1/1
第1話
初投稿です。
これからよろしくお願いします。
「あくまでお前は私のもの。」
玉座に座り、周りにイヌ達をはべらせながら、
誰もが息を飲み、一度その魅力に囚われてしまえば
逃げることなどできないほどの美しい女は言った。
ここは、ヴェルニスタン王国。
歴史は長く、多くの領土を持ち、民も多くとても
豊かな国であった。そこでは、古くから王政が
とられており、そしていまその王位を受け継ぐ子が
誕生した。
「おぎゃあああ、おぎゃあああっ!」
「おや、なんて可愛い子なんだろう。よく顔を
見せておくれ。あぁ、肌は白く瞳はアメジストを
はめ込んだかのようで髪はキラキラと輝く白銀。
まるで女神が降臨してきたみたいだね。」と、
赤ん坊を抱き、黒髪の美丈夫が言った。
「ふふっ、陛下名前はどう致しましょう?」
慈愛に満ちた微笑みを浮かべながら、女は男を見た。
「この子の名は、
アマリア。アマリア=ルナ=ヴェルニスタンだ。」
これが後の世に大きな影響を及ぼす者の誕生だった。
残酷な表現とかでたりするので苦手な方はユーターンしてください。