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練習集

会話だけの百合創作

作者: 天月瞳
掲載日:2026/04/03


「だーれだ?」


「……手、離して」


「いいじゃん、一回だけ当ててみてよ~」


「はぁ……琴音でしょ」


「正解!流石はクラス一の才女、幸奈ちゃんだね!」


「こんなことするの、あんたしかいないから。琴音」


「それもそうだね」


「ほら、当たったんだから手を離して。暑苦しい」


「えぇ~、幸奈ちゃん冷たーい」


「今は夏。それにここは学校よ」


「……ってことは、家なら抱きつき放題ってこと?」


「……」


「あはは、冗談だよ。幸奈ちゃん、目が怖いってば」


「……手が出る前にやめなさい」


「はいはい、わかったよ」


「……ちょっと、髪から手を離して」


「いいじゃん、せっかくの綺麗な黒髪なんだから、ちょっとくらい触らせてよ」


「……はぁ。もう、少しだけよ」


「ふふ、さらさらで気持ちいい。それに、なんだかいい匂いがするね」


「そろそろいいでしょ。これ以上は怒るわよ」


「はーい。あ、そうだ。この後、どっか遊びに行かない?」


「どこへ?」


「最近オープンしたカフェなんてどうかな?」


「ふん……カフェねぇ」


「猫カフェらしいよ?」


「……本当に?」


「お、食いついた。興味津々だね」


「ぐずぐずしてないで、早く案内しなさい」


「ちょっと、服を引っ張らないでよ、伸びちゃうから……。流石は猫大好きっ子の幸奈ちゃん、豹変ぶりがすごいね」


「早く行こう」


「はぁ……はぁ……待ってよ幸奈ちゃん、歩くの速すぎ!」


「どこにあるの?」


「ちょっと息を……整えさせて。えーっと、あ!あそこじゃない?」


「よし!行くわよ!」


「待ってってばー!」


「セルフサービスなのね。よし!」


「待って待って、幸奈ちゃん、一度にそんなに買うの!?」


「ふふっ、猫ちゃん、お食べ……。あ、指を舐めてる。くすぐったい……」


「あはは、幸奈ちゃんの顔、完全にデレデレだね」


「琴音、見て。この子、自分から膝に乗ってきたわよ!」


「すっごく楽しそうだね。学校で有名な『氷の美少女』が、こんな顔するなんて誰が想像できるかな」


「……言っておくけど、他の人に言ったらどうなるか、分かってるわね?」


「うおっ、急に素に戻らないでよ。心臓に悪いなぁ」


「ふん!……よしよし、猫ちゃん~」


「……猫より、幸奈ちゃんの方が可愛いのに」


「……今、なんて言ったの?」


「えっ?な、何も言ってないよ?」


「もう一度言いなさい」


「聞こえてたんでしょ!」


「よく聞こえなかった」


「嘘だ!顔、赤くなってるもん!」


「……もう一度言いなさい」


「くっ……!その目は反則だって。わかったよ、言えばいいんでしょ、言えば!」


「ええ」


「ね、猫よりも……幸奈ちゃんの方が、ずっと可愛いよ!」


「ふ~ん」


「ちょっと、何その反応!『ふ~ん』って何!?」


「ふ~ん」


「だから!そんな変な目で見ないでよ!」


「ふふ、琴音も可愛いわよ」


「うぐぅ……殺して……」


「顔真っ赤な琴音、とっても可愛いわ」


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