表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
境界線の上  作者: 神無 乃愛
境界線の上
51/74

五十一


 ここはどこだ?

 暗闇と静寂が支配するところだ。

――…………――

 どれくらい時間がたったのか。静寂を破るのはノイズ音のみ。

「うるさい……僕は戻らなきゃいけないんだ」

 皆のため、大戦をおこさないため、「方舟」を動かさないため。

 何故? 何故ここで「方舟」が出て来る?

「僕は……僕は……信じてくれる沢山の人を守りたいんだ」

――…………――

 自身にとってかけがえのない存在は、あの第二特別特殊部隊と開発室の面々。あの人たちがいなかったら、自分はここに立っていない。存在すらなかったかもしれない。

――……あなた……何?――

「僕にとって世界は、皆と生きていくところだ!!」

――ふふっ。トーマスも面白い子を連れてきたわね。あなたの思い人たちを見せてあげる――

 次々に映される映像。何だこれは。

 セシル殿下がどこかへ向かっている。それをダレル大佐が支えている。イーユン中佐はオスカー、アーロン大尉、ビル中尉、マルドゥラと共に巨体(コア)に乗っている。

「セシル殿下!」

 絶対に負けない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ