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Crafter  作者: 絶英
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13/14

機械世界 1. 無慈悲な殺戮

Crafterの予約掲載において

一日のずれが起こる可能性があります。


※実際に今日の投稿分が明日になっていました。


現在予約掲載日の確認を行っております。

それにより、やはり所々日数のずれが生じていましたことをお詫びいたします。

今日の投稿分は明日に投稿されますが

その次の投稿は7月8日となります。


またこの活動報告記事は7月3日掲載予定分の前書き、または後書きにも書きます。

Crafterをこれからもよろしくお願いします。




 機械世界へは難なく行けた。材料も少ない。ダイヤモンドが集めにくいかなと思う物だが日頃から鉱石掘ったりしていれば1人分のダイヤ装備がそろえるぐらいにはなっているはずだ。掲示板を使っているプレイヤーの中にも機械世界へ行った者が現れ始めている。

「よし。準備は出来たし行くか」

 防具は変わらずルビー、サファイア装備だ。これで行けるという確証はない。だが、これ以上能力の高い装備がないためこれで十分だろうと判断したのだ。

 俺たちは機械世界へ行くための小さな池に飛び込む。

 飛び込んだ直後、突如謎の浮遊感に襲われる。目を開けるとまだそこは機械世界と地上世界を繋ぐ所にいるらしい。移動中というわけだ。

 そして、数秒後またもや浮遊感に襲われる。さらに臭い……。何だこの異臭は。俺は花をつまんだ。勿論鼻を摘まんだ所でどうにかなるわけがない。この世界の嗅覚情報は直接脳内に送られ、こちらの世界に反映するわけで鼻を摘んだ所で匂いが消えるわけない。

 目を開けるとそこは機械の世界だった。

 地面は土であると思ったが機械で作られていた。奇麗な建物が建っていたと思われる痕跡はあるもののそこは荒れ果てていている。建物は壊れ倒壊している。モノレールみたいな乗り物の線路や乗り物本体も地面に落下し大破している。

「何だここ……?」

 勿論のこと俺たちは絶句していた。

 匂いの正体は、壊れた車っぽい物から出ている液体らしい。少し近づくと匂いがきつくなるのが分かる。

「とりあえず進むか……」

 倒壊した建物群――街だと思われる所を歩いていく。数分歩くと3人のプレイヤーを発見した。

声を掛けようとするがあることに気づく。

「犯罪者……!?」

 俺は咄嗟に剣を引き抜く。だが、相手はこちらに気づいていない。

「とりあえずここは隠れてやり過ごしましょう」

 BeBeの提案に頷いた俺たちは気づかれないように建物の物陰に隠れる。

 犯罪者は周辺をうろちょろしている。やはり通常プレイヤーを狙っているのだろうか?そう思っていた。そして、その犯罪者が10分程その場にいたとき事件は起こった。

「何だあれ……?」

 ついつい声を出してしまった。

 犯罪者プレイヤーが攻撃を受けているのだ。攻撃をしている主はここのモンスターである。かなり見辛いが目を凝らしてみると、二体の、アサルトライフルのような物を持った人間型ロボットが犯罪者プレイヤーを攻撃していたのだ。勿論反撃しようと犯罪者プレイヤーは近づいていく。が、こちらから見るにプレイヤーのHPが凄い勢いで減っている。

 そして、死んだ。2人は一瞬にして死んでしまった。

 取り残された最後の1人はおどおどしながらも剣で反抗している。だが、遠距離対近距離なら遠距離の方が強い。しかも剣対銃だ。いつしかの戦国時代のようだ。残った1人も死んだ。

 なぜだろう。助けに行けなかった。あれは一人の人間なのに助けに行かないとダメだったのに助けに行けなかったのを俺は悔やんだ。

「とりあえず戻って作戦会議だ」

 俺は言った。


 長篠の戦い。織田軍を主とする連合軍が武田軍を破った戦いで有名である。無敵と言われた武田騎馬隊はなぜ負けたのか。連合軍は、火縄銃を使った攻撃で騎馬隊の猛攻を凌いだのだ。これは、先程の戦いでも言えることだ。連合軍をさっきのアサルトライフルを持った機械兵、武田軍を犯罪者プレイヤーと置き換えることが出来る。連合軍が勝利したように機械兵が勝った。さらに置き換えることが出来る。連合軍を機械兵、武田軍を俺たちプレイヤーとして置き換えれる。その場合勝つには俺たちが機械兵のように遠距離で強力な武器を揃えるしかない。

 会議で決まったことは1つ。新装備を揃えることだ。銃器に武器を揃えれば何とか対抗は出来ると考えたのだ。ただ、これは機械世界のアイテムで銃器を制作できることが前提だ。掲示板にもその情報は載っておらず、ただ敵が強いとだけの情報があった。また、情報によれば何人ものプレイヤーがあの銃持ちロボットの犠牲となっていた。

 俺はあの時みた恐怖の光景を思い出した。守れるのだろうか……? 俺はただ不安で仕方がなかった。


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