22--More Story
同時期、アメリア・アーフィタインの城。
月の下僕達。
「このようで」
最後の自爆システムを起動させる。
「これで、タスクまた会えるよね」
ログインする。
そしてまた物語に入っていく。
そう、それは昔のことである。
情報として残っていたため、すぐに技術的なものとして復活できる。
「アメリア、待っててね」
タスクは笑顔だ。
そして旅をして人類のミッドポイントにたどり着く。
なんど繰り返した物語なのだろうか。
「そして、私はこういうの――」
また一から始まる、自分の延長された人生。
「――大好きって」
エラーが起こる。
なぜなら、それは本来言っていない情報だからだ。
☆
タスクはまた起き上がる。
次は月の下僕と戦う時である。
「なにか…… どうしたらいいんだろうか?」
そうなのだ、今後の作戦成功した後の、月が崩壊するのが耐え切れない。
自分と考えたかのように発狂する。
タスクは発狂していた。
☆
「アメリア、どう?」
タスクの声が聞こえてくる。
「月、消滅まで残り少しだ」
前世のことを知らないタスクがいた。
彼は人間であり、インターフェイスでもある。
すると一つのサテライトの立体情報が知らされた。
「病魔を攻撃に変えたのか」
タスクはそう説明をする。
おおよそ、自我が崩壊もしていないとこの目の前のタスクは気が付かない。
「ありがとう、人類を殺してくれて」
何度も作ったタスクがそんなことを言う。
一瞬―― 簡単に月がなくなった。
☆
「誰かいるな」
聞きなれない声とともに、月が用意されている。
今度は二つの月が地球を覆うように囲っている。
いままでの月は、長い棒のようでもある。
そうだ、衛星となった。
「耳をすませて?」
「た、助けて」
「ん、おそらく月の監督者です」
シオはそんなことを通信で言った。
「あ…… り…… がと…… う……」
タスクのインターフェイスがなくなっていく。
「いかないで、いやよッ、いやよッ、タスクッ!!」
「かわいい人だ」
「そうね……」
そんな二人の恋物語が始まるのかもしれない。
一方には、月が消滅したかのように錯覚する。
もう一方には、地球と人類を消滅したかのように錯覚する。
「ありがとうタスク」
「俺たち、情報だから」
「そうね」
データでは二人は笑いあっている。
終わり。




