便利なティオ
シリトリΨ( ̄∇ ̄)Ψ
(⌒‐⌒)リンゴ
ゴールデンキウイΨ( ̄∇ ̄)Ψ
(⌒‐⌒)イチゴ
ゴ……ゴ?ゴマ…?Ψ( ̄∇ ̄;)Ψ
(⌒‐⌒)クダモノシリトリデショ?
…………Ψ( ̄∇ ̄)Ψ
マタカヨ!?☆(〇o(○=(ーοー)o
魔物と出逢う事もなく、王都の街門まで来る事が出来た。
門の前に出来た行列の後ろに並ぶ。
ドキドキして来た。
自分の名前が娘として追加された身分証で、ちゃんと通れるのか。
不安になって、つい、お母さんの手をギュッと握ってしまった。
お母さんは、私の頭を優しく胸元へ引き寄せ 撫でてくれた。
ティオも私の膝に頭を擦り付けて、慰めてくれた。
「大丈夫よ。私も見せてもらったけど、おかしな所なんて無かったわ!」
「うん、分かってはいるんだけど……。」
「……ニャ!?うちは、身分証いらないニャ?」
ティオの言葉に、2人はまじまじとティオを見た。
「……ペットの身分証って有るの?」
「……聞いた事無いわねえ?」
「!ペッ…ペット………ティオは、ティオは、パートナーニャ…!」
「!ティオ、ごめん ごめんね~。ティオは、私の大事なパートナーだよ!」
私は、ティオを抱き締めた!
「……ペットニャ」
「うぐっ!とっても可愛くて!とっても便利なパートナーだよ!」
「便利ニャ~!」
「うん!便利!」
何てやってる間も馬車は、ガタガタと進む。
ん?進んでる?
馭者席から、お兄ちゃんが言う。
「とっくに検問通り過ぎてるから、大丈夫だよ!」
「え~!中、確認とかしてないじゃない?」
「そりゃ、実家の力が強いからね~。クロイツ伯爵家と王家の印が押された馬車の中なんて、誰も確認したがらないさ。」
「そんなもの?」
「そんなものさ。」
ドキドキして損した。
でも、そんなに強いのか、クロイツ伯爵家って……。
確か、公爵 侯爵 の次が伯爵家で 伯爵と言っても上位と下位が有った気がする。
て事は、上位貴族かぁ。
「お、ついたみたいだな。取り敢えず、この馬車 借り物だから返してくるよ。運べる荷物だけでいいから、手伝いよろしく!」
「勿論だよ!お兄ちゃんが帰ってくる前に終わらせちゃうからね!」
「あははっ。頼もしいね!」
私達が馬車から降りると、お兄ちゃんはそのまま馬車で行ってしまった。
私はティオを抱いて、お父さんの側に行くとティオを前に突き出した。
「ティオがいれば、直ぐに終わっちゃうよ!」
「任せるニャ~。」
「……?」
「まぁ、見てて!」
私は、幌の中に入るとティオを下ろした。
「ティオ、この中の荷物 全部収納しちゃって!」
「やるニャ!」
言うなり、手近な物からテシテシ 前足で触っていく。
瞬く間に 馬車の中は、空っぽになった。
「…凄いな」
「あらぁ、ティオちゃん凄いのねぇ」
お母さんがティオを抱き抱えると、胸の谷間にティオが埋まった。
「ニャはは~ うちは凄く便利なのニャ~。」
そう言うと、ティオは頭を左右にフリフリさせた。
「あんっ!ティオちゃん、くすぐったいわ~。」
「…………」
この子、性別無かったはずよね?
と思いながら、私はティオをお母さんから回収して 両親と共に真新しい木の匂いがする建物に入った。
1階は、食堂と住居 2階が1人用の宿泊部屋 3階が2人用の宿泊部屋になっている。
私は、お母さんに言われた場所に 荷物を出してもらっていった。ティオだけで良いんじゃないか?と思ったら、私が側に居ないとティオは、物の出し入れが出来ないようだった。
「ご主人 専用ニャからニャ~。」
て、事らしい。
「チナツのおかげで、時間に余裕が出来た。ありがとう。」
お父さんに頭を撫でられた。
大きな手でグリグリと……ちょっと恥ずかしいけど嬉しい。
「ティオのおかげで褒められたよ。」
と、今度は私が ティオの頭をグリグリ。
「ニャ~。照れるニャ!」
「ウフフ。ティオちゃんのおかげね!チナツ、時間が出来たから一緒にお買い物に行きましょ!」
「えっ、良いの?」
「えぇ、勿論よ。必要な物 片っ端から買っていきましょう!ティオちゃんが居れば荷物の量なんて関係無いでしょ?
「うち、お役立ちニャ!一杯入るニャ!」
お父さんを見る。
「…行ってくると良い。」
また、頭をグリグリされた。
「行ってきます!」




