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異世界帰還録  作者: 夜縹 空継
第一章:旅立ち
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余談「出会ってからの生活」

──夜天羅と婚縁を結んでから約4ヶ月。

互いに一目惚れからから始まり距離感を測りながら色々とドギマギしながら生活を送っていた。

恋人がいなかった俺にとって夜天羅は刺激が強すぎる…ただでさえ魅力的でスタイルがいい、そんな人が恋人でしかも最近はスキンシップが過激でキスをする回数も増えた。


今は二人で道場にいる。

寺には小さな道場があり夜天羅が住む書院からほど近い、以前からうちの寺の構造は気になってはいた

本堂、書院、道場、全てが庫裏(くり)から10メートル離れている。

そう…この寺は夜天羅がいる前提で建てられている。


「じゃあ、お前様!今日もはじめるかのう?」

「あぁ、よろしく」

彼女と手合わせをする。

俺は解魔の瞳が再度目覚めてからは基本的な膂力が上がり生活に馴染ませるのが大変だった、さらに解魔ノ瞳が発動すると上乗せで膂力が上がる。

瞳コントロールについても練習中だ、今は夜天羅の邪気に反応して強制発動している…こんな事情から鬼である夜天羅しか手合わせができない。


俺は竹刀を構える

夜天羅も竹刀を構えて動かない。

一呼吸置き、俺は姿勢を低くして距離を詰めるしかし彼女も即座に反応、薙ぎ払いで応戦。

バシッと竹刀がぶつかり合うその瞬間、俺は切先を下にした状態で受けてすぐ様上に切り払う。

「うわ!やるなお前様!」

「まぁ…なっ!」

上に切り払い上段に構える形になりそのまま袈裟斬りの要領で切り掛かる、だが夜天羅は上手く受け流すその後も剣戟は続き竹刀がぶつかる音が響く。

長く続いた攻防の均衡が崩れる。

結果は──俺の勝ち。


「ハァ…ハァ…」

「やはり刀術ではお前様に勝てんのう」

二人とも疲れてその場に座る、俺は夜天羅との手合わせで多量の汗が流れるが彼女は涼しい顔をしていた。

「そりゃあ、得意分野だしな…逆に徒手や鈍器持たれたら俺は勝てん」

彼女は武器全般の扱いに長けている、特に棍棒の様な鈍器は得意で徒手空拳も俺よりできる。

「今日も付き合ってもらってありがとうな」

「いいんじゃよ、わしも遠慮なく体を動かせしるのう」

「……………」

そう言った後夜天羅はこっちを見つめてきたかと思えば彼女は身体を起こして俺に近づいてくる。

「?」

どうしたのかと彼女を見上げると俺の横に座りすぐさま抱きついて来た。

「!?、ちょ、や、夜天羅!?今は汗かいてるしあんまり…!!」

うるさいと言わんばかりに急に口付けをされたいつもより長い口付けに俺は諦めて受け入れて夜天羅の肩を抱いた。


どれだけ時間が経ったのかわからないが満足したのか唇を離す夜天羅。

「き、急にどうしたんだよ?」

手合わせが終わったのにも関わらず心臓はずっと早鐘を打ち、顔は紅潮していた。

「んふふ、お前様が魅力的に見えて我慢できんかった」

「〜っ」

返答に困る、俺を褒めてくれているのはわかるがこうもストレートに言われると照れる。

その間も俺に抱きついたままの夜天羅、この時間があと数十分続いた。

今日は夜にもう一つ余談を投稿予定!

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