表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/47

はじまりの、おわり



静謐な空間に、魔法陣が浮かんでいた。


神殿の地下、徹底的に清められた部屋で私は、聖女召喚の魔法陣を維持すべく、魔力を流し続けていた。


私の他に神官長と、神官と魔法使いが一人づつ、魔法陣の近くにいる。


そこから少し離れた壁際に、父であるリズウェル公爵フェリックスが、心配そうにこちらを見ている。


その隣には、エラシオン帝国皇帝アーサー陛下。

そして……私の婚約者である、皇太子エドウィンが並ぶ。


心配そうにこちらを見る眼差しも、これで最後になるかも知れない。

しっかり合った眸と眸に、私は微笑みを浮かべた。

どうか、今までで一番、美しく微笑(わら)えていますように———








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ