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平和な世界に勇者召喚  作者: 和威
22/107

便利なティオ

シリトリΨ( ̄∇ ̄)Ψ

(⌒‐⌒)リンゴ

ゴールデンキウイΨ( ̄∇ ̄)Ψ

(⌒‐⌒)イチゴ

ゴ……ゴ?ゴマ…?Ψ( ̄∇ ̄;)Ψ

(⌒‐⌒)クダモノシリトリデショ?

…………Ψ( ̄∇ ̄)Ψ

マタカヨ!?☆(〇o(○=(ーοー)o

魔物と出逢う事もなく、王都の街門まで来る事が出来た。

門の前に出来た行列の後ろに並ぶ。

ドキドキして来た。

自分の名前が娘として追加された身分証で、ちゃんと通れるのか。

不安になって、つい、お母さんの手をギュッと握ってしまった。

お母さんは、私の頭を優しく胸元へ引き寄せ 撫でてくれた。

ティオも私の膝に頭を擦り付けて、慰めてくれた。

「大丈夫よ。私も見せてもらったけど、おかしな所なんて無かったわ!」

「うん、分かってはいるんだけど……。」

「……ニャ!?うちは、身分証いらないニャ?」

ティオの言葉に、2人はまじまじとティオを見た。

「……ペットの身分証って有るの?」

「……聞いた事無いわねえ?」

「!ペッ…ペット………ティオは、ティオは、パートナーニャ…!」

「!ティオ、ごめん ごめんね~。ティオは、私の大事なパートナーだよ!」

私は、ティオを抱き締めた!

「……ペットニャ」

「うぐっ!とっても可愛くて!とっても便利なパートナーだよ!」

「便利ニャ~!」

「うん!便利!」

何てやってる間も馬車は、ガタガタと進む。

ん?進んでる?

馭者席から、お兄ちゃんが言う。

「とっくに検問通り過ぎてるから、大丈夫だよ!」

「え~!中、確認とかしてないじゃない?」

「そりゃ、実家の力が強いからね~。クロイツ伯爵家と王家の印が押された馬車の中なんて、誰も確認したがらないさ。」

「そんなもの?」

「そんなものさ。」

ドキドキして損した。

でも、そんなに強いのか、クロイツ伯爵家って……。

確か、公爵 侯爵 の次が伯爵家で 伯爵と言っても上位と下位が有った気がする。

て事は、上位貴族かぁ。

「お、ついたみたいだな。取り敢えず、この馬車 借り物だから返してくるよ。運べる荷物だけでいいから、手伝いよろしく!」

「勿論だよ!お兄ちゃんが帰ってくる前に終わらせちゃうからね!」

「あははっ。頼もしいね!」

私達が馬車から降りると、お兄ちゃんはそのまま馬車で行ってしまった。

私はティオを抱いて、お父さんの側に行くとティオを前に突き出した。

「ティオがいれば、直ぐに終わっちゃうよ!」

「任せるニャ~。」

「……?」

「まぁ、見てて!」

私は、幌の中に入るとティオを下ろした。

「ティオ、この中の荷物 全部収納しちゃって!」

「やるニャ!」

言うなり、手近な物からテシテシ 前足で触っていく。

瞬く間に 馬車の中は、空っぽになった。

「…凄いな」

「あらぁ、ティオちゃん凄いのねぇ」

お母さんがティオを抱き抱えると、胸の谷間にティオが埋まった。

「ニャはは~ うちは凄く便利なのニャ~。」

そう言うと、ティオは頭を左右にフリフリさせた。

「あんっ!ティオちゃん、くすぐったいわ~。」

「…………」

この子、性別無かったはずよね?

と思いながら、私はティオをお母さんから回収して 両親と共に真新しい木の匂いがする建物に入った。

1階は、食堂と住居 2階が1人用の宿泊部屋 3階が2人用の宿泊部屋になっている。

私は、お母さんに言われた場所に 荷物を出してもらっていった。ティオだけで良いんじゃないか?と思ったら、私が側に居ないとティオは、物の出し入れが出来ないようだった。

「ご主人 専用ニャからニャ~。」

て、事らしい。

「チナツのおかげで、時間に余裕が出来た。ありがとう。」

お父さんに頭を撫でられた。

大きな手でグリグリと……ちょっと恥ずかしいけど嬉しい。

「ティオのおかげで褒められたよ。」

と、今度は私が ティオの頭をグリグリ。

「ニャ~。照れるニャ!」

「ウフフ。ティオちゃんのおかげね!チナツ、時間が出来たから一緒にお買い物に行きましょ!」

「えっ、良いの?」

「えぇ、勿論よ。必要な物 片っ端から買っていきましょう!ティオちゃんが居れば荷物の量なんて関係無いでしょ?

「うち、お役立ちニャ!一杯入るニャ!」

お父さんを見る。

「…行ってくると良い。」

また、頭をグリグリされた。

「行ってきます!」





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