第十話。株式上場依頼。多数。
第十話 株式上場斡旋。依頼多数
※七月三日。三井五郎。社長から。連絡が入り。十時に六階で、会う事に成った。
堤。佐野。順子。三井社長他二名。六人で会議をした。
「これに全部、書いてきました。みて頂けますか。・・・」書類を出した。
三ツ星不動産株式会社。投資者名簿。
三井社長=一千万円。
常務=一千万円。
専務=一千万円。
山本 相談役=一千万円。
堤 相談役=一千万円
佐野 相談役=一千万円。
社員。一人=五百万円。・・・十名で五千万円。借り入れ。
「はい、分かりました。」順子がめを通した。堤が
「この相談役は。私達三人ですね。・・・」
「そうです。・・・三人が参加して頂いて。助かりました。・・・借入金が。二千万円で済みました。」
「はい。・・・私達も応援しますので。」順子は。勇気づけた。
「じゃ、此れで申請書を作成します。・・・四社同時に申請します。・・・じゃ。七月十日に。申請します。・・・一年間。調査期間が有ります。・・・その間の、事業成績。向上が。大事です。・・・数字だけは、上げてください。上がるほど評価が、高く。上場の時。三倍五倍。に跳ね上がります。・・・約。二三か月で、上場発表に成ります。依って明日から大事です。」順子が説明した。
「はい。分かりました。有難うございます。・・・頑張ります。」三井社長が。
「順子相談役。・・・八階で。お寿司でも取って。いっぱい上げたい。ですが。」
「はい。・・・分かりました。・・・大丈夫です。」皆、八階に上がった。順子は、寿司屋へ、電話した。大皿二つを注文した。
「お三方。・・・ご苦労様でした。」皆で乾杯した。ワインとヘネシーを。ボトルで入れた。取り敢えず、つまみを食べて居た。
「ママ。此のつまみ。て。美味しいですよ。・・・他探しても。売って居ないですよ。」
「そう。なんですよ。全国でも。高級料亭だけ。下ろしている。みたいです。東京では。家だけです。・・・」
「へー・・・高いでしょう。・・・」
「そう、なんですよ。・・・だから一人。三個、づつ。に。・・・」
「種類は。いっぱい有るの。・・・超高級も有ります。・・・それは、家の店では、無理です。・・・京都の料亭では。使っているみたいです。」
「へー。値段知りたいな。・・・」
「それは秘密です。・・・でも乾きものも美味しいでしょう。・・・一応。高級なのよ。他では。売っていないと思うよ。・・・料理すると。店中が、・・・大変に成るから。
「それは言える。・・・」寿司が届いた。ママが並べた。大皿二つ。皆でむさぼった。大分お腹が透いていたようだ。
「皆さん早いですね。・・・」
「うん。・・・美味しい。・・・」皆の、喜ぶ顔が。順子は、三井五郎の、生い立ちを聞いているから。何となく親しみが感じる。其処で。
「社長さん。・・・学生の頃は、持てたでしょう。女性に。・・・」
「え。・・・そうでも無いよ。」
「だって。慶応でしょう。・・・噂で聞いています。・・・」
「あー・・・東京は、狭いな。・・・」
「そうですよ。・・・銀座は、特に狭いですよ。・・・大手企業の。大社長ばかりですから。・・・歩いている人達。」
「そうだよな。・・・交際費が認められて、使い放題。て。社用族。て。・・・そのお金が。全部。ママたちに流れていく。・・・ママたちの力ですね。」
「でもね。社長。・・・明日に、繋げるエネルギーの、源。なんです。・・・私達は。ガソリンみたいな。ものよ。・・・」
「旨い事。言うよ。・・・ママ・・・」賑やかに終わった。三井社長が、清算して、解散した。四時か。中途半端だ。順子は。画廊が有ったので。のぞいた。・・・お。ビックリした。一千万円。・・・こんな絵。飾って。売れるのかな。・・・見せしめかな。独り言、言いながら、銀座を散歩している。靴屋へ入って、靴を買った。・・・高い。でも最近。感覚が、慣れて来たみたいで。・・・でもまだ。値段が気になる。店を開けた。弘子達が来た。
「お早うママ。・・」
「はい。お早う・・・」今日は、どんなドラマが始まるのか。楽しみだ。
ドアが開いた。
「いらっしゃいませ。何名様ですか。」日本テレビの佐藤さんだ。二人で。
「あら。・・・有難う・・・見ましたー・・・」ママが宜しそうに。
「見ましたよ。・・・良かった。文言。・・・コンピューターの、未来像が、浮かびますよ。コンピューター、知らない人でも、気に成りますよ。・・・増して若者が世界に羽ばたこうと、して居るし。日本の夜明けに、繋がるでしょう。」
「え。・・・そんなに褒めないで。その気に成るから。・・・」
「ママ。その気になってくださいよ。・・・僕が宣伝している。んです。から。・・曲でも皆。ママに、会いたがって居ますよ。・・・どんな人だか。・・・気になる。て。」
「良かったね。・・・」一番テーブルで。女の子と賑やかに、振る舞って居る佐藤さんも、嬉しそうだ。何故なら、放映された映像の、視聴率が上がれば、担当者の実績に繋がり、成績が上がるからである。・・・どんな映像でも、視聴率が。担当者の成績に成る。テレビ番組の仕組みだ。佐藤は嬉しい。視聴率が上がって居る様だ。看板まで居た。ママは、
「佐藤さん。・・・ヘネシー一本。ボトルに入れて置くね。」
「えー・・・有難う。・・・」気分よく受け入れたので。安心した。閉店で、解散した、順子も、今日は、疲れているので、帰って直ぐ寝た。
※七月二十日。十一時。スミダ、ケミカル株式会社。新工場の。落成祝いだ。
その前に。上場申請を、七月十日。済ませたことを電話した。
鈴木社長。笹川社長。三井社長たちに。了承いただいた。そしてタクシーで工場に向かった。
ジョン社長。鈴木社長。沢井副社長。山本順子。堤英雄社長。佐野五郎社長。達が並んだ。社員。七十名が。出席して。副社長が挨拶して。・・・続けて、乾杯の音頭を取って。始まった。ジョン社長が一言。
「皆さん。毎日ご苦労さんです。私、アメリカのスティーブン・ジョンと、申します。今。アメリカは。コンピューターの到来で、国民全員が、興味を覚えております。益々発展する事は。間違いありません。よって。この工場の操業は、世界の未来に繋がります。皆さん。夢を大きく持って。邁進してください。パチパチパチパチ。割れんばかりの拍手だ。そして鈴木社長が。
「皆さん。最近。日本テレビで、流れているコマーシャル。(ジャパンフューチャーアメリカン株式会社。)は。合同企業体でございます。此の。コマーシャルが、我々の会社を全国に宣伝して、くれて居ます。皆で力を合わせて頑張りましょう。」パチパチパチパチ。拍車が鳴りやまない。社員ゼインが、一つになった。ジョン社長も喜んでいる。そして。小林課長が。一言。
「え。・・・私は、隣の。部品開発を担当している。小林と言います。本年三月からコンピューターと言う。機器に、携わって、来ました。初めは、複雑化、していて、チンプンカンプン。だったが。現在は。此処を改良したら。とか。此処を開発したら。とか。頭を過って居ます。又、十名で、チームを作り。研究に励んでいます。アメリカのジョン社長さんも、お見えになっております。が。僕たちも、二十四時間。考えながら。出来るだけ小さい。部品の開発に取り組んでいる所でございます。・・・待って居て、下さい。」順子も、びっくりだ。若者たちが本気で取り組んでいる姿に。宴席は。盛大に終わりました。鈴木社長が。別室を用意してあった。六人が、集まった。鈴木社長が。
「本日はご苦労様でした。・・・盛大に終わりました。此れも山本相談役の御蔭です。これからも、若者が、真剣に、取り組んでいるので、私も心強く受け止めています。本日は、ジョン社長も、わざわざ来日して頂いたことを、感謝申し上げます。とにかく社員一同、団結して邁進しますので、今後とも、よろしくお願い、申し上げます。」
「順子さん・・・コマーシャル放映。見事でした。感謝を申し上げます。株式上場まで放映。お願いします。私も文言を考えて。アメリカと合同の、コマーシャルを造りましょう。投資もしますので。」順子は喜んでいた。そして、もう一度。株式上場の申請を、十日に。済ませた事を報告した。ジョン社長は。新日本銀行に、二千万円。振り込んだことを順子に話していた。
此れで終了して。タクシーに四人乗って、銀座に向かった。三越前で分かりた。ジョン社長は、三日間、滞在すると言って。分かれた。順子も疲れたので帰って直ぐ寝た。五時だ。
※七月二十四日。順子は、十一時。根津頭取と。プレジデントホテルで会った。
「パパ。順子は、ベッドに誘った。・・・」一時間位でリビング来た。順子は、シャワーを浴びて。化粧して、清々しく出てきた。根津もシャワーを浴びて、清々しく出てきた。二人はコーヒーを飲んで、話している。
「パパ。・・・九名の方たち。・・・どうするか、迷っているの。・・・」
「う。・・・九名。・・・それは。インサイダーか。・・・俺も迷っている。お金は、預かっているの。か。」
「いいえ。相談だけなの。でも。買えるかも。て。言ってあるの。」
「そうか。ま。俺の出番だ。だから。今年の暮れに。審査会の理事長と。此処で会って。口説かないといけない。・・・その九名の分。もか。・・・難しいな。・・・でも手の、打ち用は有る。最後の手段。」
「何。最後の手段。て。・・・」根津が、順子に、聞かせる。
「順子。よく覚えて置け。・・・最後の手段。・・・金だ。・・・人間は。金に弱い。・・・だから、金の有る奴が、必ず勝つ。・・・俺が今まで体験した。結果だ。・・・しかし。落とし穴も。有る。・・・此の落とし穴は。・・・地球の真ん中まで落ちる。・・・それを知らない、輩が。いっぱい。居る。・・・だから人生は、ゲーム。博打。で。有る。・・・だから、生きた金を。動かす技は。難しい。俺は金を動かして。此処まで来た。・・・
掴んだ金を話さない。輩も。居るが、その人はただ、狡いだけだ。自分さえ儲ければ。金有れば。勝った。と。思い込んでいる。・・・俺は、それは違う。と。言って、此処まで来た。今回も。分かる通りだろう順子。・・・金は。動かすほど増えて行く。此れが俺の真骨頂だ。・・・だから。俺は。人に恨まれたことは。ない。・・・今。順子が手掛けている。・・・最後の、最高の、成果を上げて、順子に渡す。・・・」
「うーん。・・・生きた金を。動かす。そうね。いっぱい貯めて、死ぬ。て。・・・不思議ですね。パパの話聞くと。・・・分かる。」
「それを、日本で初めて、やり遂げたのが。「渋沢 栄一」だ。・・・でも。・・・俺の持論だが。「運。」も、日本一の。人だ。フランスにいたから。何を逃れた。あの激動の中。逃げるのは。無理だったかもしれない。・・・俺の持論だ。・・・順子。だから。運を。掴む。のも。運だ。欲張りの人は。最後に滅びる。渋沢栄一は。日本を造った。と。俺は思う。だから。其れを基本に生きてきた。・・・歴史を振り返れば。全てわかる。歴史は繰り返す。「終わりよければ全てよし」根津は、渋沢栄一を。尊敬してやまない。
「パパ。良い方向に繰り返せば。良い、けれど。・・・」
「其処。なんですよ。順子。・・・全て一律じゃないから。考え方は。」
二人は屋上のレストランで、食事をしながら、話していた。そして。二人は、ホテルを後にした。順子は。暮れまで待つしかない。か。・・・でも。準備は整ったし。待つだけだ。・・・九人が。気がかりだ。でも。・・・気がかりだ。・・・生きた金を。動かす。・・・ま。良いか。・・・待つのも大事だ。と。聞いたことが有る。「無くまで待とうホトトギス。」順子はタクシーで、三越前で降りた。地下の総菜売り場に行った。おー。いっぱい。長持ちする様なもの。をいっぱい買って。帰った。重かった。テーブルに広げた。冷蔵庫に閉まった。ソファーでコーヒーを飲みながらテレビを、見ながら。後は。のんびりだ。五月に。分かると良いが。分からない。考えないように、しよう。でも。考える。
そうかー。暮れも大事だ。審査官たちは。暮れの二八日が、仕事納めだ。・・・だとすると。二九日かな。一人心配していた。ま。良いか。慰めた。リリリリ。
「もしもし。はい。ジョンさん。・・・・はい。待って居ます。」ジョンさんが店に来ると言うので、直ぐ支度していえを出た。・・・まだ六時だ。良かった。
ドアが開いた。
「お早うございます・・・・」
「あら。待って居ました。」どうぞ。奥の三番テーブルにセットした。
「ご苦労様です。・・・飛行機って。疲れる。て。聞いていますけれど。」
「えー・・・疲れます。・・・でも。お祝い楽しかったですね。・・・皆さんの熱意は。相当なものです。・・・だから日本人は、インスピレーションが、上がる。んですね。」
「インスピレーション。て。どう言う意味ですか。・・・・」
「あ。失礼しました。・・・日本語では、思考力です。ね。・・・考える力が湧いて来る。集中力が高まる。人間の一番大事な、脳の働き。て。・・・ある博士が言いました。」
「そう。・・ですね。言われてみれば。・・・分かります。・・・でも中々。湧かないですね。」
「順子さん。・・・地球上の、動くもの。全てに。コンピューターを埋め込めば。どうなると思いますか。・・・」
「どうなる。て。電車とか。車とか。・・・」
「まだまだ。・・・私は、工作機械に、組み込む。・・・」
「工作機械に、無理でしょう。・・・機械の中に。」
「順子さん。翌考えて見なさい。・・・機械は電気で動きます。と言う。事は。電気の強弱を。コンピューターが変える。・・・どうですか。分かりますか。・・・」
「分かんない・・・ジョンさん。コンピューターの話は、私には、無理です。話題を替えましょう。・・・」
「あ。失礼いたしました。ハハハハハ。」無理だと。察したようだ。
「じゃ。話題は、アメリカは。日本と共に、生きて行く。約束しました。車も日本で造れる様に。成りました。テレビも、造れる。洗濯機も作れる。全てアメリカの応援です。車はまだまだ。ですけれど。細かい電気機器は、アメリカを抜く。勢いです。・・・おそらく車も。日本車。は。アメリカを抜く。かも。しれない。何故なら。町工場が有るからです。・・・私も興味が有り。時々。見学します。」
「えー町工場。・・・分からない。・・・」
「駄目ね。ママ。勉強しないと。・・・でもコンピューターは。勉強してくださいね。」
「はい。もちろん。勉強します。・・・でもまだ。・・・一般には。普及は、まだ先でしょう。」
「アメリカは。一般販売を。しています。ですから。何億台が。必要と成ります。人間一人一台持つ。・・・時代は。必ず来ます。」
「我々は。その夢を見ています。」
「ジョン社長。・・・もう。頭が着いて行けない。・・・」
「はい。・・・これまた失礼いたしました。・・・」
「でも頑張りましょう。・・・新しい工場は。どうでしたか。」
「おー素晴らしい。・・・皆さん。レベルが高いです。工場もきちっと。正確に作りましたね。今後が楽しみです。ママ。度々来ますので。株が、上場すれば、又、香月が湧いて。益々成長します。・・・期待します。」ジョン社長は帰った。日航ホテル。泊りなので。歩いて直ぐだ。順子達も今日は。三十分。早いけれど、閉店した。順子も帰って直ぐ寝た。疲れて居る様だ。其れも其の筈。昨年の三月から。・・・今日まで、もの凄い、スピードで。突っ走って来た。・・・エネルギーも。相当使った筈だ。全然太らない。痩せた感じだ。・・・順子は、子供の頃から。後ろを振り向かない。前進。のみの、所がある。今までも、向上心、ばかりを目指して生きてきた。東京に来て、一年が過ぎた。・・・そして。突っ走った。・・・けれども。甲斐は。有った。と。感じる。これからは、少しスピードを、緩めて。安全運転で。行こうと、思った。女の子達を、見ていると、アルコールに負けている子も、半分ぐらい、居る。・・・それも、様々な過去が有るからだろうと。感じているので。順子は、止めない。男の問題も浮上している子も、出てきた。放っては置けないけれど。でも、この世界は。酒と男と女の世界で。生きている。間違いは。起きない筈は無い。其れは、女子も分かって居るはずだ。・・・順子は、あまり神経質に、ならないように、心掛けている。生きて居れば、過ちは、付き物だ。ただ大きいか。小さいか。・・・そんな思いを浮かべ名から寝た。
※七月二十五日。順子は、起きたのは、十二時だ。シャワーを浴びた。サッパリした。テレビを点けた。丁度。コマーシャル。ジャパンフューチャーアメリカン株式会社。提供。
「お。・・・丁度だ。此れも何かの縁だ。順子は一人で。喜んだ。今年のお盆は、田舎へ帰ろう。友達とも会って居ないし、・・・少し未来も見えて来たし、十二日から十六日まで、お店を休むことにしよう。・・・根津にもその旨を伝えないと。順子は。寿司屋へ行った。
「お早う。・・・」
「いらっしゃいませ。・・・ママ。・・・こんな時間珍しい。・・・」
「うん。・・・今日は、今起きたの。・・・ビール下さい。中ジョッキで。」
「はい。お待ち・・・」順子は、一気に飲んだ。
「あー・・・・美味しい。・・・」
「ママ、今日は。調子良いみたいですね。・・・むくみが取れたみたいだ。」
「でしょう。・・・マスター。分かるのね・・・全て、準備完了。したの。・・・だから。・・・にんげん。て。顔に出る。ん。ですかね。・・・」
「そうですよ。・・・ママ。毎日顔が違いますよ。ママ。私達は。明るい所で、お客さんを見て居るでしょう。分かります。」女将が。言った。
「そうですか。・・・私達は。薄暗くしているから。余り気にしなかったね。」
「でもね。・・・今日は、違うよ。て。言いないでしょう。・・・ママだから、言ったけれど。・・・ホント。分かるの。」
「そうか。・・・良かった。女将さん。・・・本当よ。朝起きたら。身体が軽く成って居たの。・・・有難う。教えて頂いて。満足しました。」
「本当ですよ。ママ・・・」順子は全部食べた。・・・そうだ。とり貝。下さい。」
「ママ。今日も。残り。一個ですよ。ほら。大きいでしょう。最上級のとり貝。一人三個しか、もらえないの。市場で、少ないから。・・・ママで終わり。・・・はい。」
「わー。嬉しい。・・・この前も。・・・若しかして。・・・美味しいーー。」
「ママ、その顔が一番綺麗だよ。・・・」
「何よマスター・・・女将が。睨んでいますよ。ハハハ。」女将さんも笑っていた。
「今度、アワビの、美味しいの、入ったら。電話しますよ。・・・これも市場で。二三個。しか。貰えない。超。旨い。・・・」
「本当。電話ちょうだい。・・・」順子は精算して帰った。市場の方へ、散歩した。三時だ。此処は、何時の時間も、人が多いね。・・・東京って。私みたいに、暇で歩いているのか。買い物に来て、歩いているのか。・・・分からない。呟きながら。歩いて家に帰った。五時だ。シャワーを浴びて。休んでいた。うたた寝だ。
八月一日。東京は蒸し暑くなった。早いなー。もうお盆だ。順子は、寝ずに電話した。
「もしもし。パパ。順子・・・私。お盆に田舎へ行ってきます。十二日から、十六日まで。・・・パパ。どう過ごすの。」
「そうか。・・・軽井沢に行こうと。思っていたが。・・・順子が居ない。んじゃ。行かないよ。・・・東京に居るよ。・・・」
「うーん。・・・私帰ったら行きますか。・・・」
「あー良いよ。・・・電話くれ。」
「はい。じゃ。行ってきます。・・・」順子は。母に電話した。
「お母さん。順子。・・・お盆に帰るから。・・・待って居て。・・・」
「そうですか。・・・皆、待って居るよ。・・・」これでよし。店も順調に、栄えて居るし女の子達も、楽しく務めているから。何の心配はない。・・・情報は錯乱しないように。関係ない情報は、次々と忘れて行かないと。頭の中が。混乱する。・・・気に成るのはやはり。コンピューターの。発展だ。何処まで進むのか。私には分からない。やっぱり、ジョン社長を、中心に、動いた方が良いかな。・・・根津のパパは。後三年で、カナリア諸島に行くとか。行かないとか。でも。その島には、大分投資している、みたいだ。永住できると言う。噂も聞いている。私の未来は、まだ描けない。・・・三十歳。までは。突っ走ろうと、考えて居る。・・・でも根津の、言うように。一人では生きて行けない。・・・テレビ局を利用すれば、人派は。増える。かも。渡辺プロダクション。西川興業。・・・気になる社長達だ。順子は、久々に、自分を見つめていた。千疋屋でお茶して。店に行った。まだ誰も来て居ない。一人で、在庫の確認をしていた。女の達に。ボーナスと称して、一万円。づつ、あげようか。・・・二十万円か。・・・ま。根津の、言う。通り。生きお金を使えば。見返りは有るでしょう。金庫からお金を出した。
「お早う。・・・ママ。・・」皆、慕ってきてくれる。皆を八階に呼んだ。
「もうすぐお盆ね。・・・この中で、帰る人。居る。・・・」誰も居ない。
「私は帰るの。其れで。十二日から十六日迄。お盆休みに、しますね。・・・これ、一人、づつ、お小遣い上げます。」一万円入った封筒を渡した。
「えー有難う。・・・」全員喜んでいる。ジユン子は、嬉しかった。これぞ生きたお金だ。一人呟いた。ドアが開いた。
「お早う。・・・暫く。」
「あら。社長。・・・気にして居たよ。来てくれないから。・・・」
「あー
「忙しい。んだよ。そうだ。大事な話。・・・福島の郡山。で、家の、「村田英雄ショウ」を遣るの。お盆での。大安売り。て。商工会で、催すの。多く勝った人に。入場券あげる。其れのショウ。・・・ママ田舎。福島だろう。帰るか。・・・」
「えー。帰ります。・・・」
「そうだろうと。思って。入場券。十枚。持ってきたよ。・・・ほら上げる。その代わり一番前だよ。・・・十四日。昼席。・・・村田知って居るだろう。此処に来たことあるよ。・・・」
「知って居ますよ。・・・」
「裏に、俺の。サイン書いてあるから。これを出せば楽屋で。村田に会えるから。会えるのは三枚だけだよ。ほら。お父さんとお母さんを。楽屋に連れて行けば。村田と会えるから。」
「えー有難う。・・・喜ぶ。よ。・・・良かった。・・・お土産に成る。」
「ママの喜ぶ仕草が。・・・俺の心を掴む。んだよ。なー」
「社長。・・・何時も、お上手ね。・・・でも。歌手。て。給料。・・・誰も分からないね。・・・」
「ママね。今。税務署が。煩い。んだよ。月に何回も来るし。・・・事務員に、任してある。・・・事務員の性にしちゃう。・・・それ、しか。手は無い。困っている。んだよ。金庫も全部開けて調べる。だから。タンス預金も出来ない。」
「えーじゃ。余っているの。・・・」
「ま。簡単な話。そうだな。・・・家は、大会社じゃ。無いから。俺の一言で決まる。俺は金を回す主義だから。・・・他の歌手よりは、高いよ。・・・個人経営だから。」
「でも忙しいですね。・・・移動が。貴社か。バスか。自家用車か。・・・」
「ママの、言う通り。移動して疲れて。声が出ない。・・・今、歌手は、家は、要らないよ。殆ど地方巡業。で。この前、なんか。北海道から九州に移動。事務員が、うっかりミスで。キャンセルは高い罰金取られるから。」
「へー・・・」
「こんなに成るとは予想していなかった。毎週日曜日は。日本のどこかで、歌っている。今八人でフル回転。」そんな、社長の話で、順子は付きっきりだった。社長は帰った。順子は、社長の名前で、日付を書いて。ヘネシー一本。入れて、置いた。
そして時は。
※八月十二日。順子は。大きな荷物を持って。東北本線に乗って福島へ向かった。一日早いので空いていた。福島駅から。タクシーで、実家に着いた。
「お母さん。裏の方から出てきた。あれ。もう来たの。
「うん。明日からは混むから。・・・」家に、入って。荷物を下ろした。虎屋の羊羹。クッキー。カステラ。雷おこし。きんつば。いっぱい。買ってきた。そして。村田英雄ショウの、入場券。十枚を出した。
「えー本当。十枚。・・・どうした。」
「うん。社長から。頂いたの。裏にサインしてある券。三枚。楽屋に入れる。の。もう一人。誰か誘って。入れるから。」
「えー・・・本当。・・・誰か・・・一人。居る。あと七人。」
「お店の。叔母さんは。・・・」
「ん。・・・ぐあい悪いの。・・・どうか。順子。行ってきな。」
順子は、麗さんの御母さんの所に行った。
「お早う。叔母さん。・・・居ないのかな。耳が遠いのかな。」奥にいた。順子は上がっていった。虎屋の羊羹。一本上げた。
「順子ちゃん。大人に成ったね。・・・家の麗は。どうしている。」
「うん。元気だよ・・・何時も一緒だから。」
「そうかい。仲良く頼むよ。・・・耳が遠いから。出て行かれないの。でもあなたのお母さんが、お世話してくれるから。助かるの。・・・綺麗に成って。・・涙が出て来るよ。順子ちゃん。・・・」
「うん。・・・転ばないように。家中にいた方が安全だから。・・・じゃね。・・」順子は帰った。あー。やりきれないね。・・・一年とは言えないね。ふけるのは、早い。まだまだ元気だと、思っていたのに。・・・泣けてきちゃう。・・・順子はすすり泣きしていた。
「あーお母さん。・・・大分老けたね。おばちゃん。・・・びっくりした。」
「そう。ここ何ヶ月で。急に歩けない。て。言って・・・でも施設は。いやだ。て。頑張って居るから。・・・どうしようも無い。近所の、皆さんで。助けてあげているの。私もあんなに成りたくないわね。」
「ま。良いか。先ず。十四日の昼ね。十一時から。あと七人。声掛けて。」お母さんは知人たちに電話した。集まったようだ。
「良かったね。お母さん。・・・駅から近いの。」
「うん。開成山とこでしょう。歩いては、遠い。」
「そうか。・・・遠いね。福島駅までバスで。郡山まで電車で。・・・駅から、タクシーで行きましょう。私が出して、上げるから。」
「じゃバス停に、八時の福島行き。有るから。バス停に集まるように電話して置く。」
「順子。あしたの朝。移動販売の車が来るから。其処で何か。買うしかないの。・・・でも食べたいもの、あるか、どうか。」良いですよ。私は行かない。其れより電話帳。」
「あ。そうか皆電話が無いですね。・・・じゃ自転車で。佳代子ちゃん家に。行って。見ようか。でも、学校。休みじゃないね。・・・今日土曜日だから。三時には居るでしょう。・・・字。三時まで待つわ。」順子は疲れて横に成った。
「順子お昼だよ。・・・」起こされた。
「あー。スッキリした。・・・」田舎料理が、いっぱいあった。
「ただいま。・・・あ。お姉ちゃんだ。」玄関の靴で分かった。
「お姉ちゃん。・・・」妹二人だ。
「あんた達。又。大きくなったね。・・・早いですねー育つの。建ってみて、…私と同じ、じゃん。・・・」百六十五センチと百六十センチ。
「二人とも。・・・はい。こづかい。あげる。」封筒を渡した。直ぐに開けた。
「えーお姉ちゃん。お金持ちだ。ねー・・・三千円入っている。」二人とも大喜びだ。
「弟は。・・・」
「お兄ちゃんは。部活。大会が有るから。頑張っているの。皆で食べて居る。美味しい。やっぱり田舎は田舎の味が、あって、美味しい。お味噌汁が。
三時なったので順子は。自転車を走らせた。
「お早う。あ。いつもの癖だ。・・・こんにちは。・・」
「あれー・・・順子ちゃん。・・・あー順子ちゃんだー帰って来たのー・」
「うん。お盆だから。去年は、来なかったから。・・・」
「はい。コーラ。・・・」
「有難う。・・・」コーラなんか。一年ぶりだ。
「美味しい・・・佳代ちゃん。お盆。何処か、行くの。・・・」
「どこも行かないよ。・・・行くところ無いし。」
「じゃさ。・・・どこかで皆と会いたいな。・・・」
「えー順子ちゃん。・・・皆。会いたかったのよ。・・・連絡は無いし。」
「ごめん。ごめん。・・・何処で会う。・・・」
「公民館しかないね。・・・」
「良いわよ。公民館でも。・・・会おう。連絡できる。・・・」
「良いわよ。あしたね。・・・・」
「佳代ちゃん。専門学校。だっけ。・・・」
「そう。よ。・・・看護学校。来年四月。終了で。又、上の学校が有るの。病院に向勤めながら通うの。・・・看護婦の資格を取るまで。」
「そう。大変ねー。学校か。勉強したくないね。もう。していないから。勉強。」
「順子ちゃん何しているの。・・・」
「うん。証券会社。て。会社の株を売る会社なの。・・・銀座に有るの。事務所。」
「えー株。・・・分からない。・・・難しいの。・・・」
「そうね。慣れれば。大丈夫ですよ。」
「でも、順子ちゃんは、頭良かったから。何でも出来るでしょう。」
「でもさ。順子ちゃん。明日。有っても。何か食べるもの無いと。混ぜご飯のおにぎり作ろうか。私。得意だから。任せて、何人集まるか分からないけれど。十人位かと。」
「じゃ明日。朝。九時ね。・・・バイバイ。・・・」順子は。家に帰った。
「居た佳代子ちゃん。・・・公民館で会おう。て。」
「でしょうね。何もない。・・・」
「それでさ。お母さん。お土産を。家で、食べるだけ取って、明日皆に。食べさせようか。・・・二人で振り分けた。・・・良いじゃない。・・・会うつもりなかったから。買ってこなかったの。・・・いっぱい有るね。良いです・・・ごめんねお母さん。」
「いわよ。・・・食べたいときは。送って貰うから。」弟が帰って来た。
「ただいま。・・・あれ。お姉ちゃんだ。・・・お姉ちゃん。・・・」
「おー・・元気だね。・・・部活頑張っている。て。・・・」
「うん。県大会が。秋。有るの。・・・優勝する。んだぞー。」
「凄いね。自信あるの。・・・」
「うん。無くても。あるある。て。念珠を。掛けなさい。て。先生が。」
「おー凄い先生だねー」
「お姉ちゃんの事。知って居たよ。先生。・・・」
「本当。・・・良かった。覚えて、居てくれて。」
弟も百七十センチだ。皆子供達は。家のお父さん似だ。背の大きいのは。元気に育ってくれているので安心だ。体操はお母さんだ。皆で夕ご飯を食べた。
「後でお土産。食べなさい。あ。・・・これ、こずかい上げる。封筒を渡した。
「えー・・・三千円。・・・やったー。・・・」喜んでいた。そしてお母さんに。二万円上げた。
「順子。・・・大丈夫。・・・」
「大丈夫よ。お母さんね。順子出世したの。英検持っていたでしょう。其れで証券会社もこれからは、アメリカと付き合うので。英語がかかせない。て。昇格したの。はい。名刺。」
「何。相談役。て。証券会社。て。いろいろの会社と繋がりが有って。株の相談を受けるの。其れの相談役。分かった。・・・難しいね。・・・そういう仕事。給料が高いのよ。毎月五万円は。成るの。相談の内容によって、違うの。だから安心していて。」
順子は。お母さんがあまりにも不思議がるので。丁度。名刺が有ったから。良かった。安心したようだ。田舎では。相談役。て。言ったら。村長以上の人だから。びっくりして居た。皆風呂入って寝た。
朝六時に起きた。
「あー・・・久しぶり。此の爽快感。空気が清々しい。マラソンしたくなる。」
家族で食べる朝ごはん。今日の予定など。話。・・・お姉ちゃん。何時まで居るの。
十五日頃。帰る。・・・今日はね。お友達と会うの。公民館行くよ。・・・学校へ寄ってみようかな。・・・来た。て。何もないよ。・・・三人は学校へ行った。順子は支度して。公民館へ歩いて行った五分位ただ。周りの景色を見ながら。ゆっくり歩いた。皆、早く来た。順子ちゃん・・・会いたかったー。大勢来た。佳代ちゃんも鬼霧を大きなバックに入れて。持ってきた。
「えー。皆お休み。そう。今日からお盆休み。なの。十六日まで。八人来たよ。休めない学校も有るの。」
「皆懐かしいね。一年過ぎたから、・・・学生だから若いですね。私は勤め人だから。年配の人ばかりの会社だから。・・・老けちゃうよ。・・」
「でも順子ちゃん。前よりお綺麗で、・・・お化粧して。・・・私なんか。化粧の、けも、したこと無いよ。・・・東京は。どうですか。・・・私も東京へ行きたい。来年卒業して。・・・私は服飾学院なの。洋服のデザイナーを目指して。もともと針仕事が。好きだだから。・・・」
「うん。でも夢が有って良いじゃない。・・・」道はそれぞれ違うけれど。皆思い出話で尽きない。お昼に成った。かよ、ちゃんの、握った。おにぎりを。食べて。賑やかだ。順子は、お土産を広げるのを忘れていたので。食後に出した。
「えー。虎屋の羊羹。美味しい。・・・美味しい物。ばっかし。・・・順子ちゃんの御土産。美味しいね。」
「オリンピック。見たー・・・」
「見ないですよ。・・・仕事だから。・・・・ただ人は多かったよ。」
「物は高いでしょう。順子ちゃん。・・・良い服、来ているね。・・・幾ら」
「そんな高いの。買えないよ。・・・三千円位よ。・・・」
「福島じゃ高いですよ。三千円。」
「洋服屋さんは、いっぱいあるから。迷っちゃう。」
「おにぎり美味しかった。佳代ちゃん。・・・皆、頑張って居るから。私も頑張らないと。・・・」
「お正月会える。順子ちゃん。・・・」
「まだ分からないね。・・・」
「お仕事何。しているの。・・・」
「うん。証券会社。て。会社の株。て。・・・株式市場。て。・・・それを扱っている仕事なの。」
「難しくない。聞いただけで。・・・初めて聞いたよ。株式。・・・今度勉強して置く。」皆、三時頃別れた。順子も佳代ちゃんと、話して、いた。
「お母さんが、明日。郡山に行くって。村田英雄。ショウ。見に。」
「そうなの。お母さんに任せて置いたから。誰行くか分からない。じゃ良かったね。」
「明日宜しく、ね。・・・じゃまたね。別れた。順子も家に帰った。
「皆。どうだった。・・・」
「うん。やっぱり学生だから。変わって居ないね。・・・私とは、違うよ。お母さん。」
「それはそうでしょう。・・・親のすね。齧って居るだけだから。まだ将来の事は考えないでしょう。」
「やっぱりのんびりしているね。・・・私も頑張るよ。お母さん。皆に負けないように。・・・私も大きな夢が有るの。・・・叶えるかは、分からないけれど。・・・待って居てね。・・・知り合いが、増えたから。結構忙しいの。毎日。・・・」
「順子。・・・学校と家だけよ。・・・カラーテレビ。有るの。」
「そうか。・・・まだまだね。此処の発展は。」
「此処なんか。発展なんかしないわよ。・・・だんだん人が居なくなっているのよ。亡くなった。り。」
「そうだね。・・・お母さんも東京へ来たら。・・・今じゃないよ。私がお金儲けして。大きな家を建てたら。・・・」
「そうなれば行きますよ。・・・何時の事やら。」
「でもさ。弟たちは。東京の大学を受験するように。言っておいてよ。・・・その頃は。私も目鼻。妻そうだから。」
「はい、はい。楽しみにしています。」
次の日
※八月十四日。七時にバス停に。十人集まった。
「お早う皆さん。順子です。・・・今日は。私に任せて下さい。・・・何時もお母さんがお世話になって居ます。
「あら。・・・順子ちゃん。・・・見違えちゃうよ。女優さんみたいに、綺麗に成って。家の子とは、全然。違いますね。・・・お世話に成ります。・・・皆喜んできたのよ。」
「商店会の大安売りで。看板は見ていたの。・・・でも、いっぱい買わないと。貰いないわよ。結局お金ある人だけよ。・・・これ、持っている人は。」バスで福島。汽車で郡山。駅前でタクシーに乗って。会場に着いた。順子が指揮を取って、皆を案内していた
「はい。此処に並んで。・・・お母さん。皆を見て居てね。私。楽屋へ行ってくるから。順子は楽屋を探して。入った。ドアが有った。皆ザワザワしている。
「お早うございます。・・・」村田がこっちを向いた。
「おー。社長から聞いているよ。・・・よく来たね。・・・十名か。マイクの正面。取ってある。て。社長から聞いた。お母さん。と。お父さんの分。」
「お父さんは。・・・居ないの。五年前に」
「あ。そうか。其れは、それは。失礼・・・ま。・・・今直ぐ案内させるから一番先に入れるから。」
「おーい。この人達。入るから。こっちへ連れて来て入れてあげて。」
「はい。・・・どちらですか。」順子と二人で。十人を。連れて来て裏から入った。
「おー。順子さん、まだ、誰も入って、いないけれど。大丈夫なの。」
「皆良いの。座って居て良いのよ。」
「こんな良い場所に、・・・凄いね・順子さん。するとゾロゾロ入って来た。見る見る会場は、いっぱいになった。もうすぐ始まる。びー。ベルが鳴った。
幕が、上がった。割れんばかりの拍手。喝采。中央に出てきた。歌が流れたる五曲歌って。お昼だ。すると。弁当が十人分。スタッフの方が。持ってきてくれた。・・・
「あそこで食べて下さい。と。案内された。広い部屋が有った。早く食べないと。三十分しかない。皆に、言って、急いで、食べた順子は。村田英雄の計らいだと。感じていた。お昼食べて席に戻った。開演だ。一曲歌ってトークに入った。順子は。封筒に五万円を入れて名前を書いて。壇上の村田に渡した。(大卒の三か月分だ)村田は受け取った。瞬間幾ら入って居るかは分る。手を出して順子と握手した。・・・痛い程。強く握られた。公演が二時に終わった。スタッフの方が見えて、十人は。楽屋へ案内された。村田が。・・・
「どうも遠い所。わざわざ。山から出てきてくれて。有難う。・・・順子さんには東京で。お世話に成って居る。んですよ。」順子を持ち上げて。虎屋の羊羹が。二センチの厚さで。出てきた。皆で食べた。
「美味しいね。・・・十人声を揃えて喜んだ。村田は笑顔で満足していた。皆で記念な写真を撮った。後で、順子さんに。渡すそうだ。みんな外へでた。タクシー乗り場が行列だ、近所のレストランに入った。混んでいるけれど座れた。全員。パフェーを頼んだ。少し経って出てきた。
「これ。何だ。・・・アイスクリームか。・・・順子さん。・・・」
「そうよ。・・・美味しいから食べて。・・・」十人は、初めて食べた。
「初めてだー。こんな美味しいの。・・・順子さん。・・・美味しい。」
「たいした。もんだな。村田英雄と写真まで取って。・・・いがったな。今日は。順子は外へでてタクシーを拾ってきた。三台頼んで駅に着いた。汽車に乗って・福島から、最終バスに乗って、家に着いた。七時だ。遅いので皆家に帰った順子達も帰った。
「お帰り。・・・遅かったね。・・」子供達が待って居た。
「あー疲れたけれど。楽しかった。・・・お姉ちゃんは。凄いよ。」
「えーどうして。・・・」
「テレビに出て来る。歌手を知って居るの。・・・皆で写真まで取って頂いて。皆大喜びだった。・・・有難う順子。・・・」
「良かったね。お母さん孝行したよ。・・・今日は。寝ようか疲れたから。なにも食べない。」順子は直ぐ寝た。
※八月十五日。順子は。朝。早く起きた。
「お母さん。私、今日帰るから、今から、お墓詣りに、行こう。」と言って二人いで、お墓参りを済ませてきた。ご飯食べて。化粧して、一番のバスに乗った。そして福島から電車で東京に着いた。真っすぐ家に帰った。そしで根津に電話した。
「パパ・順子。・・・田舎から今、帰った。の。」
「そうか。・・・今、何時。十一時か。・・・じゃ。軽井沢へ行こうか、十六まで休みだから。十七日の夕方まで帰れば良いだろう。
「はい。そうです。・・・」
「じゃ。ハイヤー向けるよ。三越前か。・・・四丁目交差点。・・・日航ハイヤー。て。ドアに。書いてあるから直ぐわかる。」
「分かりました。直ぐ行きます。」順子は支度してすぐ家を出た。三越前で待って居た。アメリカの車。が。止まった。ハイヤー。日航。此れだ。
「もしもし。根津さんの。ですか。」そうですよ、どうぞ。順子は乗った。わー凄いふんわりだ。途中で。根津を乗せて。高速を走った。・・・大きい。応接室みたいだ。こんな車で田舎へ帰りたいな。
「急に電話くれたから。・・・迷ったよ。順子。・・・三時まで着くだろう。・・・この車に乗ると。眠くなる。んだよ。・・・」
「本当。・・・眠くなっちゃった。・・・少し寝て行こう。二人は。寝たようだ。何時もの運転手だから。行く道は、分かるそうだ。
やっぱり三時に着いた。車から荷物を下ろして。家に入った。運転手は帰った。
「いらっしゃいませ。・・・」叔母さんが迎えてくれた。掃除をしていたらしい。直ぐ帰った。小さな露天風呂に、お湯も溜めて有った。二人は直ぐ露天風呂に入った。
「ぱぱ。此処は。涼しいですね。・・・東京とは、全然違う。・・・」順子は根津の傍へ寄って来た。一時間位入ったようだ風呂から出てソファーで。くつろいでいた。
チャイムが鳴った。順子が出た。
「お届け物です。」料理屋さんだ。どうぞ。二人で来た。テーブルにお膳を並べ料理も運んできて。並べて帰った。
「えー。パパ。・・・こんなに。多いじゃない。」
「大丈夫だよ。生ものは。全部食べて。後の残り物は、冷蔵庫に入れて置けば、明日の朝食に成る。・・・レンジで。温める。此処は。何もないから。・・・。」
「そうか。・・・」ワインで乾杯した。
「此のワイン。美味しい。パパ。・・・」
「でしょう。分かるように。成ったね。・・・これ分らなかったら。まだまだ修行が足りない。・・・良かった。合格だ。」
「えー。そう、言うの、有り。・・・」
「順子ワインを、見分けるのは。凄く難しい。・・・だから。ヨーロッパでは。同じ味のワインを。毎日皇帝に出さなければ、成らない。だから、ソムリエ。と言う。人が居る。何世紀も前からいる。・・・それだけ。拘りが有る。のが。ワイン。と言う。飲み物だよ。更に。食べ物にも合わせる。のも。ワインだ。」
「えー。パパ。・・・凄い。知って居るの。・・・一寸、違うの、分かりますよ。甘さ。渋さ。辛さ。」
「順子。勘の鈍い奴は。分からないのよ。・・・貴方は。まあまあだ。ワインセラーが有るから、どんどん飲んで。良い。んだよ。・・・ただ。脳みそに。飲まないように。胃袋に飲む。」
「この前。頭が。ガンガンした時が有った。・・・寝た、時間も分からなかった。・・目が覚めたら。ベッドに入っていた。・・・」
「おいおい。気を付けないと。必ず失敗するよ。幾ら誘われても。これ以上は飲まない。・・・これを実行できない人間は。失格である。・・・そう言う人間とは、今まで付き合ったことは無い。何故ならば同等にみられる。例えば、夫婦間でも。駄目。・・・前にも話したが。戦略結婚された時の。女。お嬢さん育ちだから。酒飲んでは。良い放題。上司でも。部下は特に。俺にでも。・・・明日は。何も無かったような。面構えで。ただ。渋沢系統の。娘だから。文句は言えない。・・・俺もその女が居たから此処まで来た。けれども、・・・次の日は。俺が全て誤って歩いた。だから俺に就いて来た。取引先と。飲んでも。上下を知らない。酒の性にする。酒におぼれた奴は。絶対立ち直れない。順子。これから酒の付き合いは。人間の付き合いの。原点。と。言っても過言ではない。俺は、そうやって今まで。生きてきた。・・・分かるかな。」
「分かるような。分からないような。」
「今の順子の答えは、正しい。・・・分かる筈がない。まだ経験していない。ですよ。其れを分った。と言う。答え方は。無理がある。でも間違いは。誰でも有る。此れも、どう擦り抜けるか。今度の上場をどう擦り抜けるか。・・・・ただ、九名だな。順子。」
「うん。・・・」
「でも。・・・今、考えて居る。・・・俺の今までの。体験を全部。出して。フル活用すれば。何とかなる。・・・順子が。九人に、見下げられると。困る。・・・順子。国会議員を巻き込んだのは。お手柄だ。・・・俺に任せろ。グレーゾーン。を。探す。」
「え。グレーゾーン。て。・・・」
「順子。・・・イエスか、ノーかの。間が。グレーゾーン。て。言う。んだよ。世の中は。俺から見たら。グレーゾーン。だらけだ。其れを見つける。・・・皆に話したら駄目だよ。・・・俺と順子だけ。知って居れば。部下は、知らなくても。良い。話だから。」
「そうですか。・・パパ私も勉強しないと。・・・」
「大丈夫だよ。俺と居れば。自然と覚えるよ。」
「はい。・・・でも美味しい。パパ。調べたら・軽井沢。て。・・・日本で初めての別荘地。で。歴史が。古い。らしい。」
「そうだよ。・・・俺の、神様である。渋沢栄一が。開発した。土地だよ。本来は外国人の別荘に開発した。んだ、けれど。人気が無かったのか。・・・考えて見れば、不便だね。東京から。遠、過ぎる。・・・でも、夏は最高だね。此の涼しさは。林も有るし。でも銀座通り。て。有るよ。明日行こう。・・・お盆だから。混んでいる。かな。」
二人は、何時も未来に向かっている。根津は、何時も順子を気遣って。自分の過去の良い所を教え込もうと必死だ。残り物を冷蔵庫に入れて二人は寝た。
朝九時に起きた。順子は、露天風呂に入ったまだ熱く成って居た。三十分位で出た。化粧してソファーでテレビを見ていた。今日は、帰省ラッシュの最後だと言っていた。
人が多いな。テレビの情報が、人を動かしている。様な気がする。根津が起きて来た。
「あー見たな。…」シャワー室に入った。三十分位で出てきた。順子はコーヒーを入れて待って居た。有難う根津とコーヒーを飲んでいた。
「順子。朝食べる。・・・」
「え。要らない。・・・」
「そうか。残しても叔母さんが片づけてくれるから、大丈夫だよ。」二人は、のんびりしていた。根津は車を呼んだ。支度して、待って居た。
「お早うございます。・・・」運転手が迎えに来た。吟佐に行った。二人は車から降りて、歩いた。
「パパ。洋食屋さんが多いですね。」
「どっちかと言うと、そうかな。・・・ケーキ屋さんも多いよ。」
本当だ。暫く歩いた。順子はケーキを食べたい。と言って。ケーキ屋さんを探して歩いた。人通りから、一歩入った奥の。ケーキ屋さんに入った。広い。・・・レストランになっている。今日は空いている。入った。窓際に座った。ケーキセットを注文した。林が奥まで見える。木々の間から。光が差し込む。この風景が。誰もが好きだ。
「順子。此の木陰の日差しの、風景を楽しみに来ている。んだよ。癒されるだろう。」
「何となく。清々しい。・・・夏の暑さが忘れますね。此処に居ると。」
「有名人もいっぱい居るよ。ただ。出てはこないね。たまに見かけるけれど。隠れて歩く有名人には、成りたくないね。ハハハ・」
「でも、しょうがない。ですよ。民衆が殺到するから。お店に迷惑が掛かるし。」
ケーキセットが来た。
「美味しそう。・・・」ジユン子は。直ぐ食べた。モンブランケーキが好きだ。
「パパ。濃い。・・・味か。香りが、違う。何時ものと、・・・パパ。コージーコーナーも。美味しいよね。」
「うん。あそこは古いよ。開店したのは。一番早い位じゃない。あそこの。女社長が、中々の遣り手で。有名な人だよ。」二人はケーキを食べて帰った。ベランダのチェアーを倒して。休んでいた。うとうと寝た。五時過ぎだ。うすら寒い。部屋に入った。
「パパ。何も食べない。生ハムでワインを飲みたい。順子は。冷蔵庫から。昨日の残りの生ハムをだした。
「美味しい生ハム。食べる。パパ。・・・」要らないようだ。順子はワインを飲んでほんのり。火照った。露天風呂が沸いているので、露天風呂に入った。根津も入った。誰も居ない。山林の別荘。夕日もさして、綺麗だ。やっぱり癒される。
お金を廻せば、皆が癒される。私にも廻って来たから。此処で癒されている。順子は未来を想像していた。露天風呂から上がり。ソファーで。くつろいでいる。疲れも取れたようだ。又活力を貰って仕事する。二人は十七日。朝九時に、軽井沢を後にした。
又、人間の触れ合いが、始まる。順子は家に帰り、ソファーで。休んだ。大分身体が。スッキリ。軽い感じだ。やっぱり別荘は良い。・・・お金持ちの暮らし方が。分かる。でも誰もが出来ている訳では無い。頑張らないと。
※八月十七日。七時。クラブJUN開店。ドアが開いた。
「お早う・・・」
「いら・・・あら。先生。村田英雄先生。・・・いらっしゃいませ。この間は有難う。皆に喜ばれて、楽しかった。」
「はい写真。・・・」
「え。もう出き、あがったの。・・・早い。あー写っている。有難う。頂いた美味しいワイン有るから、開けましょう。」順子は根津からもらったワインを開けて村田に注いだ。
「おー美味しい。・・・今まで飲んだワインより、美味しいね。」
「良かったー。・・・私も、頂く、わ。美味しい。・・・今日はお休みですか。」
「うん。あれから仙台で、二か所。遣って、帰って来て、銀座に買い物に来て。マネージャーを。帰らせてきた。」
「へー。買い物自分でする。」
「そうね、自分の着るものは自分で選ばないと。」
「地方巡業の、移動は、電車ですか。」
「そうですね。今、特急電車が出てきたので。助かりますよ。・・・ちょっと前までは、汽車で、煙で。真っ黒に成って。・・・時代が発展する。てことは。素晴らしいですね。助かりますよ。・・・関東は殆んど車で。」
「車は、アメリカの。」
「はい。俺は、リンカーン。て。車ですよ。・・・キャデラック派とリンカーン派。に分かれて、ま。好き好きでね。・・・ママ、此処のつまみ美味しいね。燻製。て。奴でしょう。」
「そうです。・・・何個か上げますよ。」順子は。アワビ。とり貝。赤貝。ハマグリ。ホタテ。ホッキ貝。ムール貝。ななこ入っています。此れ。超大きい貝を、入りすぐった物を、その場で燻製にしているので。とても新鮮。なんですよ。」
「本当に。美味しい。有難う。・・・あ。忘れていた。ご祝儀。有難う。・・・多すぎましたよママ。ま。・・・此処で使えば。」
「いいえ。もう。お母さんたちは。今頃、村中大騒ぎですよ。・・・写真送ったら。来た、大変ですよ。・・・家の実家は、阿武隈山の。てっぺんの山奥。なんで。」
「歌手家業は、今。絶好調ですよ。・・・明日からは関西方面。・・・帰りの日は、分からない。・・・」
「えー・・・そう、なんだー」
「だから。お金の置く場所に。困っている。・・・税務署が。しょっちゅう来て。」
「へー・・・そうですか。金の延べ棒じゃ。重いし。直ぐ分るし。・・・やっぱり紙だ。一枚の紙に。何億円。て。書いたのを待って居れば。」
「ママ分かっている。じゃない。・・・そう。なんですよ。」
「でも先生。分かるよ。直ぐ。」
「でも置く場所取らないから。・・・動かさなければ。その儘。」
「そうですね。・・・んー。そのうち連絡します。」
「頼むよ。・・・」と。言って。帰った。良い人ですね。・・・奥の三番テーブルは、ママ専用のテーブルで、指名が無いと。女の子達は。座れない。
お店の。回転も。順調に成り、二店舗で、一か月で、七百万円。前後を維持できるように成り。十二月なに入り、暮れも押し詰まって、来た。
※十二月一日。根津から電話が入った。
「順子。・・・審査官のトップと会って。・・・四社の早期上場と。九名の件を話したよ。やっぱり法理と違反に成る。と言われた。しかし。俺は。突っ込んだ。でも、買いが・成立している。と。嘘をついた。ら。頭を抱えて言った。・・・法律作ってから。此の違反は。初めてのケースで。重要犯罪には成らないだろう。て。・・・又審議官は。八名居て。議長が一人。審査官の。このトップだ。四対四に成った場合は。此のトップがどっちに。着くか。で。決まる。依って。トップの。一票で。物事は決まる。・・・分かるかな。順子。」
「うん。・・・分かって来た。・・・覚えておく。」ジユン子も耳を傾けた。
「そして。・・・もしかして。若干の、罰は、有るかも。此れは裁判官が決めることだから。私には分からないが。・・・おそらく。此の政治家。四人が。表に出さないだろう。・・・依って。軽い罰金刑で、済む。・・・何故ならば、犯罪として認めないと。裁判官の。首に。引っかかるから。・・・最終的には軽犯罪で終止符を打つ。」
「分かります。・・・言っている事。・・・結局は、裁判官の義務で、犯罪として扱うけれど。軽犯罪で納める。・・・成る程。・・・パパ頭。良いー」
「順子。俺が言って。いた。グレーゾーン。だ。・・・大事なこと。もう一つ。此れは順子の仕事だ。来年の一月二日。俺の伊豆の別荘で。会う人が居る。一人だ。名前は言えない。男だ・・・俺と順子と。・・・その男の相手役を決めて貰いたい。もちろん順子も一緒だ。だからあなたに、一番近い女が良い。・・・これを決めて貰いたい。時間は。一月二日の、朝七時。三越前。この前の車と同じだ。・・・頼むよ。その男の年齢は。六十歳。・・・頼むよ。」
「えー。・・・うー。・・・分かりました。・・・」そうか。・・・やっぱり来た。・・・金と男と女。・・・そして。お酒で。終わる。根津が世の中の仕来りと。言って居たが。本当だ。根津の。一世一代。と。言っていた。・・・その時が来た。この仕事を最後に、根津は退職すると、言って居た。・・・そうすれば。根津の遺産は。私に来る。・・・チャンスだ。・・・弘子だ。・・・あの子は、一回。落ちている。・・・おそらく、大丈夫でしょう。と。順子は閃いた。・・・おそらく審査官のトップだろう。・完全犯罪。
人生。生きる為。命を賭ける。・・・根津。トップ。順子。弘子。・・・四人が結託。生きる為には仕方がない。でも。今回は。人を殺めるものでは、無い。・・・神様も認めてくれる筈だ。そうだ。浅草観音様に、お詣り。しよう。・・・弘子を連れて。・・・
よし。決定。・・・順子は。腹を括った。店は、忘年会の予約が。入ってきている。昨年とは。違う。・・・やっぱり景気が上り坂、なんだ。良い事が。重なっている。みたいだ。支度して。店に行った。まだ来ていない。八階で、コーヒーを飲んでいた。
「お早う。弘子です。・・・」
「お早う。・・・まだ誰も来て居ない。・・・弘子さん。ちょっと。お話が有るの。お正月、田舎へ帰るの。・・・」
「うん。・・・帰らないけれど。・・・」
「そうですか。一月二日。空いている。・・・」
「うん。・・・毎年。寝。正月だから。・・・」
「あのね。お願いが有るの。私と、付き逢って、ほしいの。・・・と言うのは、伊豆の強羅温泉。て。有るの。其処に行く。んだ。けれど。私も、一緒なの・・・実は・二人で。向こうも二人。で。接客をしてもらいたい。と言う。話が来て。私もさそわれた。んだ、けれども。弘子さんも誘いたいの。誰にも話す人が居ないから。弘子さんだけなのよ。信用するのは。他の人には言えないし。・・・お金は・十万円払う。て。」
「えー・・・本当。・・・ママもー。」
「し。声が大きい。・・・と言う。話。・・」
「ママも、一緒なら。・・・良いわよ。・・・寝正月だから。」
「有難う。私一人じゃ。心細かったの。・・・助かる。弘子さん。」
「一月二日。三越前。朝。七時。・・・」メモを、渡した。弘子は七階に降りた
女子達が来て、お店は、開店した。
「お早う。・・・・」鈴木社長と沢田社長だ。
「あら。いらっしゃいませ。・・・どうぞ。」三番テーブルに、セットした。
「何時も有難うございます。・・・そのご会社は。・・・」
「えー。おかげさまで順調進んで居ます。・・・生産高も、毎月上がっています。」
「機械の方も、開発した部品をアメリカに送って。検査して頂いている。来年早々には、結果が出るみたいで。」若い人達が、研究熱心で。小林課長が、指揮取って。
「ママね。忘年会を遣ろうかと。・・・此処で。十五名。二社の役員だけで。六階の二人と。ママも入っています。・・・お寿司取って、一人一万円で。・・・できないですかね。」
「大丈夫です。・・・会費制にするでしょう。」
「はい。・・・そうです。・・・大バーした分は。会社負担で。」
「日時は。・・・すると。二十日。どうですか。・・・空いています。此処。予約が入って。居るから。この日なら。」
「大丈夫です。お願いします。二社共同ですから。」
「そうですか。七時から。十五名と女の子十名で。二十五名。だと立食形式。で。宜しいですね。・・・隙間が空けば六階から。五名指名します。そうすれば。一対一に成ります。」
「おー。出来れば。一対一の方が、社員は、嬉しいですね。」
「はい。なるべくそうします。」鈴木社長が。
「ママ。本当に凄いですね。きちっと決めてくれるし。言ってくれるし。助かります。ジョンさんとは。常に電話で、相談しながら進めて居ますので、安心して下さい。はい。良かったですね。・・・皆が良く成れば。楽しいよね。・・・要するに一致団結すれば。知恵も沸くし。数もこなせるし。良いとこ。尽くめ。です。」社長達は帰った。
クラブ「JUN」は。一。二。三。と。高さ二メートルの、衝立で。仕切ってあります。それぞれ。別れて、女の子達が。応対しています。ママが、三番テーブルにいる。時は、他のテーブルのお客さんは、ママは、観賞しないように心がけています。他のテーブルに何人来て居るかは。此処では記しません。他のテーブルも、何時もお客は入っています。毎晩の様に忘年会が、一組み有ります。本日は。鈴木社長達の、忘年会で、順子は。お寿司を、大皿、五個を頼んで。女の子達と。一緒に、セットした。テーブルは、内装屋さんに頼んで。足の長いテーブルを用意した。椅子も。三十戸。並べた。
「あー。これなら。七階から、五名指名して、一五名で、応対できるね。弘子に言って、七階から五名。指名した。六時半だ。
「おはよぅ。・・・・」
「お早う。いらっしゃいませー。」女の子達が一列に並んで、待って居た。ぞろぞろ。入って来た。
「おー・・・凄いな。」初めての人が多いみたい。弘子。と。女の子達。は。テキパキと。案内した。全員揃った。鈴木社長が挨拶して、沢井社長が、乾杯の音頭を取って。宴会が始まった。・・・がやがや。ソワソワ。・・・テーブルにオードブルと、寿司と。ヘネシーが、並べられ。社員たちは。超豪華。だと。宜しい様子だ。こんな大皿の寿司は、初めての様だ。皆で、一時間位、食べまくって居た。
「あー・・・腹いっぱいだ。・・・」そしてワイワイガヤガヤ。楽しんでいる。
「ママ。有難う。・・・全員。満足していますよ。・・・」鈴木社長と二人でママの傍へ来た。
「本当ですね。良かったね。楽しそうで。」
「銀座で飲めるなんて。想像も、しなかったよ。・・・綺麗な女性ばっかりだ。・・・」
「誰を口説いても。・・・相手にされないよな。・・・」するとひろこが。
「そんなこと無いわよ。・・・」津軽弁、混ざりで。言った。
「あれ。・・・おめえ。津。がー・・・」
「んだよ。・・・」
「何だー。津軽。だってよ。・・・んでは。だいじょうぶ。だぺー。」青森出身者も居たので、弘子は、燥いで。いた。社員も。乗って来た。弘子は、「津軽あいや節。」を。歌った。・・・拍手喝采だ。順子ママは。銀座の蝶をうたった。
「たとえ柔肌にー。冷たい雨が。沁みようと叩こうと。運命だよーー。弱音吐いちゃ駄目、さ。にっこりと。夜の蝶々は、ああああー・・・飛ぶ、んーだーよ。ーー。」
「おー・・・ままー。」大拍手。喝采。」
「やっぱり。銀座のホステスは。・・・ちがうなー」皆大喜びだ。
「ままー上手だねー・・・心に沁みちゃった。・・・ママの、舞い飛ぶ姿が。映ったよ。・・・」
「どう失礼いたしました。・・・」順子も気分、乗り、乗りだ。十一時で、和やかに終わった。皆帰った。順子も帰って直ぐ寝た。店は順調に判事用している。店は二十八日から。一月四日まで。休みに決めた。・・・でも。六日までは。自由だ。七日から。通常通り。営業する。順子は。弘子に暮れの三一日は。順子の家で、過し。・・・
初詣は、浅草に行き。一日も順子の家に泊り。二日は。一緒に。伊豆へ行こうと。誘った。弘子は、喜んで返事をしてくれた。
※十二月三十一日。十二時。二人は、千疋屋で、軽食を取って。順子の、家に行った。
「えー・・・ママ。広いですね。二。部屋あって。リビングが広い。」
「うん。・・・広いでしょう。一。部屋、開いているの。弘子さんその部屋で寝て。今日は。お寿司屋さんで、飲んで、タクシーで浅草へ行く。・・・お寿司屋さんに電話して置こう」
「もしもし、順子です。・・・今晩二人。・・・あ。三人寝。・・・お願いします。」
そうだ。麗さんもさそうか。
「もしもし。麗さん。順子。今日。何処かへ行くの。・・・もし、良かったら、お寿司屋さんへ来ますか。・・・はい。・・・じゃ待って居る。・・・十時ね。」
「え。誰か来る。・・・」
「うん。・・・ほら。麗さん。て。・・・昔の銀座で。羽振りを聞かせた。ママさんよ。私の、お姉さんだから、ね。・・・気を、使わないで良いのよ。」
「はい。・・・」
「伊豆の話は、しないからね。」二人は。テレビを。見たり、ごろごろして、過ごし
九時半。ピンポン。玄関の、ブザーが鳴った。・・・初めてだ。おそらく麗さんだ。
「はい。・・・」ドアを開けた。やっぱり麗さんだ。
「行きましょうか。・・・」迎えに来た。順子と、弘子が出て行った。
「麗さん紹介します。・・・家の女の子。・・・弘子。て。言うの。家に泊るの。」
「あ。そう。・・・」
「宜しくお願いします。・・・」
「うん。八階にいる子。でしょう。青森の。・・・」
「え。・・・知って、居ました。・・・」
「はい。・・・昔、取った、杵柄。て。・・・やっぱし、習慣ね。順子。・・・目に止まった人は。覚えている。の。背が高いから。目だったの。」
「本当。・・・お寿司屋さん。・・・落ち着いたでしょう。忙しいの。」
「こんばんは。・・・順子です。・・・」
「いらっしゃい。・・・お。今日は、お姉さんと。・・・」
「そうです。今年最後の。・・・お寿司を食べに来たの。・・・後、お友達。」順子が真ん中に座った。何時ものカウンターだ。
「ママ。忙しい所。終わった。ばっかし。・・・ホッとした。」気スターは疲れていた。
「ワイン貰います。・・・何時ものより。一段上の。を。・・・」
「順子、・・・今日、奢ってくれるの。・・・」
「もちろんです。・・・今年は。お世話に成りました。乾杯。」山林はワインを飲んでいる。カウンターにつまみが出てきた。
「ママ。頼まなくても。出て来るの。・・・」
「え。・・・そうですけれど。・・・あ。そうか。・・・弘子さんね。何時も来ているの。麗さんの紹介。だったの。」
「そうよ。・・・順子に、株。取られちゃった。」
「麗さん。・・・」
「冗談だよ。・・・それより順子。・・・今。株。て。出たからその後。どうなって居るの。・・・気に成って居るの。よ。・・・」
「はい。・・・それが。・・・法律違反に成る。て。言われて。・・・と言う事は。公開されない株は。社員以外は。買えない。らしいの。・・・知らなかったから。」
「そうか。・・・美味しい話だと。思った。・・・」
「でもね。・・・もう少し。待って居て。・・・」
「何か。・・・技でも有るの。・・・ひっくり返す。とか。」
「流石。お姉さん。・・・勘が。冴えていますね。・・・」
「うー・・・其のあたりは。・・・まだまだ。」
「弘子さん食べて。飲んで。・・・」順子は、そらした。
「ママ。・・・とり貝。有るよ。・・・暮れで。十個。分けて貰った。」
「順子。・・・とり貝。・・・高いわよ。・・・マスター。ね。」
「そう。・・・でもね。麗さん。大きい。くて、美味しいよ。」
「じゃ三個。下さい。・・・」
「ん。ーーママ、・・・三個。丁度。・・・何時も運が、良いね。」でかいとり貝が。生で、出てきた。
「わー。皆食べて。・・・美味しい。・・・」三人とも。美味しい。美味しい。
「順子・・・美味しい。私も初めて。こんな大きい。とり貝。・・・本当美味しい。」
「マスター。麗さんも初めて。だって。・・・」
「今まで市場に、出なかったから。・・・最近。なんですよ。」
「麗さん。初詣。行きますか。一緒に。・・・浅草。」
「えー行かないわよ。・・・あんな混むところ。・・・歩けないわよ。人で。・・・行くの・・・」
「うん。行くよ。・・・来年、良い年に。成るように。・・・」
「私は、此の儘で良いの。普通で、・・・貴方達は、これからの人だから。お詣いりした方が。良いよ。」
「じゃ二人で行ってきます。・・・混んでいても。しょうがない。」二人は覚悟決めていた。もう食べた。・・・弘子さん。もっと食べたら。・・・」
「もう。お腹。いっぱいです。・・・」三人は、寿司屋で除夜の鐘を聞いて。店を出た。順子達は。タクシーを待って居た。三十分。一時間。来た。
「浅草まで。お願いします。・・・」
「はい。お客さん。・・・手前までですけれど。良いですか。」
「え。・・・手前。・・・」
「え。そう。なんです。交通規制で。でも歩いて。三十分位で。戦争時に着きますよ。」
「其処までで良いです。」手前で降りた。行列だ。でも進んで居る。
「弘子さん。・・・」
「大丈夫ですよ。ママ。体力は。・・・鍛えて居ましたから。・・・」
「そうね。私も大丈夫だよ。・・・」二人は歩いた。
「はい。階段上れば。・・・おー見下ろした。」人の頭だけ。ライトで照らされていた。
二人は並んで手を合わせ。今年も、元気で安全に暮らせるよう。祈願した。
「弘子さん。国際通りに行ってみようか。・・・」
「分からないよ。国際通り。て。・・・」
「うん。こっち。西側だから。」二人は歩いた。
「ママ。度地が西だか。分かるの。・・・」
「うん。・・・東の反対側が、西だよ。弘子さん。・・・」
「ママ。・・・」弘子は笑った。映画館通りは。ぎっしり人が。のろのろ。あー出た。此処を左へ行けば。上野だから。二人は歩いた。一時間歩いて。上野に着いた。混んではいるけれど。そうでも無い。
「此処ならタクシー。走って居るから。」喫茶店に入って休んだ。コーヒーを頼んだ。
「弘子さん寒くない。・・・」
「うん。寒くないよ。・・・田舎の思いしたら。・・・まだまだ。・・・でも静かですね。風が無いから。・・・もう。この時期の津軽は。・・・大変よ。ママ」
「そう。・・・日本も細長いから。気候はさまざまね。」二人はタクシーで。帰った。
「あー。・・・良い体験だ。た。・・・弘子さん今年は。・・・春から。演技が。良いね。・・・と。観音様が。言って居た。」
「ママは。元気ですね。・・・」
「弘子さん。・・・元気な振りしていないと。駄目よ。しょんぼりしていて。居たって。寂しいだけだから。気楽に、楽しく。遣ろう。今年こそ。」
「ママは。馬力が有るし。凄いです。・・・私には無理です。・・・」
「そんな事無いわよ。・・・誰でも。楽しく生きて居れば。幸運は。自ずと、遣ってくる。・・・寝ようか。」二人は、相当疲れた。直ぐ寝た。三時近い。
※昭和四十一年。元旦。起きたのは。十一時頃だ。二人は、シャワーを浴びて。ソファーで、テレビを見ながら、コーヒーを飲んでいた。・・・弘子が。
「私もカラーテレビ。ほしいな。・・・五万円するよ。ママ。・・・」
「そうか。そうね、五万円はする・・・・でもすぐに買えるよ。」二人は、まだ。うとうとしている。順子は。お母さんに電話した。
「順子。あけましておめでとうございます。今年も元気で過ごしましょう。お母さん。帰らないからね。・・・気つけてね。じゃ。」
「弘子さん。外へでようか。」市場へ歩いた。
「えー・・・ナニコレ。人込み。・・・」
「築地市場。・・・」
「此処が。・・・有名な。日本の台所。・・・」弘子はびっくりだ。初めてだ。海鮮丼を探して歩いていた。順子が、弘子さん。此処へ入ろう。海鮮丼。立ち食い。カウンターだけだ。前に来たことが有る。知って居た。海鮮丼が出てきた。お金前払いだ。順子が払った。
「美味しいねー・・・」二人はモクモク食べて居る。後ろに人が並んだ。二人は食べ終わって。出た。
「わー・・・」弘子は、又人に。驚いた。家路に歩いた。ソファーで休んで。テレビを見ていた。いろいろ。番組が有って。退屈しなかった。夜九時だ。
「弘子さん何か食べる。・・・」
「私。要らない。・・・」順子は。美味しいワインを。グラスで、二つテーブルに置いた。
「此れ。飲んでみな。・・・」生ハムも出してきた。
「えー美味しいママ。・・・今までのと違う。・・・」
「でしょう。・・・頂いたの。・・・違うね。・・・順子。お金ある人は。こう言う。高いワイン。飲んでいるのよ。・・・私達も。毎日、此れを飲めるように成りましょう。」
「無理だ。よママ。・・・私は、高級は。望まないの。・・・津軽の暮らしより。良ければ何も言うこと無し。」
「そうか。・・・田舎暮らし、より良ければ。・・・」皆そうなんだな。夢は、違う。当たり前の話だけれど。・・・私もそう。だった。筈だ。・・・どうして、今の姿に成った。のだろう。か。・・・自然の成り行きに。巻き込まれて。現在に至った。・・・運命とやら、か。分からない。順子は時々。考える。
十一時だ。
「弘子さん寝ましょうか。明日。早いから。順子は。目覚ましを。五時に合わせて寝た。
※一月二日。二人は。五時前に起きた。シャワーを浴びて。化粧して支度した。着替えは、少しだけだ。一泊なので。六時半に家を出た。三越前だ。大きな車が居た。順子は。運転手と話した。左ハンドルだから。運転手は。歩道側だ。
「お早う。」根津が。前の席に乗って居た。
「お。・・・ご苦労さん。後ろに乗って。一人は木偶者で言って居ますので。」
「はい。・・・」順子と弘子は。後ろの座席に乗った。弘子が。
゛おー・・・何だこれ。ふかふか。座席。」二人は乗った。車が走り出した。約三時間。前の席で。
「途中で、ドライブインで休むけれど。用事が有ったら。言ってくださいね。直ぐ泊りますから。」順子が。
「はい。分かりました。・・・」車は音もしないで走って居る。弘子はきょろきょろしている。低い声で。
「ママ。・・・車エンジン掛かって居るの。・・・」順子も、低い声で。
「掛かって居るから。・・・走って居るでしょう。・・・」二人は横に成って。うとうと寝た。車はドライブインで、泊った。根津が下りて。二人に挨拶した。
「今日は。ご苦労様です。後に時間走ります。・・・トイレ休憩します。」皆でトイレに入った。
「此処何。・・・ドライブイン。・・・大きな建物だ。もの売る。売店だ。何でも有る。トイレを済ませて車に乗った。走った。
「この車。よく見たら。・・・大きいですね。・・・」
「うん。アメリカの車で。キャデラック。て。言うの。」
゛え。ママ乗ったことあるの。」
「都内走って居るでしょう。・・・ハイヤー。て。」
゛えー・・・知らない。」興味のない人は、分からない。車は高速道路から。下へ降りた。
「もうすぐですから。・・・」帰依から声が聞こえた。すると大きな門構えに。泊った。
「此処です。ドアを開けて、どうぞと言われた。お降りて。門から入った。大きい平屋が建っている。弘子は。きょろ、きょろ。しているだけ。
「ママ。ホテルじゃ無いよね。・・・」
「うん。あの人の別荘だって。・・・」
「えー。・・・お金持ち。・・・」
「らしいです。・・・」玄関の前に来た。叔母さんが出てきた。どぅぞ。案内された。応接間だ。三十畳の広間だ。弘子は周りを見渡している。凄さを感じた。ソファーに座った。叔母さんがコーヒーを入れてきた。さっきの叔父さんは着替えて出てきた。
「今日は、ご苦労さん。もう一人。駅に迎えに行きましたので直ぐきます。遊佐久利していてください。」部屋へ入っていった。
順子と弘子は。コーヒーを飲んでいる。すると叔母さんが玄関に行って。もう一人の人と入って来た。
「お早うございます。・・」と言って。奥の部屋へ入っていった。順子は時計を見た。十一時に成るところだ。・・・順子は。全て知って居るので落ち着いている。弘子はソワソワしている。
「弘子さん落ち着きなさい。」低い声で、話した。弘子も察した。心の準備をした。ほぐれたようだ。
「それで良いのよ。ざっくばらんに。・・・落ち着いて。」根津と二人でソファーに体面で座った。根津が。
「此処のオーナーです。本日は皆さんご苦労様です。この様な接点具をしたのは私です。今晩一晩は。四人で、心を許し合えながら楽しく過ごしたいと。思っています。私達は、初めて。お会いしますが。男と女故。一泊二日を楽しかで行ってください。紹介します。こちらの方は東京に住んでおります。職業は、控え挿していただきます。佐々木さんと言います。」
「どうもご苦労様です佐々木と申します。」
「順子と申します。本日は、根津さんより。お誘いが有りまして。私の。親友で。弘子と申します。初めてお会いする佐々木様。宜しくお願いします。」
「弘子と言います。佐々木様・・・どうぞ。宜しくお願いします。」隣の部屋に宴席を用意してあった。長いテーブルに。真ん中に。八十センチの、タイの、活け造り。お膳いっぱいの。小鉢が。並んでいた。根津が。
「先に、お風呂がおいています。二か所あるので、二人。づつ。入ってください。一時間過ぎて、出てきた。そして。その儘。化粧はしない。浴衣を着て。素顔で付き合う。と言う。お互い。初心な顔で付き合う。根津のやり方だ。
料理が並んでいるテーブルに。二人。づつ。体面で座った。根津が。一泊二日、楽しく過ごしましょう。乾杯。パチパチ。宴会が始まった。
「どうぞ遠慮しないで。むさぼって。大きな口を開けて、食べて下さい。一切。体裁は。お互い気にしない様に。よだれを。たらしても構いません。ざっくばらんに。羽目を外してください。」と。根津か、言って。
宴会に入った。佐々木と言う男は。順子から見ても。良い男だ。弘子も。打ち解けて・佐々木さん。素敵だ。素敵な人だ。と。遠慮しないで行った。佐々木は。顔が赤くなった。
「僕は、この様な。宴会は、初めてです・・・根津さん。有難う。今日は、今までの人生で。一番楽しいです。お風呂は。素晴らしかったです。」
弘子も、顔が赤くなった。一時間過ぎた。弘子が。得意の民謡を歌う。
「私は津軽育ちで三歳の時から歌っています。津軽あいや節を。聞いてください。四分間。熱唱した。パチパチパチパチ。割れんばかりの拍手だ。・・・そして順子は。
大津良子の銀座の蝶を。歌った。「夜の蝶々は。ああああーとぶんーだーよー。」パチパチパチパチ拍手喝采だ。順子の盛り上げ方は。ママだけ。会って。上手だ。
「はい。男性達。根津様から。」根津も。
「はい。じゃ。名月赤城山を歌います。」と。言って歌った。凄い。上手だ。パチパチパチパチ。割れんばかりの拍手だ。
「次は佐々木様が歌います」
「私は。人生劇場を歌います。」歌った。・・・凄い。上手だ。パチパチパチパチ。割れんばかりの拍手だ。順子が。
「皆さん、凄い、旨い。・・・本当プロです皆さん。此処の四人は。歌の素質があるみたいだ。弘子は特に。津軽民謡で鍛えているから。歌には煩い。」順子は感心している。宴会は。賑やかに、進んだ。根津は。一番喜んでいる。この女。二人は。似ん下的に優れている。相手を見抜く。勘が凄い。やっぱり順子だ。良い友達を持っていた。根津も安心した。ところで。佐々木だ。初心だ。遣りやすい。実に官僚に相応しい。人間だ。根津は。遣りやすく、成ったことを覚えた。明日帰る前に話し合う、機会を設ける。事にして。皆寝た。
次の朝。
※一月三日。・・・皆。九時頃起きて。それぞれ。二人で風呂に入った。十時頃集まってコーヒーを飲んで。話している。
「佐々木さん。帰ったら家の店に来て下さる。・・・弘子さんも居るし。」
「はい。・・・必ず行かせて頂きます。」順子は。此の答えで、分かったので。今回は、あまり突っ込んだ話はしない事にした。
「勤め先は。東京駅。周辺だから。銀座に近いでしょう。」
「近いですよ。直ぐですよ。」乗って来ている。順子は。察した。
「弘子は。佐々木さんは。・・・若いですねー。」透かさず順子が。
「何処が若かった。・・・・」
「ママ。其処まで聞くー・・・」弘子も。山を掛けた。ハハハハハ。笑ってごまかした。ホテルから弁当が届いた。四人で食べた。少し休んで。佐々木を。ハイヤーで強羅駅まで送っていった。根津は帰らないから。順子と弘子達が。東京。三越まで。ハイヤーを貸し切りだ。一時に伊豆を出た。
「ママ。有難う。・・・楽しかった。・・・あれから。してなかったの。」
順子が笑って。
「してなかった。て。・・・何。・・・」
「うん。ママ。・・・いじわる。・・・若しかして。ママ。分かった。」
「皆に、此処へ来たことは・・・内緒だから。・・・」
「はい。・・・分かって居ます。」
「順子。・・・正月過ぎの。店のオープン。聞いていたでしょう。」
「うん。六日から。て。言っておいた。」
「そう。官庁は、五日からだから。六日に。店に来る。かも。」
二人は御機嫌だ。ドライブインで。トイレ休憩。・・・何か食べよう。・・・運転手は、良いの。あれが仕事だから。御土産をちょっとした。箱入れ菓子。買って行けば。少しゆっくりしよう。二人は、お土産売り場を、見ながら。店内をウロウロ歩いている。パァッフェー。を食べた。三十分位居て、出た。
「遅くなりました。」と言って。菓子箱を上げた。喜んでいた。二人は順子の家に着いて。ソファーで、テレビを見て過ごした。夕方五時だ。
「弘子どうする。・・・帰る。其れとも、泊る。」
「ママ。泊る。・・・これから電車じゃ。疲れる。」
「良いよ。・・・お寿司屋さん行く。・・・」
「えー・・・行きましょう。・・・ママね息子さん。良い男ね。」
「又、弘子。・・・伊豆の夜を思い出したの。・・・」
「分かる・・・ママ。」
「分かるわよ。顔に書いてある。」辺りは店に入った。
「お早う。・・」順子は強羅の御土産をあげた。
「いらっしゃい。・・・あ。おめでとう御座います。本年も宜しく。・・・何。」
「こちらこそよろしく。お邪魔します。・・・強羅へ行ってきたの。」とりあえずビールで乾杯。
「へー・・・伊豆の強羅・・・優雅だね。・・・浅草言ったー・・・。」
「行きましたよ・・・人込みの中。本殿迄入ったから・・・今年は、マスター。良い事が。起こる。・・・弘子も、良い彼氏が。現れるかもよ。」順子は。ちらつかせた。
「うん。彼氏欲しいなー。」順子が。
「どー・・・あそこにいる人。」息子を見た。息子もこっちを見た。笑ってた。
「あら・・・良い男ね。でも・・・幾つ・・・」
「ぞろ。目。・・・」
「ぞろ。目。・・・何。・・・二十二歳。・・・同級だ。」
「本当・・・弘子。叔母さんに見える。」
「うそー・・・見えないよね。」息子を見た。」
「見えないですよ。同じ位かな。て。思ったよ。来た時。・・・綺麗な人だ。な。て。」
「え。有難う・・・ママ。分かる人は、分かるの。」
「う。そうか。・・・私の一個先輩。なんだ。」マスターが。
「えー・・・ママが上かと。思ったよ。・・・」
「マスター私を、叔母さんにしないで。」
「ごめん、ごめん。・・・温泉混んでいた。」
「うん。そこそこ。混んでいた、ね。何処でも混みますよ。・・・何処でも。でも思い出は、残さないと。マスター。」
「ママは。そういうの。上手だよ。人を引き付ける。」
「うん。そう。言われる。と。嬉しいな。」
「そう。なんですマスター。ママはね。皆に好かれるの。男にも女にも。」
「そう言う。ひと。て。備わって居るのよ。良い星に生まれたのよ。」
「今年も楽しく生きましょう。」生産して帰った。足りは直ぐ寝た。次の日弘子は、帰った。
※一月六日。店を開けた。女の子は。五人。出てきた。弘子は来た。
「お早うございます。ママ。おめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。」女子達、おお互い、あいさつした。コーヒーを飲んで、居た。ドアが開いた。ママが出た。
「いらっしゃいませー・・・あら。‥どうぞ。」三番テーブルにセットした。
「どうもお疲れさま。でした。」ママは弘子を指名した。
「あれ。・・・佐々木さん。本当に来てくれた。の。有難う。前日は。お疲れさま。でした。」
「こちらこそ・・・。」とりあえず完売した。」順子は。
「此のワイン。頂いた物だから。サービスしますので。飲んでください。」注いであげた。三人で飲んだ。
「ママ。ん家で。飲んだのと。同じだね。美味しい。だ。此れが。」
「本当だ・・・」佐々木も美味しい。と。飲んでいた。
「此れね。値段は伏せます。千八百何年。だって。・・・だから美味しい。ワインは。貯蔵が長い程おいしい。て。言いますものね。」
「うん。僕も聞いた事有る。」
「事は。良い人に出会いて。嬉しいね。弘子さん。」
「はい。・・・今後ともよろしく。」弘子は、ぺこりと。お辞儀した。
「お仕事は、毎日、忙しいでしょう。」
「はい。・・・御覧の様に、上場が。書類が山積です。」
「えー・・・家の会社が申請した書類も。・・・何時に成るか。分からないですね。」順子は山を掛けた。
「はい。さようでございます。・・・でも。ジャパンフューチャーアメリカン。系列の四社は。私が直に。担当しますので。其のあたりは。・・・私の前に上がってくるのが。時間が、掛かる。んです。」
「えーそれで一年もかかるの。」
「いや。其れが全てでは、無いですが。・・・主に其れ。何です。・・・七月に上げたみたいですから。五月か六月までは。上場します。・・・そして。二三ヶ月で。公開されます。・・・決定です。だから。遅くとも八月。までは。公開されます。」
「難しいですよね。・・・役所の仕事は、法律が絡むから。私達には。チンプンカンプンです。・・・」
「そうでも、無いですよ。ママ。・・・グレーゾーン。て。有って、其れをクリアすれば。簡単。なんです。・・・」
「そうですか。じゃ素人には無理です。・・・内容知らない人は、誰も分からない。」
「其処が。落とし穴。なんです。法律の。・・・知って居る、先生と。知らない先生が居るのも。事実です。知らない先生は。仕事が遅れますね。」
「あー。やはり。有るんだ。」神子は持ち上げている。弘子が。
「ママ。お客さんが来たので失礼します。」弘子は積和外した。
「佐々木さん。もう一つ困って居るのよ。・・・」
「あ。其れ。根津さんから聞きました。九名の方でしょう。実を言うと、違反です。ただ。大臣が入って居る。と。聞きました。其の大臣は。裏を知って居る方です。」
「どうぞ飲みながら。で。・・・ゆっくり」順子は、前のワインを注いであげた。
「何故ならば。法律は決めても。実証するのが、時間がかかる。其れは曖昧な法律を作るからです。国会が決める。けれど。皆の意見がバラバラで。其れを組み込むから。決定打が。無い。曖昧に成る。んです。そして罪名が、何種類も有るし、だから。初めての違反。例の無い違反は。時間が掛かる。し。軽犯罪で済む事が。たまにある。ただ決定権は、裁判官だから。私は。なにも言えませんが。今までの経歴では。そうなって居る。証券取引の場合は。細かい事が沢山ある。ので。裁判官が。悩ましい。ところがある。」
「えー・・・難しい・・・結論的に言うと。」
「結論的に言うと。可能です。・・・ただ。責任者が、銀行か。証券会社か。代表者が、罰せられる。だけです。」
「そうか・・・だから。根津は、俺が責任取る。と。言ったのだ。」順子は見えてきた。
「後。犯罪捜査が。長引くと。無効に成ります。詐欺罪と言う、捜査は、大変です。百パーセントの証拠が無いと。警察は入れませんので。素人の調査では、時間が掛かるので。無効に成る率が多いです。」
「分かりました。身に余る講義を。頂き。有難う。・・・」
「ママね。こう言う。金融事件。て。いっぱい有ります。・・・私達も、毎日の事だから。うっかりミス。有ります。」
「冗談だけれど。其の。うっかりミスで。通すことは、出来ないですか。」
「有ります。・・・ただ。マスコミに。出されたら。難しいです。・・・マスコミを止められる人を頼む。とか。しないと止まれません。」
「あー・・・疲れる・・・。どうぞ。飲んでください。・・・失礼ですけれど。お住まいは。・・・」
「僕は、神田神保町です。・・・裏通り。です。けれど。」
「え。じゃ何代目とか。・・・」
「うん。・・・三代目かな。・・・昔は。印刷。活版刷りを、家内工業で。代々。僕は、東京大学卒業で。公務員に成った。・・・僕らの時代は公務員が、ステイータスで。注目の、的だった。・・・ただ現在は、試験が難しく。大変らしですね。」
「じゃ。近いですから、いつでも。店に来られますね。・・・お待ちしています。」
店は閉店した。弘子が来て。佐々木さんと話して居た。帰った。
「ママ、難しい話だったから。・・・」
「ごめんね。・・・仕事の事で。話しこんじゃった。」11時で終わった。順子も帰って直ぐ寝た。
そして。順子は、国会議員第一秘書の佐藤さんに電話した。
「もしもし。佐藤さんですか。・・・何時頃お店に見えますか。・・・一月十日。七時。待って居ます。」
※一月十日。七時。
「お早う・・・」
「あら・・・一人。・・・」三番テーブルにセットした。ボトルとつまみを出した。
「明けましておめでとうございます。今年も宜しく。」佐藤が丁寧に挨拶した。
「佐藤さん。達。その後。お話進んで居ますか。」
「居ますよ、ママ。・・・このまえも言ったように。私達は上場したい会社が見つからないのよ。其れさえ分れば。私でも出来るの。だから、ママが知って居る。て。言うから。」
「でもね。・・・聞いた話ね・・・違反に成るかも。て。話。・・・」
「うん。・・・大きい声じゃ言えないの。ママだから。グレーゾーンが有るの。今は話せない。・・・ママには迷惑かけないから。私達、四人の名前で、申請して頂きたいの。申請用紙持っていない。」
「有りますよ。此の六階の事務所に。・・・」
「其処が証券会社。・・・じゃ。四枚。」ママは用紙を四枚持ってきた。」
「おーこれだ。・・・四枚。どうするか。明日書いてきます。六階の証券会社で。・・・良かった。・・・何時頃。公開。」
「うん。五月まで調査が住んで、七月には公開に。成るかも。ですよ。・・・私達は申請しましたから。社員だから。
「えー・・・良いな。・・・俺達も頼むよ。・・・」
「分かりました。・・・例えば。誰か。増やしても。良いの。」
「え。・・・ま。良いとは。言えないけれど。・・・うん。歌手の方が。来ているの。」
「え。差し支えなかったら。・・・二人だからママ。・・・先生たちとも。繋げるから。」
「え。・・・ないしょ。ね。○○様。○○様。○○様。・・・ホント。良いです。」
「五月に、申請すれば公開されなくても、其れを担保に。借り入れ出来るから。」
「家でも貸しますよ。国会議員なら。」
「本当。じゃ、相談して置くよ。・・・現金持って来ます。一千万円。づつ。四人で。」
「あ。手数料金は。十パーセント。ですよ。元金は。五年間。家の証券会社が。預かりで、下ろすことはできません。しかし。株の値上がりは加算されますので、損は有りません。」
「え。・・・そうか・・・ま。良いでしょう。」
「分かりました。じゃ明日。会社五時までだから。・・・朝十時にしますか。じゃ待って居ます。」話は成立した。佐藤は少し飲んで帰った。店も閉店した。
※一月十一日。六階で。
「お早う・・・」四人で来た。順子は書類を受けるり。事務員に渡した。現金も受け取り奥の金庫に入れた。四千万円。
「証券証は後日。此の住所に。郵送します。」
「じゃ無お願いします。」四人は帰った。
順子は麗さんに電話して。株の事話した。美江さんにも連絡する。と言う。連絡待ちだ。そして。村田に出をした。・・・三人が参加すると言う。一月一五日。実印と印鑑証明書と。現金を持って。三人で、六階の事務所に来る。と言う。・・・麗さんから電話が有り事務所に二人で、お金を持ってくると言う。・・・順子は。待って居た。
東京のお金持ちは。銀行に預けて居ないのが。分かった。なぜなら直ぐ持ってくる。・・・銀行なら。一千万円下ろすには。時間が掛かる筈だ。順子は。皆さん。家に置いてある。んだな。感心した。所謂(タンス預金だ)
「お早う・・・」二人来た。
「どうぞ・・・」
「あ。凄いじゃない。・・・堤さんと佐野さんでしょう。」二人は知って居た。
「そうです。事務員さん二人で。・・・今ね。お姉さんたち。忙しく成ったの。朝に。四千万円。決まったの。お姉さん二人で、二千万円。今日は。合計。六千万円。集まったの。・・・」
「順子。・・・本当。・・・へー・・凄い。」
「うーん。でもね。昨年暮れまでは。三億円。決めたのよ。・・・」
「えー。・・・順子さん。・・・何処に、そんな素質有ったの。・・・怖いね。無貴方。」
「本当。順子。・・・凄い。・・・ま。良いよ。じゃ。預けるね。二人分」書類を書いて。実印を押して。印鑑証明者は前に取っておいたそうで持ってきた。此れで鉄続き終わり。
「証券証書は。後日。此の住所に郵送されます。宜しく。」三人は、お得意のライオンに行った。奥のテーブルに座った。美江ママが全部頼んだ。取り敢えずビールで乾杯。
「あれ。新年あいさつしなかったね。とにかく。本年も宜しく。・・・」
「順子さん。・・・それで私達は、何時お金貰えるの。・・・」
「えーとね。七八月の内。三倍に成れば。二千万円だけ。下ろせるの。後の元金は、五年間。証券会社で預かりになる。けれども。株が上がれば加算されますから。増えていきます。」
「えー一千万円は。五年間。預かり。・・・」
「でも美江さん。二千万円は。下ろせるのよ。更に、一千万円は、増えて行くのよ。ずーと。預けて置けば。その会社が良く成れば。私達のお金が。どんどん増えて。二千万円に成るかも。」
「そう言う事です。流石、お姉さん。分かって来た。」
「でも順子。・・・日本中。大騒ぎに成る。んじゃ無い。・・・」
「手もね。表には出ないから。・・・私は。・・・」
「ほら。・・・麗さん。親父のやり方だから。・・・出ないのよ。・・・あの人は。今だって。資産。と。何十億でしょう。いや。何百億だね。・・・裏工作が上手。なんだよ。ほら昔から。俺は。渋沢栄一の。一派の。遣り方を受け継いでいる。とか。何とか。言って居たよ。あの人は。頭使って。あれだけに成った。・・・順子も。そうなり場凄いね。」
「そう。私達は。順子の、別荘の管理人さんに成って。毎日、掃除と草むしりで。」
「それも良いかもね。・・・期待しよう。・・・頑張るのよ。」
三人はいつもの調子で、ワインを飲んでいる。三時だ。別れた。順子は家に帰り。テレビを見ていた。
※一月十五日。五時前。歌手三人が来た。
「お早う。・・・」
「はい。・・・どうぞ。ご苦労様です。」テーブルに座った。シム員がお茶をたした。
「はいママ。・・・」三千万円入った袋をテーブルの上に置いた。そして書類も足した。
「はい。お預かりします。」順子は、奥の金庫に入れた。そして書類の整理をした。印鑑証明書。実印。を押して。申請書は整った。
「証券証明書は。後日。此の住所に届きます。・・・そしてちょっと。説明をしますので。元金は。此処証券会社で。五年間預かりとなります。上場で増えた分。仮に。三倍に成った。と仮定します。二千万円。増えました。其の二千万円は、直ぐ下ろせます。一千万円は。預かりますが。株が上がれば加算されますので。増えていきます。損は無いです。カ社が良く成れば。どんどん増えていきます。其れが株投資です。・・・そして二千万円から手数料が、引かれます。十パーセント。二百万円です。」
「はい。じゃ千八百万円か。・・・分かったような、分かんないような。・・・大丈夫でしょう。ママを、信用しましょう。」
「何時ですか。千八百万円使えるのは。」
「七八月。頃に分ります。その知らせは連絡しますので。後忘れて居ました。手数利用として、十パーセント。頂きます。・・・先程の計算だと。二百万です。」
「はい。分かりました。じゃ。八階で。ちょっと。」
「はい。直ぐ開けます。三人は後ろから着いて来た。」ドアを開けて、入った。三番テーブルにセットした。どうぞ。三人指名した。
「いらっしゃいませ。・・・あれ。テレビで見た人だ。・・・誰、だっけ。」
「村田だー・・・春日だー・三橋だー。ハハハ。」テーブルが賑やかに成った。
「皆さん綺麗だけれど。・・・東京じゃ無いでしょう。・・・どこで取れたの。」
「ミッチー。ジャガイモじゃない。んだから。・・・とれたとは。失礼でしょう。叔母さん達に。」
「おいおい。又。失礼でしょう。叔母さんは無いよ。ね。お母さん。」
「何だよ。三馬鹿トリオ。じゃ無いよ。・・・皆漫才が、好き。なんだよ。」
「お仕事は。一年中旅廻り。地方巡業です。・・・何回も行くと。いやに成るね。・・・観光地でない。地方に行ったら。その夜止まらないで。近所の観光地に泊る。」
「芸者が居るからだろう。ムッチーは。芸者が好きだから。」
「春日だって。京都で、居なくなった。じゃん。嵐山事件。有名だよ。」
「でも今夜は飲んだね。そりゃ。三千万円の話。だからだよ。貰ってみないと分からない。・・・でもママを信じる。」三人は賑やかに帰った。十一時過ぎだ。店も閉店した。
順子も帰って寝た。次の日。十時。
※一月一六日。根津に電話を入れた。
「パパ。順子。・・・昨日まで。話していた。九人分。書類を作って。六階で審査会に送る。て。」
「あ。そう。大臣四人。歌手三人。麗さん美江さん。の。九名です。ね。・・・じゃ佐々木に電話して置くよ。・・・大丈夫だよ。」
順子は安心した。沢田。鈴木社長二人に。電話した。
「順子です。・・・本年も宜しく。・・・」
「はい。こちらこそ、よろしくお願いします。製品は順調に。増え続けています。本年は。必ず良くなります。成田さんに。初詣行ってきました。沢田社長と。社員全員で。ウナギ屋でウナギ食べて。・・・混んでいました。私達は。予約取ったから。大丈夫だった。近いうちにお店に。お邪魔します。」電話を切った。安心した。今日は何処にも出ないで家に居る。事にした。順子は、未来の構想を描こうとしたが。まだ無理だ。まだまだ勉強する事が沢山ある。やっぱり。一日一日が。大事だ。弘子とは。繋がった。美輪を、なにで・誘うか。・・・美和も美人だから。足が長い。洋服は、何でも合う。冬は毎日ノルディックスキーを。遣って居たと言う。片道、五キロを、スキーで通っていたと言う。頑張り屋だ。何と言っても。体力だ。
そうか今日。こそ。洋服を店に。持っていこう。どうするか。丸めてひもで結んで、持っていこう。洗濯屋に出せば、きちっとなる。順子は。押し入れから。出して、使うものは取って置いて。全部、丸めた。タクシーで、下まで来て、運ぶ。そうしよう。タクシーのトランク一杯なりそうだ。六時だ。大通りに行ってタクシーを拾ってきた。ちょっと。待っていて、ください。順子は。まるめた洋服を三回、運んでタクシーに乗せた。店に着いた。下ろしてタクシーは帰った。エレベーターで。八階まで上げた。店のテーブルに広げた。わー凄い数だ。皆来るのを待って居た。
「お早う。・・・ナニコレママ。・・・」
「私のお古。ほしい人、いないかと。持ってきたの。」全員来た。皆集まった。
「えー・・・こんなに。」皆で、ガヤガヤ騒いでいる。広げたり来て見たり。あさって居る。
「おー無く成ったね。・・・良かった。どうですか。合うの。有った。」
「ママ。ほら。分けたら。無くなったよ。・・・手も素敵なものばかりだから。ママ。」
「えーホントだ。良かった、捨てなくて、・・・捨てようかと思っていたの。」手さげ袋が一杯あるので入れたようだ。
※一月二十日。ドアが開いた。ママが出た。
「いらっしゃいませ。・・・佐々木さん。どうぞ」三番テーブルにセットした。
「お疲れ様です。」とりあえず完敗。ボトルでヘネシーを頼んだ。ママが持ってきた。
「本日、朝。根津さんから電話あったの。九人分追加申請したので宜しく。て。私が調べたら有りました。そして。大臣が、四人居ました。だから、大臣が、どう、出て着るか、秘書の性にして、もやもや、に。して繰れれば。解決しますが。・・・大丈夫です。私も。頑張りますので。」
「本当に。お願いします。」
「順子さん、僕は。何十年もこの業務に携わってきています。今回申請した四社は。全部調べました。毎月業績が伸びています。今も伸び続けています。そしてこれほどのお金を投資された。と言う事は。貴方達証券会社の、信用が有ればこそ。なんです。違反は、違反です。しかし、投資と言う。金が無ければこの企業は発展しない筈です。本来ならば国が後押ししなければ、成らない筈です。でも一般投資者が。協力してくれる。大変、意義がある。だからこの企業は日本の発展に。必ず繋がる企業です。此のことを。私が・上の上司に。訴えます。此の投資家たちを保護してください。と。」
「えー。本当ですか。・・・そんなに伸びている。んですか。私は内容まで把握していません。が。」
「伸びている。んです。コンピューター事業と。住宅建設事業は。日本の発展には。重大な事業です。私もアピールします。」
「コンピューター。て。これからどうなりますか。」
「順子さん。コンピューターは。必ず地球を救います。宇宙事業に欠かせない。機器ですから。開発が進んで。それに伴って。やがては私達にも、関係するでしょう。だから。ジャパンフューチャーアメリカンと言う。社名は。此の時代に・一致しています。」
「えー。そうですか。・・・」
「僕も此の、四社の上場には、自ら入ります。」佐々木真一。の。熱意は本当みたいに感じる。順子は。思った。
店は、閉店した。皆帰った。順子も帰って寝た。
順子は本気で成功させたい。必ず。・・・店は。本年も走り出しが良いので、順調に行くと思っている。時は五月半ば過ぎ。
※五月二十日。佐々木真一から。十一時頃。電話が有った。
「山本順子。相談役ですか。証券取引所の佐々木真一です。」順子はびっくりした。
「は。はい。山本です。・・・」
「実はですね。順子さんだけに知らせます。上場申請書が。テーブルに上がりました。七月上旬には。公開されます。コンピューター。二社は。五倍の可能性が。見えています。建て売りの会社は。三倍。止まり。かな。今、その審議に入りました。・・・順子さんだから話しますが。私が後押し、しているからです。・・・分かってください。・・・それから弘子さんに。宜しく伝えてください。この電話は、私直通です。今月末に郵送で証券会社に届くと思います。今日の事はあくまでも二人だけの。内緒です。」
「有難う。御座います。・・・若し、差し支えなかったら。弘子さんから。電話するように伝えますか。・・・」
「え。・・・できれば。お願いします。」
「分かりましたこの電話ですね。」切った。そうか。・・・アタックしている。本気だ。書類を整理しておかないと。貸しだし。金利。回収。手数料。」
此の事は、佐々木の言う通り。黙って居る。どっちにしても。末には連絡来るらしいから・・・。良かった。店は七時開店した。ドアが開いた。
「いらっしゃいませ・・・あら、」
「鈴木です。・・・」沢井社長と見えた。・・・順子は、虫の知らせか?。
「どうぞ。・・・」三番テーブルにセットした。つまみとボトルを出した。取り敢えず乾杯。
「順子相談役。・・・そろそろですかね。・・・」
「連絡は来るでしょうから。・・・でも、気に成りますね。・・・ところで会社の状況は、・・・」
「はい。おかげさまでグングン。伸びています。・・・小林グループの、改良した部品が。ジョン社長に認められて。組み込まれています。」
「えー・・・それは。凄いことですね。」
「はい。まだまだ、改良の隙間がある。て。小林が言って居ます。」
「沢田社長の方は。・・・」
「家も、材料の無駄を無くすやり方を考えて、ごみが出なくなり。同じ料で、倍近い製品が。完成しています。アメリカでも。様々な形に。改良してきています。が。全て対応できています。」
「成る程。真に日本の、勤勉さが。出てきていますね。・・・」
「相談役の。言う通りです。コンピューター内蔵は。素人には、見えない部分が、かなりある。みたいで。小林グループは。要りがいがある。と言って。頑張って居ます。」
「とにかく、頑張れば。成果は出るでしょう。・・・期待して待ちましょう。」
鈴木社長は、何時も相談役には。勇気付けられて、いると感心していた。二人は一時間位、居て帰った。十時前か。順子は、お客を待って居た。ドアが開いた。
「いらっしゃい・・・あ。社長」笹川社長と三井社長だ。
「どうぞ。・・・」三番テーブルにセットした。つまみとボトルを出した。
「暫く。です。・・・とりあえず乾杯。」順子が声掛けた。
「忙しくて。中々。・・・ママ。あれから二人で会う機会が有って。株上場の話になって。ママの噂に居なって。お付き合いさせて、居ます。」
「それは、良かったです、・・・どうですか。仕事の方は。」
「お互い。凄い。上昇です。西と東で。社員も増えて。ここ一年で倍に増やしました。土地も確保しています。東は、茨城。千葉まで。進出しようかと。模索中です。」
「えー・・・やっぱり高度成長ですか。」
「そうです。東京に一極集中で、ごみごみしてきたので。郊外に移り住む。と言う。風潮が。髙と成し。移住していますので。まだまだ。先行きは、好調です。・・・ところでママ。株の情報は、動きが有りました。でしょうか。・・・」
「今、調査で動いて居ます。・・・今月中には。分かる。とか。て。家の。堤が、言って居ましたから。もうちょっと。・・・」
「そうですか。・・・俺達は。・・・この店でママと知り合って。上場と言う。話に乗っかって。・・・夢を見ている状態だから。・・・実現したら。順子ママに何を御礼したら良いのか。二人で考えて居ます。・・・」
「えー・・・そんなに。気になさらないで。・・・私は情報を知らせただけですから。やっぱり。やる気を起こした。社長達ですよ。・・・」
「でもね。ママ。・・・情報が。無かったら。ただ飲んでいただけですよ。・・・」
「有難うございます。そう言って頂けたら。光栄です。」
順子は。分かって居たが、話さないで、引き付けようと、思った。・・・知って居るふりはしない。様にしているからである。二人は看板まで居て。帰った。順子も帰った。寿司屋へ寄った。
「お早う。ございます。
「いらっしゃい・・・」カウンターに座った。取り敢えずビール。つまみも出てきた。
「どうですか。その後。・・・ママ。今日は。すっきりしていますね。まだ。飲んでいない。・・・」
「うん。・・・ちょっとだけ。・・・分かりますか。」女将が。
「分かりますよママ、目を見ると。今まで引き攣って居ることが。多かったよ。最近は大らかに成った。見たいで。」
「えー。・・・怖いね。女将さん。」
「えー。いろんな人来ますから。楽しいですよ。・・・見ていると。」
「ここんとこ。何も決まらなかったから。・・・夢ばっかり膨らんで。・・・頭の中が夢だらけ。・・・朝、電話あって。実現しそうだ。て。知らされたの。」
「え。例の・・・三億円とか。・・・」
「そう。・・・でもね、新聞に公開されないうちは。完全。とは。言えない。んです。」
「うん。其れはそうだな。・・・確かな情報なら。完全と同じでしょう。」
「でも。私は初めてだから。・・・其処迄。読めないの。・・・修行が足りない。て。事ですね。」
「そうか。ママは。実直。なんだよ。物事を過剰に受け止めない。」
「流石、マスター・・・苦労していますね。」順子は気分よく話していた。帰って直ぐ寝た。
※六月一日。順子は。十時に起きて。シャワーを浴びて、ソファーで。テレビを見ていた。リリリリ電話が鳴った。
「はい。順子です。・・・」
「お早う。堤です。・・・証券取引所の、佐々木と言う人から。電話が有って。四社の書類が。上がって来た。と。報告が有りました。そして。市場公開単価の。審査をして七月一日に。市場公開。されるそうです。」根津からも電話が来た。
「順子。・・・来る時が来たよ。・・・公開が七月一日と言っていた。・・・ただ。一日四時まで。公開されないと。・・・問題が発生した。として。差は送りされる。・・・
ケースが有るから。・・・一か月待ちだ。」
「えー・・・パパ。・・・驚かさ、ないで。・・・」
「順子。・・・それが現実だ。・・・勝負は。下駄。履くまでは。・・・分からない。だから。これからも、こう言う事にぶつかるから。自分の気持ちを。しっかり慎重に。落ち着かせないと。自分が惨めに成るから。・・・落ち着いて待っていろ。」
「はい。分かりました。・・・うん。・・・確かに。勝負は。下駄履くまで、分からない。根津の指導は、先、走らないように。と言う。事でしょう。」順子は支度して、ブラブラ。歩いて。店に向かった。良い陽気だ。新緑の様な服装が目立つ。順子も薄手の淡い黄色のワンピースを着ている。もうすぐ暑い夏が遣ってくる。店の前に美輪達。五六人が居た。
「お早う。・・・」
「あ。お早う。ママ、素敵ー・・・ワンピース。」
「なに。どうしたの。此処で。・・・」
「比呂路子さんみたいな人が、歩いていた。て。・・・見ていたの。」
「えー似た人居るでしょう。・・・度にでも。さ。行きましょう。」エレベーターで八階まで行った。皆で降りて休んだ。女の子達は七八階に分かれた。開店だ。
「お早う・・・」ママが出た。
「おはょう・・・あ。弘子。」
「ママ。土曜日で。佐々木さんが。午後からお休みで。デートしていたの。もうすぐ店に来る。・・・」
「そうか。・・・じゃ。電話した。んだ。」弘子は。ちょこんと首を、下げた。
「おはよう・・・・」ドアが開いた。ママが出た。
「いらっしゃいませ・・・・あら。どうぞ。」佐々木さんだ。二番テーブルへセットした。弘子と三人指名して座った。ママは、ちょっと居て、席を外した。弘子達四人で騒いで、賑やかに飲んでいる。
「ママ。ワインボトルで。」一本出した。ドアが開いた。ママが出た。
「いらっしゃいませ。・・・あら。三人。」三番テーブルにセットした。ボトルとつまみを出した。取り敢えず乾杯。ムッチーが。
「ママ。今日は株の話。お預け。・・・待つしかないだろう。あーだ、こーだ。言ったって。・・・今日は。招待状を持ってきたよ。」ミッチーが。
「今度。三人で、浅草国際劇場で、リサイタル。遣る。んだよ。・・・はい。招待状。五人分。・・・七月三十日。十一時。開演。・・・ママのために取って置いた。んだよ。」
「えー・・・こんなに。・・・」ハッチーが
「良い。んだよ。五枚、有るから。お母さんたち。呼んだら。」
「えー・・・五枚も。・・・」ムッチーが。
「今度はさ。前から五列目だから。あそこは、舞台が高いから。五列目が一番の席だから。・・・」
「有難うございます・・・」順子は深くお辞儀をした。
「良い。んだよ。気にしなくて。・・・な。」ムッチーが、皆に言って居た。
「ママ此処にはる福島県。出身。居ないの。・・・・」
「え。おります。・・・花子ちゃん。て。可愛いの。色が白くて、ちっちゃくて。黒髪で。・・・確か会津の只見。とか。・・・お呼びしますか。・・・」
「呼んでよ。・・・」七階に行って。ママが指名して。連れてきた。
「此の子です。・・・」花子は、立ってお辞儀した。
「ママ。・・・ちっちゃく、ない。じゃん。」ハッチーが喜んだ。ハッチーの横に座った
「初めまして。花子と申します。・・・」ミッチーが。
「ちょっと。ハッチー。その子。俺の彼女だよ。・・・歌っている。でしょう。」
「あー・・・そうだ。・・・ミッチーが歌って居るよ。・・・お花ちゃん。ハハハ。」
「こんな出会いが。有る。んですね。・・・だから世の中は面白いよ。・・・其処駄目。こっちへ来なさい。」ミッチーが呼んだ。花子も席を一つずれた。
「おー・・・似合うねー・・・たってみな。二人。・・・ほら。丁度だよ。」
「ハッチーは。何処が丁度、なんだよ。・・・年か。・・・」
「年。・・・自分の年。忘れて居るよ。・・・貴方幾つ。」
「花子は。今年。誕生来れば。二十一歳です。・・・ほら。ミッチー。・・・違うよ。」
「でも背が。同じくらいだね。俺は、百六十三センチ。だから。」
「えー。私も。・・・」
「ほら。ハッチー・・・偶然が。重なって。手と手も重なって。心と心も重なって。ハハハハハハ。だから面白い。世の中は。」ミッチーは。花子と肩を組んだ。」
この三人は、何時も賑やかだ。ムッチーが。
「俺はどうなるの。・・・」ママが。
「居るでしょう。隣に。・・・」
「あ。小さくて見えなかった。・・・」
「ムッチー。・・・美和ちゃんが一番、大きい子よ。百六十七センチメートルよ」
「えー・・・大きいとは、思っていたけれど。・・・でも皆さん色白だね。」
「そう。なんですよ。・・・皆さん東北出身なの。私始め。」
「そうだ。ママが福島だよ。ハッチー。」
「ママは綺麗すぎるから。・・・綺麗な花にはとげがある。て。痛いよ。
じゃ新潟居る。・・・」
「居ますよ。・・・里子ちゃん。・・・前に居るでしょう。」ママが紹介した。
「里子です。宜しくお願いします。」
「居た。じゃん。すぐ前に。・・・年聞いちゃ不味いかな、」ママが。
「そんなこと無いわよね。」
「はい。二十一歳です。・・・」
「またまた若い。お嬢さんだ。新潟。何処。」
「村上です。・・・山形寄りです。・・・山形の方が近いです。」里子は素直だ。
「そうですか。新潟と言っても。東北だな。日本海。・・・俺は。二十頃まで、海を知らなかった。・・・海水浴は。猪苗代湖。だった。・・・あそこが海だと思っていた。だって。○○浜。て。砂が有って。四か所位。何とか浜。て。」
「えー猪苗代湖。て。湖だよね。・・・へー。あそこ会津磐梯山。でしょう。」里子はびっくりした。
「凄いねー。歌手方と会えて。お父さん達。何時も歌って居るよ。・・・酒飲んでは御三方の。歌。・・・小倉生れでとか。リンゴ村とか・一本杉とか。・・・分かります。」
「そうか。・・・俺達も、頑張ろう。・・・」三人は賑やかに飲んで帰った。十一時過ぎていた。店も閉店だ。皆帰った。順子も帰った。帰りは何時もタクシーを拾って帰る。神子は直ぐ寝た。
店は順調に、繁盛している。ヘネシーも、一日。三四本出ている。
※七月一日。順子は。朝。六時に起きた。心配で寝られなかった。シャワーを浴びた。化粧して。ソファーで。テレビを見ていた。ソワソワしている。落ち着きがない。株公開は。何処で遣って居るのか。分からない。そうだ佐々木さんに聞いてみよう。まだ十時だ。
「もしもし。山本順子と申します。・・・」
「あ。順子さん。・・・公開は、午後一時に掲示板に。出ます。私が見て居ますので。一時半に電話しますので。・・・電話口で待機していて。下さい。・・・」
「はい。・・・分かりました。・・・」順子は。少し震えている。興奮している。落ち着かないと。と。自分に。言い聞かせている。十二時だ。すると。コマーシャル。が流れた。ジャパンフューチャーアメリカン。・・・と聞こえた。あー。家の会社だ。最近馴れていたせいか。聞いていなかった。虫の知らせか。・・・丁度。マッチした。
一時二十分。リリリリ。電話が鳴った。直ぐ出た。佐々木さんだ。
「もしもし。佐々木です。・・・おめでとうございます。公開。されました。前の通り。二社が五倍。二社が三倍。・・・です。・・・明日の新聞で公開されるので。誰も知らないですよ。順子さんだけですよ。・・・今、知って居るのは。・・・今日は。外には喋らないでください。誰に聞いた。と言う事に成りますので。守ってください。明日に成れば公ですから。どんどん。宣伝してください。」
「有難うございました。・・・御礼申し上げます。」電話を切った。順子は。がく。と。肩の荷が下りた。感じで。座った。暫く立てなかった。時計見たら二時だ。やっと立てた。水をグラス一杯。飲んだ。
「あー・・・これが、誰もが体験する。達成感か。・・・総理大臣に成った気分だ。でも、天狗になっては、行けない。・・・誰もが分かってくれて、居る筈だから。今まで通りに。普通な、態度で。居よう。と。自分に言い聞かせた。喋りたく、成るから。寿司屋にも、行かない。一人ライオンで、静かに。お祝いしよう。・・・お店も電話して休むことにする。順子は。冷静に成るため。考えた。策だ。支度して。ライオンに行った。相変わらず、いっぱいだ。何時もの奥のテーブルに座った。一番高級のワインとソーセージセットを頼んだ。周りを見渡した。年配で裕福に見える人達ばかりだ。お昼過ぎだから勤め人は居ない。・・・皆さん。ふくよかな。笑顔で。楽しんでいる。ワインとソーセージが来た。暫くぶりだ。美味しい特別だ。ワイン二杯飲んだ。四時だ。帰った。ノートを出して。いろいろ書きだした。・・・お金の動きは、全て分る。配当も分かる。全部書き残す事にした。そして。これからの計画を少しだけ想像する。七時だ。
「もしもし。弘子さん。私、急用ができて、お休みするから。宜しく頼むね。売上金は。七八階分、弘子さん持って、帰って、下さい。お願いね」
順子は。落ち着きを取り戻したようだ。全部整理した。十二時だ。直ぐ寝た。




