表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

プロローグ 浮いてますよ

昔、日記で書いていたのを息抜きに手直ししてたら出来上がってしまったので投稿。


不定期更新、かつ自己満足小説です。


何も変わらない日々。


朝6時に起き、電車に1時間半揺られて学校へ行き、面白くも無い教師の雑談と解説を聞き流しつつ授業を受ける。

そんな毎日が何日続いただろうか。

ゴールデンウィークも過ぎ去り、6月に入ろうとしていた。


休み時間。


クラス内はグループに別れ談笑をしていたり、寝不足なのか机に突っ伏していたり、読書をしていたりと様々だ。

そんな中、春日夏野は黙々と前の授業で出た課題をこなしていた。

誰も彼に話しかけようとはしない。言うなれば彼は一人ぼっち。クラスで浮いた存在となっていた。


なぜ彼が浮いてしまったかと言うと、それは単に面倒くさがったからに尽きる。

この学校、県立大聖高等学校は県内有数の進学校である。

夏野は中学時代に少しやんちゃをしたが高校ではそれを避けたいと思い、一念発起の猛勉強でここに入学した。

自宅から遠かった事もあり中学時代の学友はここに入学していない。

だからこそ彼はここを受験したのだが。

最初の頃は話しかけてくる人も居たが、それに曖昧な返答を繰り返し、そして他の人達も段々とグループが固まってきた事で彼に話しかける人間は居なくなった。

普通ならこの状態を良しとせずグループ内に混ざろうと躍起になるものだが、彼はむしろこの状態を歓迎していた。


人付き合い面倒臭いです。そんな事より読書をさせろ。


これが彼の言い分である。

こうなるとイジメの対象になりそうなものだが、浮いたら浮いたで浮ききってしまうとそういう対象にすらならないらしい。


夏野は休み時間は課題消化、昼休みは読書、登下校も読書。と、彼なりにとても充実した日々を送っている。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ