↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
19/43

〜 崩壊のきっかけ 〜

「いい加減出てきたらどう?」


 私は今、背後から狙っていた男に声をかけた。


 危険な奴なのは分かってる。


 まあだからメルアちゃんにギルドに行くと嘘をついてこんな裏路地に来たわけだし。


「あちゃ〜、バレちまってましたか」


 そう言ってその男は出てきた。


「ほら、やっぱり貴方だった」


 そしてその男とは面識があった。


 彼とは昔、一悶着(ひともんちゃく)あったのだ。


「で? なんの用かしら?」


 そう男に問う。


「いやぁ〜実はですね、新たな〝覇者〟が生まれたと小耳に挟みましてねぇ、会いたいなぁー、と」


 もうそんなに早く情報が。


 ……不味いわね。


「というかー、彼女に嘘ついたでしょ?」


「!?」


「〝偽物のステータス〟並べてさぁ、汚いと思わないの? 知ってると思うけどさぁ俺、嘘つきは嫌いなんだよね。魂が汚れてる。送られることもできない惨めな魂さ」


 相変わらずヤバい奴ね。


『鎌の覇者 ジャックス・ウォルター』


 二つ名は『死神』


「別に? 覇者相手に偽物のステータスをやるなんて普通の事でしょ? 【見る者】を持ってる可能性があるんだから」


「おいおい、まだ伝説の【者】スキルを警戒してるのか? あんなのあるわけないだろ、馬鹿か?」


「確かに未だに存在が確認されない【者】スキルのうちの一つ、【見る者】を警戒するのは愚かなことかもしれないわ。

 でも彼女は両手持ち用の杖の覇者、絶対に警戒はしておくべきよ」


「まあそれもそうだな。んじゃ、どうする? 俺はまだ仕事があるんだ」


「させないわよ、貴方の仕事は私の仕事の妨害をしてるの」


「……久しぶりにやるかい?」


 彼がニタァっと笑った。


 その笑顔だけで冷や汗が背中を伝(つた)る。


「良いわよ」


 私のこの言葉を皮切りに、戦いが始まった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。