第1話 出会い
春風がたなびき甘く漂う桜並木の道を通り、今日からぼく月之瀬満は如月ヶ丘高校に入学する。ぼくは今まで感じ取れなかった[好き]なる感情を知るためにアニメや漫画で知識を付けたがそれでも[好き]を理解できなかった
そんなぼくにある出会いが生まれる
入学式が終わり教室は温暖なる空気に包まれ男女共に浮かれていた。
ただ一人を除いては…
ぼくの隣の席に座っている同じ中学出身の君敵時雨だ。黒髪ロングで顔立ちも美しく整っている。彼女の包む空気はどこか落ち着いていて時間が止まっているかのようだ。ぼくの記憶では人当たりもよく、男女分け隔てなく学力 運動能力共に高く文武両道がよく似合う人間でほとんどの人間が彼女を慕っていた。彼女を好む男子生徒も少なくなく、中学時代よく告白されていたのを思い出す
人と関わることをあまりせず、学力 運動能力共に平均レベルなぼくとは真反対の人物だ。そんなぼくに彼女は上品に微笑みながらゆっくりと口を開く
[君は…月之瀬君は恋愛について知りたいと思いませんか?]
ぼくは呆気にとられた。いくら同じ中学だとはいえ、ぼくのことをそこまで知っているはずがない。人と話すことをあまり好まず人と話すと必ず敬語になってしまうほどの人見知りなぼくは頭のなかでアラームを鳴らしていた
しかしそれでも震える口を必死に開き聞き返す
[どうして君敵さんはそう思ったんですか?]
本心のまま訪ねる。実際それしか返す言葉もなく恐る恐る彼女の顔を見る。
今度は[待ってました!]と言わんばかりの笑みで
[一番の理由としましては中学時代にあなたの色恋沙汰の話だけ聞いたことが無かったことです。気になって観察していたのですが……]
[ちょ、ちょっと待ってください君敵さん!観察していたって…え?それって何でですか?]
話のコシを折られたのが不満だったのか膨れっ面をしたかと思うと今度は小さく笑ってこう答えた
[あなたの事が気になっていたからですよ?]
……は⁉今なんて言った?気になっていた?いやいやあり得ない。だってこの人学年…否、学園一の美少女だぞ?落ち着けぼく、恋情のひとつも分からないぼくには縁のない話だ。ここは丁寧に話題を反らそう…そんなことを考えているとなにかを察知したかのような表情で
[あっもちろん月之瀬くんが何を考えているか気になるってだけですよ?]
うん…しってた。だって相手は君敵時雨だぞ?恋情がないぼくだから良かったけどきっとこの勘違いと笑顔で多くの男子生徒を地獄に叩き落としたのだろう。
恐ろしや…対する彼女はというと上品な笑顔でこちらを見ていた。ぼくと目が合うと
[そこで、月之瀬くんに提案があります]
[提案?何ですか?]
今度は不気味とも言えるような笑みで言い放った
今年から私が作ろうとしている部活…恋愛塾に入っていただけませんか?]
初投稿になります。えまと言うものです(((^_^;)
少し不都合で会話の時に用いるカギカッコが使えませんでした。すみません(ToT)
次回までに直して置きますorz
さて反省はここまでにして
深窓のご令嬢が凡人のぼくに恋を教えてくれるそうです
いかがでしたか?ぼくが読みたいと思える小説を書くことを意識して執筆しました
これから連載を続けていくつもりなので末永く見守ってください
感想などお待ちしておりますo(^o^)o