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平和な世界に勇者召喚  作者: 和威
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朝です。

この話書いてたら、いきなりフリーズ!?

新しいとこ、三行くらいしか書いてなかったから良かったけど、小まめな保存大事だね!


あ~、気が重い。

行かなきゃ駄目かなぁ。

ランクは上げたいけど、行きたくないなぁ。

…………逃げ、切れないよね……勝てる気がしない。

考えてみれば、ゲームや本でも魔王に挑むのは勇者だけどパーティ組んでるやん!

魔王は1体だけど、勇者パーティ組んでるやん!

1対1じゃ勝てないのか、勇者!

しっかりしろよ、勇者!

情けないぞ、勇者!

私だよ、勇者!くそ~~~~~(泣)





嫌々、着替えを済ませた時 ドアがノックされた。

まさか、もう来たの!?

返事をすると、入ってきたのは何とミシェルだった。

「御久しゅう御座います。チナツお嬢様。」

「…………ミシェル?どうしてあなたが此処に?」

「フフ、あの後私 ずっと森の中で特訓しておりましたの」

……いや、メイドの仕事は!?

「そうしましたら、旦那様からお嬢様のお話をお聞きしまして、護衛としての同行を許可されました。」

「えっ!じゃあミシェルも付いて来てくれるの!!」

「お嬢様の行かれる所、メイドのミシェル有りですわ。」

ダンジョンにメイドって、どうなの?

とは思うけど、凄く嬉しい!

私は、ミシェルに抱き付いた。

「有り難う、ミシェル!凄く心強いよ!」

ミシェルも抱き締め返す。

「フフ、そう言って頂けると来た甲斐があると言うものです。さぁ、お嬢様、御髪を整えましょう。」

「うん、お願い!」


準備が整い、居間へ行くと

何故か、朝ごはんをつついているヴァ……大型犬が居た。

今日はシンプルな黒いズボンに青いシャツだ。

シャツの前は開けてあり、首もとから銀のチェーンが覗く。

いつも黒1色と言う訳ではないらしい。

なんか、不機嫌?

「……おはようございます。…何で、うちでご飯食べてるの?」

チラッ、と私の顔を見てご飯を見た。

「迎えに来たら、無言で差し出されたぞ?旨いから食べている。」

旨い、と言われ気分が少し高揚する。

「うんうん、お父さんの料理は美味しいもの。」

「……俺は、チナツの作ったものが食べたいがな?」

ニヤリと笑って言う。

「残念だけど、この世界の料理は出来ません。覚えたいとは思うけど、」

「チナツの居た世界の料理で良いじゃないか。甘いのは苦手だが、チナツが作ったのなら食べるぞ?激甘でもな。」

フッ、と微笑む。

……顔が良いだけ、顔が良いだけだ!

「食材がよく分からないから、作りません!」

「……残念だ。」

本当に残念そうな顔をした。

少し、罪悪感が生まれる。

私が何か言う前に、ミシェルがご飯を持って来てテーブルに並べた。

「ミシェルは食べたの?」

「はい、来る前に済ませてあります。」

ならいいかと、椅子に座り朝ごはんを食べ始めた。

やっぱり、美味しい。

パクパク、もぐもぐ、……パク…

「……あの、そんなに見られてると食べにくいんだけど、」

既に食べ終わっていたヴァ、大型犬が…………面倒臭いからもぅ、いいや、

ヴァンが私を見ていた。

「気にするな。」

「いやいや、気になるから!」

「はは、そうか?いつも1人で食べてるからな、新鮮だったんだよ。同じテーブルで食べてるのがな。」

そう言うと、ヴァンは食後の珈琲ぽいのを飲み始めた。

まぁ、王様だものね。

会食?とか以外は1人かな、その会食だって仕事だよね。

そう思うと……

私は頭を振って考えを追い出し、ご飯に集中した。


「で、何でメイドが付いてくるんだ?」

私が食べ終わるや、ヴァンが口を開いた。

不機嫌そうな理由はそれ?

「何でと言われても、」

「チナツお嬢様はクロイツ家の令嬢ですよ?護衛が付くのは当たり前ですわ。」

……今まで、付いてなかったよね?

口には出さず、ミシェルを見た。

ニッコリと微笑まれた。

「……護衛なら、俺1人で充分足りている。必要ない。帰れ。」

「旦那様からの命ですので、帰りませんわ。其れに、お嬢様に対魔物で護衛が必要とは思っておりません。私はそれ以外の御世話兼護衛です。」

ミシェルとヴァンが静かに睨み合う。

ピリピリとした空気を物ともせず、お父さんがやって来た。

テーブルの上に大きめのバスケットを置いた。

「……持っていけ。」

「何が入ってるの?お父さん。」

「……お弁当。ダンジョン内で食べると良い。」

「ありがとー!お昼が楽しみになったよ!ティオ、お願い!」

「ニャ~!」

ティオが返事をして、バスケットに前肢を置いた。

バスケットが消える。

ティオは満足気に前足をペロペロしていると、むんずと首根っこを掴まれた。

ヴァンだ。

ヴァンはティオを目の前まで持ち上げると、

「生きたアイテムボックス、だと?……ぶっ!?」

ティオが後ろ足をヴァンの顔面に置いた。

ヴァンが手を離すと、宙返りしてテーブルに着地する。

「うちは、ご主人の物ニャ!乱暴は許さないニャ!」

器用に後ろ足で立つと、シュッ!シュッ!と猫パンチをして見せた。

「何なんだ、こいつは?アイテムボックスで猫で喋る、そんな存在見たことも聞いたこともないぞ?」

ヴァンが私に聞いてくる。

「……私に聞かれても~、召喚後にこうなってたもの。」

「…………召喚後?」

ミシェルがティオをじっと見ていた。

「ティオ様は、喋れるだけでなく便利機能まで御持ちでしたか。流石は、お嬢様のペットです。」

「ニャ!?ペットじゃないニャ!パートナーニャ~!」

「…………失礼しました。パートナー様です。」

「ニャ~。」

ティオは満足気に頷いた。

「まぁ良い。準備は出来たんだな?なら、行くぞ。」

「あ、うん。お父さん、行ってきます。」

「……ああ、気を付けて行ってこい。」

私は、お父さんと抱き合った後、ティオを抱き上げた。

ヴァンが扉を出現させた。

「…………メイド、先に行け。」

「…………一緒に行こう、ミシェル!」

私は、ミシェルの手を取り扉をくぐった。

背後でヴァンの舌打ちが聞こえた。

ミシェルを別の場所に跳ばす気だったようだ。

油断も隙もない!





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