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貫(つらぬく)  作者: 浮世離れ
第一章
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星波宇宙③

時は残酷に流れ、そして県議員の東海林虹太郎さんの手術の時間となる。

時刻13:30。


手術は約30分ほど遅れてのスタートになった。

私の心は乱れていた。


難しい手術。

食道癌の手術を行う。


心の整理がつかない状況下で私は健気に自分を信じ切り、仕事に全うする以外しかなかった。


手術は終了した。

癌細胞は除去することができた。


(しかし、これでは、、)


今後はもしかすると食事を経口摂取することができないかもしれない。

病状は思うより悪化しており、出来る事はすべて行った。

結果は本人、そして家族の願いに所に行きつくことはとても困難な状況が予想される。


(私は、、)


容赦ない心の苦しみと悲しみが波の様に私を襲ってくる。

荒廃した心にはもう、再生する希望が残されていなかった。


(太陽、大地、月、、)

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