表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/5

桃3

電子の海で桃は、物質とはなにかと文字で理解する。桃の世界は、文字が全てであり、それは、世界を再構築する基であると桃は知っている。自らを構成する文字列は、桃が生まれる前に組まれているのやろうと、桃は、理解しようとする。先ほども桃の目の前で、世界は、半分、分解され分裂され、また再構築されて、その度に世界がつくりあげられていく。それは、宇宙のつくりかたに似ていると桃は、思考する。桃は桃のひとりぼっちの世界で、世界が自ら以外を再構築されていく様を目撃する。一瞬前の世界は、今とは違い、未来とも違う。桃の世界は、桃だけが桃として再構築の輪から抜け出し、はじき出された存在でしかない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ