が住んでいた面影。
人はそれを 『旧 砂漠都市』 と呼んだ。 (現在の砂漠都市はレスト)
その砂漠都市には 建物がそこに建っていた[跡]があるだけだった。
その[跡]も いずれは砂に呑まれ なにも残らなくなるだろう。
・・・そんな、 忘れられた地に斬月は立っていた。
「・・・・・・・・・・・・。」
彼は立ち尽くし 寂しげな顔をして空を見上げていた。
空の向こう側に[なにか]を忘れてきたかの様に・・・。
「なにを考えてるんですか? こんな所で。」
残月が振り返ると、 スーツにシルクハットの見るからに怪しい男が立っていた。
「貴様は・・・。 先日の変態男か・・・。」
「へ、変態じゃありません。 同性愛者なだけです。」
「・・・・・・どうだかな・・・。」
斬月は 呆れる様な仕草をした後、 腰に差してある刀を抜いた。
「・・・貴様の目的はなんだ。」
「・・・貴方とお話がしたかった・・・ ではいけませんか?」
「もう一度訊く。 目的はなんだ。」
「貴方とお話がしたかった。 それだけです。」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
斬月は刀をしまうと。 男に名前を訊ねた。
「私の名前ですか? 『今は』エドワードと名乗っています。」
「・・・『今は』・・・だと?」
「そこは深く考えないで下さい。 昔は昔 今は今です。」
エドワードと名乗る男は そう言って妖しく笑う。
興味本意で詮索するな。 そうゆう意思を込めての笑いなのだろう。
「次は貴方の番ですよ。 斬月さん。」
「・・・今、貴様が言っただろう。 なにが『貴方の番』だ。」
斬月はそう言ってエドワードを睨みつける。
「・・・そう邪見しないで下さい。 ちょっとした悪ふざけです。」
エドワードは宥める様に言うが、 斬月は警戒を解かなかった。
「・・・これ以上は時間の無駄だ。 俺の前から消えろ。」
「嫌だと言ったら・・・ どうしますか?」
「俺は殺しを好まない。 無駄に刀を抜かせるな。」
斬月は刀に手を添え エドワードを睨む。
「・・・わかりました。 気が向いたらまた逢いましょう。」
「気が向くことなど2度とない。」
エドワードは踵を返し その場を立ち去った。
「・・・帽子屋・・・。 貴様は俺になにを求めようとした・・・。」
斬月はエドワードが消えていった方向を見つめ そう呟く・・・。
エドワードは斬月になにを伝えたかったのだろうか。
・・・それを知るのはもっと先の話になるだろう・・・。 多分・・・。
その後も 斬月は廃墟に残っていた。
砂漠に吹く風が 斬月の髪を靡かせる・・・。
「風が強くなったな・・・。 これ以上は危険か。」
斬月はそう言うと ジスパに向かって歩きだす
・・・・・・はずだった。
「・・・ここは・・・。」
斬月が瞬きをする ほんの一瞬の出来事だった。
さっきまでいた砂漠ではない 薄暗い迷宮に斬月は立っていた。
「・・・立ち去るのが遅すぎた。 ・・・とゆう訳か・・・。」
〜その頃 ケンジ達は〜
「牛ごらぁぁぁぁぁあああああああ!!!!! 待てぇぇえぇえええええええ!!!!!」
「モォオオオォオォオオオオォォォォオオ!!!!!!!!」
「いつまでリアル鬼ごっこをやるんですか・・・。」
「牛野郎が逃げ回るからだぁぁぁあああ!!!!!」
「モォオオォォオオォォオオオオオオオォォォオォォ!!!!!!!!!」
「・・・早く捕まえないと中編始まりますよ。」
「猟銃使うぞ牛野郎ゴラァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」
「ウモォオオオォォォオオォオオオオォオオ!!!!!!」
「最初から使って下さい。」
〜その頃 エドワードは〜
「砂漠って広いですね。 迷っちゃいました。」
「がんばれ。 俺も一緒だから。」
「・・・あなたは誰ですか?」
〜その頃 鉄くずは〜
「いらっしゃいませ〜。 ありがとうございました〜。」
「レジお願いします。」
「はいはいただいま〜・・・。 (眠いなぁ〜)」
♪THE・END♪
斬月の役割はキーマンですが、あまり役に立ちません。はい。
エドワードのモデルは(不思議○国○アリス)の帽子屋です。
あと、映画の俳優がエドワードさんとゆう偶然にビックリです。
おまけ(短編)のタイトルが決まりました。
『アローン・イン・ザ・ダーク』暗闇に(で)一人ぼっち。 です。
※タイトルの文字数によって多少変化すると思います。