初、獣人さん
シリトリΨ( ̄∇ ̄)Ψ
(⌒‐⌒)リブロース!
スキヤキ~Ψ( ̄∇ ̄)Ψ
(⌒‐⌒)キ、キンカハム!
ムッ?ムムム…ムシキング?Ψ( ̄∇ ̄;)Ψ
(⌒‐⌒)ムシハダメヨ?
……………Ψ( ̄∇ ̄)Ψ
ナンデ!☆(〇o(○=(ーοー)o
お兄ちゃんが慌てて戻ってきた。
何でも、ゴブリンの数匹を相手にしていたらしいんだけど、最後の1匹を仕留めた時 私と引き離されてた事に気付き、急いで戻ってきたんだって。
「何も、問題は起きなかったか!?」
「ん、問題無いよ!」
ゴブリンが1匹来たけど、問題なかった!
「そ、そうか 良かった。……もう少し、魔法の練習するか?」
「ううん、今日はもう良いよ。それに、そろそろ出発の時間じゃない?」
「うお!ほんとだ。これ以上 遅くなったら父さんに怒やされるな。急いで、戻ろうか!」
「うん!ティオ~戻るよ~。」
「ニャ~」
村に戻ると、幌馬車が2台 村の入口側に置いてあった。
1つは私とお兄ちゃんが乗ってきた馬車で、もう1つは両親が乗ってきた馬車だ。
荷物のほとんどが、親の馬車に積んである。
馬車に近付くと、ゴーリさんが見知らぬ2人を連れてやって来た。
「……チナツちゃん、王都で冒険者になるって聞いたんだが本当かい?」
「?はい、落ち着いたら ギルドに行こうと思ってます。」
「マジか!?っしゃあ~!」
何故か、ガッツポーズをして喜ぶゴーリさん 、だが 次の瞬間、お兄ちゃんの左腕が首に巻き付く。
「…何が、しゃあ~なのか あっちで身体に聞こうか?」
「ひ、人には言葉が有るだろう!言葉で聞けよ!」
「…昨日、近付くな、話すな、息するなって言っただろ?1つも守れてないじゃないか?」
「全部守ったら、死ぬだろ!?」
「……さっ、あっちへ逝こうか~。」
「あああ、助けろ~!チャム!チャッツ!」
お兄ちゃんに引き摺られて、ゴーリさんは行ってしまった。
チャム、チャッツと呼ばれた2人は 手を降って見送っていた。
「……では!初めまして~、私が姉のチャムだよ~!」
「……弟のチャッツです。」
「チナツ・クロイツです。初めまして」
チャムさんとチャッツさんは、なんと!獣人です!
丸っこい耳と長い尻尾。チャムさんが 20歳前半位の歳で茶色の虎模様、チャッツさんが20歳前位の歳で白色の虎模様。
「……?虎の獣人さんですか?」
「そだよ~!速さと怪力が自慢なんだ~!」
「……ゴーリと3人で、パーティー……。」
「私達も~ 王都で活動する冒険者だから~チナツがギルドに出入りしてれば~会えると思うんだ~。」
「……だから、挨拶。」
チャムさんは元気いっぱいに、チャッツさんはチャムさんの後ろに控える感じで大人しく言った。
「そうですね!王都で会ったら、よろしくお願いいたします。」
「うん!よろしくね~!」
「……よろしく」
挨拶を終えた頃、お兄ちゃんが戻ってきた。
ゴーリさんの姿は見えない。
「じゃ、チナツ。王都に向かおうか? 」
「えっ、あれ?ゴーリさ……」
「後で、このチャムがちゃんと拾ってくれるから 気にするな!」
「うぇ、嫌だよ~。」
「……ゴーリは、いつもの事。」
「なっ!ほら、父さん達も待ってるから行くぞ!」
そう言って、お兄ちゃんは私の背中を押し 馬車に乗せると自分はさっさと馭者席に向かう。
私は、先に乗っていたお母さんにすかさず 抱き締められた。
「遅いですよ~チナツ!お母さん、ずっと待ってたんだからね!」
「……ごめんなさい。」
「それじゃ~出発!」
「ん。」
お父さんの馬車が先に動きだす。
こうして、私は変な感じだけど まだ見ぬ王都へ戻った。




