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独占欲

※今回は、ちょっと怪しい言葉が含まれていますので観覧にはご注意を!

ほぼ、会話しかない短めのお話。

この話は、番外編みたいなもの。本編を読んでいない方は、そちらから。

涼は毎日眠れず、お尻が痛いと嘆いていた。


「高槻さん聞いて下さい」


「何でしょうか?」


「景さんったら寝かしてくれないの!」


「ほう・・・それはどういう風に」


「もう、毎日私がうとうとしちゃうと叩いたりするし」


「そういう趣味が?」


「叩かれる趣味なんてないです。お尻だって痛いし」


「お二人はどんなプレイを・・・」


「毎日毎日、何時間も椅子に座らされて」


「社長はどうしてるんですか?」


「景さんは、横で本を見てるだけで」


「放置プレイですか」


「放置ぷれ、い?なんですかそれ」


「そうですか・・・涼様はMを目指して」


「高槻さん?ねえ、高槻さんったら」


「残念です。社長より私の方が適任と思いますが」


「あ、確かに景さんより高槻さんの方が適任ですよ」


「え・・・」


二人の話がかなり違う事にお互い気付いていない。


「これからは景さんより、高槻さんにお願いしようかな?」


「いくらなんでも出来ません」


「何でですか?」


「私が殺されます」


「大袈裟なんですからたかが、秘書検定の勉強するのに」


「秘書・・・検定?」


「はい。私が少しは景さんの役に立ちたいと申し出たんです」


「そうでしたか」


ちょっと残念そうにする高槻。


「涼さん、またサボったんですか?」


「景さん休憩中!サボってない」


「ほら、行きますよ。涼さんが言い出したんですから」


「でも厳しすぎない?」


「これぐらいで嘆いていたら、私の秘書どころか高槻の秘書補佐も出来ませんよ」


ちょっと役に立ちたいと思っていただけで、高槻のポジションを取るつもりなどない涼。

それをわかってて意地悪している景。理由を言い訳に、ただ涼を独占したいだけなのだ。

それを二人が去るのまで、見届ける高槻。


「社長の独占欲に、涼様には同情いたします」


微塵も同情などしていない口元だけが笑った高槻であった。

発言が色々と、すみません・・・

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