第三回放送
※以下の内容は、『パンツイッチョマン 弐』の連載当時、「そこのけそこのけ、お馬鹿が通る」の後に掲載されていました。
♪ チャラッチャラッチャチャッラー(デケデケドンデケデケドン)、チャラッチャラッチャチャッラー(デケデケドンデケデケドン)
女声: パンツイッチョマンさんのテーマ(?)が流れてきました。皆さん、お待ちかねの『イッチョマン・ラジオ』のお時間です。進行は、私、養老銀子が務めさせていただきます。そして、今回もお迎えしました。最勝寺先生です!
♯ パチパチパチパチ~
最勝寺(以降、「最」と表す。): はい、どうもよろしくお願いします。もう白々しくゲストと紹介されなくて良かったです。……で、さっきから黙ったまんまだけれど、どうしたの?
男声: ちょっと振るのが早すぎますよ! もう少し時間を置いて、リスナーさんたちが「あれ? ナレーターさんはどうしたのかな?」「やっぱりあの人が居ないと面白くないな」などと実感してから登場するつもりだったのに!
最: あ、そうだったんだ。それなら、先に言ってもらわないと……。いや、先に言われたら「つまらないことは止めろ」と却下していたか。
ナレーター(以降、「>」と表す。): でしょ? 最勝寺先生に止められると、もう終わりですから。でも、早くツッコまれても、さっきみたいに切り込めますから、ネタとしてはなかなかのものでしたね。いわゆる鉄板ネタですね!
銀子先生(以降、「お銀」と表す。): ん? 鉄板ネタというのは確か、何度聞いても面白いという意味ではなかったですか?
最: うん、そうだね! だけど、どっちに転んでも使えるネタとしては特別だから、鉄板じゃなくて、アルミ板くらいにしておこう。
お銀: でも、一度使えば二回目はつまらないですから、アルミ板ではなくてアルミホイルくらいじゃないでしょうか?
> 銀子先生、手厳しい! 使い終わったら、クシャクシャに丸められて捨てられちゃうんですね。
お銀: いや。そこまでは言っていないですけれど……傷つけちゃったなら、ごめんなさい。
> いやいや、大丈夫。ノリツッコミというやつですよ。
最: ん? ノリツッコミとはちょっと違う気もするが……
『イッチョマン・スラップ!』
お銀: はっ! パンツイッチョマンさん!?
> いや、今のは「早く進行しろ」というディレクターからの指示です。銀子先生も、いい加減に慣れてください。
最: うーん。お銀ちゃんにとっては、ここに来るのに夢の世界を経ているからね。起きたらほとんどの事を忘れているはずなので――
> ――それじゃあ、改善されないんですか?
最: そこが難しいところで、ここに来るとある程度思い出しているはずなんだよね。現に、混乱なくこの場にスルっと馴染んでいるし。
お銀: 結局、今のはパンツイッチョマンさんではないんですね? ……なーんだ。
『イッチョマン・スラップ!』
お銀: はっ! パンツイッチョマンさん!?
>いや、だから――って、ループに入ってしまいますね。だったら、ええーいと――
♪ パァアンツー(チャッチャー)イッチョマーーン!
>出だしのコーナーは『最勝寺先生に聞く『パンツイッチョマン弐』の今後の展開』です!
最: え? いきなり公式ネタバレを強要!? それは本作がいくらハチャメチャとはいえ、やるべきではないかと思うな。
> 具体的なエピソードではなく、全体的な方向性とか、そういう感じです。銀子先生も出番が増えた方がいいですよね? そういうあたりも含めて、話せる程度で。
お銀: え? 私も出演するんですか? ……とりあえず、入浴シーンまでならOKです!
最: 意気込みはいいですけれど、そういう予定はありません。……じゃあ、大きな方向性として話すと……一作目は穴穿きとの戦いが主軸としてあったけれど、二作目は貝積社長との戦いが主軸になるのかな。
> 現時点では、専ら頭蓋骨博士との戦いですけれど。
お銀: あ! 私、その人に酷いことをされかけました!
最: うん。でも、酷いことでやり返したじゃん。
お銀: 酷いですか? 腕をねじり上げただけです。相手が力の逃がし方を知らなかったのは自業自得で、そもそもあれは正当防衛です。
> それには同意です。こっちも冷や冷やしましたから。
お銀: ん? 見ていたんですか?
最: ま、まあ、それはそれとして、あの懲らしめが後の火延の暴走に繋がって、商店街に被害が出た面も否めない。
お銀: え? じゃあ、私、悪い事しちゃったのかなぁ。
最: いやいや、気にしなくていいよ。世の中はぐるぐる回って繋がっているから、自分の行動の影響は過度に考える必要ありません。お銀ちゃんもあの時点で、未来の事故については想定できないから、どうしようもない。
お銀: ……だったらいいんですけれど。
> でも、最勝寺先生なら、魔法の筆を振るって、生じた被害をサラッと帳消しにできるんですから、そうすればいいんじゃないですか?
最: よく言われるんだけどねえ。「作者は自分の想像世界を思い通りにできる」とは限らないんだよね。個人的にはむしろそうできる方が少数派なんだと思う。今回の商店街、特にあの喫茶店の被害は「かわいそうだなあ」と思うけれど、「修理に掛かる費用どこから捻出するんだろう」とか考えると、何もなかったようにヌルっと元に戻せないよね。
> 私は、いろんな出来事を見ながら、「これはちょっと厳密過ぎなくねえか?」と思うんですが、ゴツゴウ・ユニバースという名に従ってそこは都合良くライトに流せないものなんでしょうか? 先日の理香珈さんの薬物投与も三回に分けてする必要ないでしょう。
最: でもさあ、いきなり注射銃を撃ち込めないでしょう? 相手は警察官だよ。理香珈はお銀ちゃんと違って強くないし。
お銀: いやいや、私なんて全然……
最: だから痴漢撃退スプレーのように噴霧して、相手を朦朧状態にして、その隙に麻酔。その後、記憶の拭き取りに分けると三段階必要じゃん。
> だったら、最初のスプレーにその三つの要素。というか、スプレーに最初から昏睡効果があったら、最初の朦朧とする部分は省けますよね。
最: ……うん。でも、スプレーで昏睡って強力すぎるでしょ!
> あ、なんかわかりました。そういう拒否感がゴツゴウ・ユニバースを形作っているのですね。
お銀: 難しい話をしているところで、申し訳ないですが、パンツイッチョマンさんについては何かないのでしょうか? あの口髭の人も「話題を変えろ」と指示していますし。
> はい、ディレクターですね。スタジオで一番偉い人ですが、今は最勝寺先生がこちらにいるので、何とでもなります。……なりますよね?
最: どうなんだろ? とりあえず、パンツイッチョマンに話を戻すと、本シリーズは強力な個との対決というより、大きな組織との対決を考えていた、という違いがあるね。
> なるほど。オルヒトは世界的企業ですからね。
お銀: オルヒトって、あの服飾の? ……もしかして、パンツイッチョマンさん、下着モデルをされるんですか?
> 違いますが……現実世界側で、パンツイッチョマンを広告に使いたいという方がおられましたら、最勝寺先生までご連絡お願いします。
最: ご興味があれば。一応、キャッチコピーも考えています。……ま、それはそれとして、貝積社長とパンツイッチョマンをマッチアップさせてみたら、意外にも相性が悪いのなんのって。そもそも、パンツイッチョマンは社会の規範を守っていない人だから、巨大組織が相手でもあまり立ち回りが変わらない。地に足を付けた集団なら、巨大企業は怖いはずなんだけどねえ。
> なるほど。むしろ、巨大企業にとっては個人規模のテロの方がむしろ脅威になりますね。
最: うん。そういう意味では、貝積社長がパンツイッチョマンを激しく敵視するのは正しいんだよね。だったら、組織より大きな社会、世論でパンツイッチョマンを制限するという手もあるが……
> 確かに。効果が薄いですね。最初から、世論の風当たりが強いから、その風が多少強くなろうとも今更感がありますね。
最: くわえて、なんだか枚鴨市はパンツイッチョマンの汚染が進んじゃって、もうアウェイでもなくなっているんだよな。世論がパンツイッチョマンを攻撃しても、枚鴨市は世論に対して真っ向から反抗するほど度胸はないけれど、隠れてパンツイッチョマンを支持し続ける独自性は持っている。
お銀: そりゃあ、そうですよ! 例え話でも、パンツイッチョマンさんを悪者扱いするのは腹が立ちますね!
最: ということで、そっち方面は難航中ですね。添谷くんの、「あ、あれは○○格闘術」キラーン!をもっと見たいんだけど……。
> いや、だからそう思うならやればいいじゃないですか!
最: 簡単にできないから困っているんだよ! ……いや、困ってはいないな。ロケ地さえ設定したら、あとは勝手に演じてくれる人たちばかりだから。
> なるほど。思っていたテーマどおりには進んでいないが、それなりには発展していると。
最: あ、そういえば、テーマと言えば、実は、「大組織vsパンツイッチョマン」という構図以外に書こうと思っていた事があって、第二シーズンのメインはノーパン刑事で行こうと思っている。
> へぇ。……でも、登場したのは第四話だけですね。
最: うん。だから、ちょっと慌てて出した感はある。
> でしたら、後半はノーパン刑事が多めに出てくると。ファンにとっては嬉しい予告ですね。
最: どうだろ。そもそも、ファンがいる気がしない。
> そんな事はないと思いますが、作者がああなので、予告が守られない可能性は高いと思います。
最: グサッ!
お銀: あの~、すみません。さっきから話しているノーパン刑事って方ですが、刑事さんなのにノーパンって問題あるんじゃないですか?
> あ、名前だけ聞くと「下半身丸出し」って印象を受けますが、穿いていないのは下着のパンツであって、その上のスラックスは穿いてますから。心配無用です。
最: パンツがらみで心配なし、といえば、こっちの世界で話題になった芸人がいるんだけど、ノーパン刑事との関連は一切ありません。
> 突然、何ですか?
最: いや、言ったとおり。パクりパクられと炎上する前の火消しです。特に、あちらへ「ノーパン刑事のパクリだろう!」と抗議する熱狂的なファンがいたら迷惑かけるので――
> あ、それなら、そんな人はいませんから心配いりませんよ。
お銀: 炎上するにもまずは注目浴びないといけませんが、そのあたりはどうなんでしょうか?
最: お銀ちゃん、厳しい所を突いてくるねぇ。……容赦のない特徴はまさに養老家の人だな。
> あと、ネタが古いのも気になりますね。私すらわからないネタもたくさんありますよ。お便りの中には、その手の質問も幾つかありまして、例えば『岸壁の母』なんて分かるわけないじゃないですか! これは昭和どころか、戦後ネタですよね。スタッフの偉い人が知らなければ、こっちも……というか、そもそもこんなネタありました?
最: 君の死らない場所でも『イッチョマン』は展開しているんだよ。ま、それはそれとして、分からなくて気になるネタがあったら「Webで検索!」してください。こっちもある程度はそうやって調べていますから。
> これは意外! てっきり先生は周りには「Webで検索!」と言いながら、自分では面倒くさがって、「Webで検索!」していないと思っていました。
最: まあ、ほとんどはそのとおりなんですけど、舞鶴は調べないとよく知らないから。で、「肉じゃが発祥の地」というネタもあったのたが、こちらは下手に手を出すと火傷する危険な代物だったので手を着けなかった。
お銀: え? どうしてなんですか?
最: 肉じゃが発祥の地には諸説あってね。一般人にとってはどうでもよくても、ご当地にしては「我こそは!」と一歩も譲らぬ論争が繰り広げられていて、その凄惨さたるや血で血を洗う……いや肉じゃがだから、芋で芋を洗う――
> それ、言いたかっただけでしょ! 意味が通っていませんよ。
最: バレたか。というか、ツッコミありがとう。流されると逆に厳しかった。まあ、古いネタに関しては、連載当時すでに古いってことは後から読んでも古いわけだから、色褪せてないと言えるよね。
>いや、それは最初から色褪せているんじゃないでしょうか!
最: じゃあ、言い方を変えよう。セピア調です。
お銀: アハハ、なんだかフィルターみたいてすね。
『イッチョマン・スラップ!』
お銀: はっ!
> また、驚いている。
お銀: ……そういえば、パンツイッチョマンさんはどうなったんですか? 怪我をされていましたが無事なんでしょうか?
> おお、銀子先生。なかなか流れを戻すのは上手いですね。では、そのあたりどうなのでしょう? 最勝寺先生。
最: まあ、骨折だから一ヶ月はまともに動けないよね。一ヶ月経ってからようやくリハビリだから、本調子まではさらに掛かるかな。
> そうなると、かなりの休憩時間になりますね。放映二三回分は動けませんか?
お銀: ええーっ! それは困りますよ。パンツイッチョマンさんに長い間会えないなんて。
最: ……恋人のリッキーとはどのくらいの頻度で会ってたっけ?
お銀: 月一回。
最: それと変わらないじゃん。
お銀: それはそうですけれど、リッキーとは毎日メッセージのやり取りしているから平気なんです。
> ちなみに、一日何回くらいですか?
お銀: 一二回?
> 少なっ! それじゃあ、「おはよう」と「おやすみ」で終わっちゃうじゃないですか。
お銀: あ、「おはよう」は言いません。お互い、朝は忙しいですから。
最: じゃあ、「おやすみ」以外には言わない日もある。
お銀: ええ。毎日、伝えるべき内容ってなかなかないものですからねー。
> それって、本当にお付き合い――
最: ――まあ、人それぞれ。お付き合いの形もカップル毎に自由だからいいじゃん。
> まあ、先生がそう言うなら……。ヒソヒソ(カレシの浮気、伝えなくていいんですか?)
最: ヒソヒソ(養老家が動いてリッキーが消される可能性があるから、自然消滅が望ましいんだよ)
> ヒソヒソ(な、なるほど。)……というわけで、パンツイッチョマンはしばらく負傷欠場。こういう点も、普通の作品ではないですね。コメディなら、一週間で壊れた建物が直るのに。
最: うん。アクション小説だから、仕方ないね。だから、一ヶ月ほど休載します。
> いや、そうはならないでしょう! 先生が、パンツイッチョマンが復活してから、を書き始めば済みますから。
最: えぇ~。面倒臭いなぁ。
> まあ出た! 面倒臭がり妖怪め! 得意の「あれから色々あった」を使えばいいでしょう。
最: まあ、そうだけど……ん? 「あれから色々あった」ってネタでは君に何度も話したけれど、実際に使ったのは、週跨ぎになった戦闘シーンを省こうとした時だけだよね?
お銀: 何にせよ、パンツイッチョマンがすぐ出て来るようで良かったです。
最: いや、まだそう決まった訳じゃないし――いや、それ以前にお銀ちゃんにとっては一ヶ月の時間は変わらないから。
お銀: え? そうなんですか? だったら、看病して早く回復させますから、パンツイッチョマンさんの住所を教えてください。
最: ダメダメ。番組外の接触は避けてください。
> だったら、そのシーンから番組にしたらどうですか?
最: そ、そう来たか……。しかし、俺もパンツイッチョマンの住まいは知らないんだよなー。それに、風邪ひきとは違うから、骨折は看病したところで治らないし。
お銀: 大丈夫ですよ。実家から秘伝の薬を取り寄せちゃいますから。
最: た、確かにそれなら治療が早まりそうだけど……いや、変に作用してパワーアップしそうだから、やっぱりダメです。
> え? ちょうどいいじゃないですか。『鉄の猪』の登場で、パンツイッチョマンのパワー不足が露見したところだったので、渡りに船です。ロボットアニメでも大抵中盤でパワーアップする流れですよ。
最: あれは追加装備分、もしくはリニューアル主人公ロボを買わせようとする玩具側の戦略。パンツイッチョマンにはそういうのないから。
お銀: そんなことないですよ! パンツイッチョマンさんのアクションフィギュア、私、買います! もちろん着せ替えありですよね?
> 着せ替えって、パンツを履き替えさせるだけですよね? それはちょっと教育上よろしくないんじゃないでしょうか。
最: 大丈夫だ。黒パンツを固定として、中華料理店エプロンやジャック・オー・ランタンヘッドなどの付属品で対応できるから。
お銀: それじゃつまらないですよ。知育用にもちゃんと脱がせられないと!
最: それ、一般的な「知育」から外れていると思うぞ。
『イッチョマン・スラップ!』
お銀: はっ!
> こうして話しているだけで楽しいのですが、一応次のコーナーにも進みましょう。その前にまとめとして、「今後の展開は、風の吹くまま気の向くまま」ということですね。
最: まあ、そういう事だけど……やっぱり掘り進めても実りのないテーマだったな。
♪ パァアンツー(チャッチャー)イッチョマーーン
>次のコーナーは人気の「ヒロインは誰だ?」です。もちろん、ここにいる銀子先生は有力候補として考えられています。
お銀: ありがとうございます! 目指せ、パンツイッチョマンさんの恋人!
> ボソッ(リッキーはどうした)……対抗はフリップフロップ・チェリーですが、最近出番がないですね。そのあたり、リスナーからの声も届いています。
お銀: フリップフロップ・チェリーって、あの手をひらひらさせる女の子ですよね? あの子って、パンツイッチョマンさんとはどういう関係なのですか? もしかして相棒ですか?
> それは本人にも聞いて否定されていましたよね?
お銀: はい。でも女の子って平気で嘘をつきますから。信用半分です。
最: 相棒ではないね。強いて言うなら、師弟かもしれないが……。
お銀: 師匠と弟子!? そ、それもなかなか強固な壁ですね。
最: いや、そんなに厳しい顔をしなくても大丈夫。強いて言えばだから、ヒーローについての心構えをちょっと話した程度。チェリーの中で響いただけで、パンツイッチョマンはもう話した内容すら覚えていないかもしれない。
お銀: 片想いですか……。
最: だから、警戒しすぎだって。チェリーは花鳥風月のファンだから。
お銀: ああ。……あの人、人気ありますね。私の同僚も好きって言っています。
> もしかして、あのポヤヤンとした女性ですか?
お銀: はい。……あれ? ご存知だったんですか?
> それについては、お答えしにくいので、次に行きましょう! もう一人の候補は友庫さんです。
お銀: 誰、それ?
> こ、怖いですね。これが有名な「蛇の睨み」ですね。友庫さんはフリップフロップ・チェリーの友達、というかもう相棒といって良い存在で――
お銀: ああ、あの背の低い子ね。……確かに手強い。
> (これ、もう友庫さんには触れない方がいいな)他には、ヨーデル女王のアナベル切山さんを推す声も――
最: ――いや、それはないでしょう! 彼女は一回限りのキャラだから。
> しかし、ヨーデル格闘術のインパクトは大きかったようで、あれからしばらく小学校では「レリレリごっこ」が流行ったとか流行ってないとか。
最: いや、流行らないでしょう。……でも、それほど反響があったなら「アナベルは一般的には女性名だよ」という通知は広まったわけだな。それは良かった。
>ヒロインレースの最新加入者は、ギャル学者の理香珈さん!
お銀: えっ! まだ居るんですか? だけど、ライバルが多くても私は負けませんよ!
最: なんかお銀ちゃん、勘違いしてそうだけど、作品……えーと、確かドキュメンタリー番組としての目立つ位置の女性という話であって、パンツイッチョマンの隣に立てるレースじゃないからね。
お銀: あ、そうだったんですか? てっきり、一位になったらパンツイッチョマンさんとハワイ旅行の権利が得られるとかだと思っていました。
最: そこは個人的に本人と交渉してください。
> 番組としてもそういう予算はありません。それで、フリップフロップ・チェリーについて戻りますが、出番がありませんね。もう出ないわけではないですよね。
最: うん、たまたまそうなっているだけで、出番はたくさんある……けれど、もしかするとシーズン3のエピソードになるかもなぁ。
> おっと、ここで最勝寺先生からシーズン参続投の表明が――
最: ――いや、してないしてない! 世界の広がりの話で執筆とは直接関係ない。思いついた話を全部書かないといけないなら、もう死ぬまでの分は溜まっている。(「貯まっている」とは違います)
> これは、頼もしい発言です。
最: いや、パンツイッチョマンの話ばかりじゃないからね! むしろ、他の話の方が多いから。
> なーんだ。……しかし、皆さんも期待をして待ちましょう。
最: 期待を持つ分には勝手だからいいけれど。大雑把にいうと、シーズン2はノーパン刑事、シーズン3はフリップフロップ・チェリーの話が主軸に流れればいいなと思っています。
> 総合的に見ると、現時点でヒロインレースは銀子先生が有利ということですね!
お銀: ありがとうございます! パンツイッチョマンさんとの口づけは私が――
最: ――いや、そういうルールもありませんからね!
♪ パァアンツー(チャッチャー)イッチョマーーン
>さぁ三つ目のテーマは、当番組『イッチョマン・RADIO』に関連してです。六話放映後にセットされるはずの当番組が、何故四話後の登場となったのか、の謎に迫ります。このままだと全八話になってしまいますが、ネタ切れですか?
最: 君もズバリ切り込んでくるね。でも、厳密にはネタ切れにはなってないよ。さっきもいったとおり、ネタの種はたくさんあるから。でも、その種に水を与えて話の花を咲かすのは面倒臭い、というのはある。
> つまり、当番組の繰り上がりは『サボリ』と。
最: 君ねぇ。俺だからいいけれど、他人にその物言いだと嫌われるから気をつけなよ。
> 大丈夫です。人を選んでいますから。
最: あ、そう。……ん? それって俺が舐められているってこと?
お銀: 先生、巻きのサインが入っています!
> 銀子先生、そういうのは直接言わないように手振りで示しているんですよ。
お銀: あ、ごめんなさい。
> でも、もう言っちゃったので、巻きでお願いします。
最: 俺が一番苦手な展開だな。何だっけ? ああ、これが前倒しになった理由だな。それは、「四回だと思っていなかった」というのが理由です。五回と思っていました。
> では、そう勘違いした理由は、やはり『人生バンジー最高がマー!』ですか?
お銀: え? この番組って、あの人気クイズ番組と関連があったんですか? マーー!!
> あ、一方的に映していただけで、関連はありません。
お銀: なーんだ。バンジージャンプはしたくないですけれど、「マー!」と言うのは楽しそうですね。
最: ありがとうございます。あれは、いわゆる作中劇を強引に一話丸々流してしまったら面白いな、と思って実行しました。反響はどうだった?
> 半々ですね。多くの人は「なんじゃこりゃ!?」と思ったようですが、最終的には「マー!」とノリ良くつきあってくださった方が半分。残りは「これって『パンツイッチョマン』じゃねえだろ!」という怒りの声でした。
最: もっともな意見だね。でも、もうまともな小説だという先入観は捨ててください。もしくは――
お銀: ――「読み飛ばしてください!」
最: え? ……君に横入りされるのは予測していたが、まさかお銀ちゃんに取られるとは……
お銀: 放送前に、最勝寺先生が指を立てたら「読み飛ばしてください!」と言ってください、と指示されていたのです。
> はい。私の差し金です。私の声より銀子先生の声の方が、角が立たないかなと。
最: 確かに。あと、驚きで怒る気も湧かない。
お銀: やった! 成功しました!
♯ パチパチパチパチ(拍手)
最: ……巻きだと言われたのに、君らも足を引っ張るねぇ。さすがに私も『人生バンジー最高がマー!』まで一話分っことでいいよね、とは思わなかったけれど、「幕間」と合わせて一話分書いた手応えになっていたから、五話分進めた気になっていた。この番組が始まる前に、スタッフさんから言われて「あ、四話だっけ?」と驚いた。
> その割には、「んー、まあ、こっちにも考えがあって……」という態度だったらしいじゃないですか。
最: こっちもこっちで作者としての威厳がいるかなと思っただけだよ。狼狽えていたら、番組進行にも影響するだろ。……いや、この議論は止めよう。「結局お前のさじ加減一つじゃん」と言われればそれまでだから。
> では、五話分だったとして、それでも折り返しは十話になるのですが、ワンクール分の十二話に届かなくていいのですか?
最: テレビドラマもワンクール十二話ってきっちり決まっているわけじゃないし、むしろ短くなる方が多くない? だからそっちの方がいいかなぁ、と。そもそも、そんなに、君の言うところの視聴率はないんだろう?
> まあ、連続物の宿命として、続編の方が必ず前作より下がりますからね。あの付録読み物で「最後まで定期購読して全てのパーツを集めたら、大きな模型ができるよ」の雑誌も、創刊号が一番売れるのと同じ理由ですね。「続編から入ろう」と考える人より、「前作あるなら、話がわからないから、見なくていいか」になりますから。だけど、皆様、途中参加でも心配いりませんよ! そんなに複雑じゃなくていい加減なお話ですから!
最: 内容がないわりに長いのも問題なんだろうな。
> わかっていたら何とか調整してください、と言いたいですが、一出演者として今のぬるま湯が過ごしやすいから、これはこれでいいです。
お銀: あの、ちょっといいですか?
> はい、好きなタイミングで話してもらっていいですよ。
お銀: 最勝寺先生って、私が存じ上げないだけで有名な先生なんだな、と思っていましたけれど、実は無名の一般人の方なんですか?
最: う、うん。まあ、そうなるけれど、君にとっては一応偉大な存在なんですよ。
お銀: どういう所が?
> うわー、言われちゃいましたね、最勝寺先生。でもね、銀子先生、世間的には無名の最勝寺先生でも私たちにとっては創造――
最: ――あ、やっぱ、それ以上は言わなくていいよ。無名のおじさんの認識でいいです。
> 本当に?
最: うん。そこを突っ込みしすぎると、鏡合わせ的な無限ループに陥る可能性が生じるから、離れておいた方がいいよね。
お銀: どういうことでしょうか?
最: 古典ファンタジーであるんだよね。世界の出来事を記すデミゴッドがいて、登場人物がそれを読んでしまう展開が。そうならないように、離れておいた方がいい。
お銀: ?? わかりますか?
> いや、私もわかりませんが、最勝寺先生はこういう意味不明な事をよく言うので……。ほら、先生!
最: あ、これね。
お銀: ! 「読み飛ばしてください!」……アハハ。これ、楽しいですね。
♪ パンパンパパン、パンパンパパンパン、パンパンパパンパン!(「スラップ!」)
>おっと、『パンツイッチョマン』のエンディングテーマ、「イッチョマン・スラップ」の「スラップ!」生声ありバージョンが流れてきました。お別れの時間です。
お銀: ええーっ。早かったです。
> ですねぇ。でもまた、本編終了後にあるので、そこで語り合いましょう!
最: う~ん、需要ないんじゃないかなぁ。
> それは、リスナー側でなくとも、こっちであるので問題ありません。
最: そういや、お便りのコーナーはなかったね。
> ……まあ、コーナーが開けるほど集まってなくて。
最: やっぱりね。でも、仕方ないよ。最近は、保紫先生も来ていないようだし。あの人は「いいね」の足跡を残すから来ているかどうか一目瞭然なんだよね。
> しかし、元より人気を度外視の最勝寺先生。皆さんも鑑賞しなくてはならないと気負わず、気楽に楽しんでくださいね。
お銀: マーー!!
> はい。マーー!!
最: この流れじゃ、仕方ないか。マー!
> マーた、来週~。