第五話 ヒトモドキ
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巨人の絶叫が朝日の登る空に轟いた。
エルベダ要塞に突如として現れた巨人は凄まじい再生力を持つ化け物だった。
手足を斬り落としても、頭を叩き潰しても、心臓を貫いても、その再生が止まることは無かった。
本体から欠落した部位は武器に変異し、手を変え品を変え、自分を殺しにかかる。
「自慢の再生能力も原初の火の前では形無しだな」
レーベインベルグに組み込まれた術式の中でも最大の威力を誇る原初の火。
かつて、空と大地と太陽を燃やし、世界に文明を築く地ならしの役割を担った最初の火だ。
グァルプに曰く、原初の火に焼かれてしまえば、魔人ですら消滅は免れないらしい。
永久に再生を繰り返す巨人と、久遠に燃え続ける原初の火。
幸いにも巨人のレジスト能力は然程、高くは無く、巨人が自慢の巨体を再生させるよりも、原初の火が全身を灰に変える方が遥かに早かった。
原初の火を一発叩き込んだだけで巨人は絶叫と共にもがき苦しみ、全身を炭化させ、風に吹かれて塵と消えた。
これがドラゴンなら肉体が焼け爆ぜようとも、それを一顧だにせず絶命の瞬間まで此方の命を奪い去ろうと襲い掛かって来る。
ドラゴンに比べれば、力が強く、素早く、生命力に溢れ、凄まじい再生力を持つだけで凄味も無ければ、恐ろしさも感じない。
龍殺しという称号があっても巨人殺しという称号が無いのも頷ける話だ。
「蒼一郎さん、無事か!?」
巨人が灰になり、地面に座り込んでいるとヴァレントさんが駆け寄って来る。正直、あんまり無事では無い。
確かに、ドラゴンに比べれば巨人なんて物の数では無いが、巨人に比べれば人間など脆弱な存在だ。
巨人が力任せに拳を振るう度に破壊された残骸が散弾のように飛び散り、自分の左肩、右の二の腕、右太腿を貫いた。
攻撃の余波でこの様だ。急所に喰らえば一撃であの世逝きだ。
石片を引っこ抜く度に脳髄を揺さ振るような鋭い痛みに身体が悲鳴を上げるが、泣き言の前にやるべき事がある。
それは――。
「やあ、相棒」
ヴァレントさんの顔面を鷲掴みにして――。
「お? お? お? ど、どした?」
戸惑っている隙に、一気に締め上げる。
そりゃあもう、顔面の骨を陥没させる勢いで。
「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああっ!?」
「通常装備の衛兵達に立ち向かえる相手じゃないじゃないですか。全く」
「いてぇぇっ!? マジでいてぇぞ兄弟!」
ヴァレントさんが戸惑いつつも悲鳴をあげるが、制裁なのだから当然だ。痛くなかったら意味が無い。
「何なんですか、あの出鱈目な再生能力は。自分の装備が偶々、奴に効果的だったから良かったものを。自分以外が戦えば負けないにしても、とんでも無い被害が出ていたところですよ」
それにサマーダム大学で胡桃さんとリディリアさんを拾ったら、またエルベダ要塞に遊びに行くつもりだった。
馬鹿正直に馬鹿貴族と一緒に逃げ出していたら、どうなっていた事か。想像しただけで背筋が凍る。
「し、仕方ないだろ! まさか兄弟がそこまで強いとは思いも……いぎゃああああああああ!!」
「これでも冒険者ですよ。危険に首突っ込んで生計立てているんですから強くて当然でしょう。素直に頼って下さいよ、相棒」
ヴァレントさんが悲鳴をあげながらうめき声混じりに『次からはそうする』と言ったのを確認してから、アイアンクロウから解放する。
「それでネフェルトさんは?」
「地下の避難所で寝かせている。安全にはなったみたいだし家に戻しても良さそうだな」
彼は気楽に言ったが自分の聴覚がまだ危機は去っていないと警告を発する。
防壁を破壊しようと打撃を加える音や、肉が肉を打つ音が未だ途切れていない。
「いえ、まだ危機は――」
自分の言葉が、巨人の咆哮によって途切れさせられた。
常人での聴覚でも十分にその正体を察せられる程の大音響にヴァレントさんが蒼褪めた表情を浮かべる。
「な、なあ兄弟。今の声って……」
「いつまで経っても衛兵達が来ないわけですよ」
おっとり刀で何をしているのやらと思っていたが、この要塞の戦力は現在進行形で交戦中なのだ。
「巨人は群れを作らずに単独行動をする生態だと聞いていたのですが、違うみたいですね」
「ど、どうするんだ?」
「どうするって言われたって……決まっているでしょう?」
レーベインベルグの内蔵魔力は、魔人グァルプ戦で使い切ったまま補給が済んでいない。
胡桃さんとリディリアさんを迎えに行くだけで、前回程の死闘を繰り広げることなど無いと思っていたからだ。
自前の魔力で原初の火を撃てるのは一日に二発。既に一発は使っている。
残りは一発。衛兵達が相手にしている巨人が一体だけならどうにかなる。
「――なんて自分の都合の良いことを期待していると大抵裏切られるんですよねぇ」
エルベダ要塞の裏門に辿り着く。
そこでは衛兵達が二体の巨人を相手に悪戦苦闘を繰り広げていた。
更に地面には事切れた衛兵達が倒れ伏し、まさに死屍累々という有様を晒していた。
「あの中に混じるのか? 本気か、兄弟」
「今すぐにでも回れ右したいのは山々ですがね」
「そこのお前達! 早く逃げろ! 死にたいのか!」
自分達の存在に気付いた衛兵の一人が大声を張り上げる。
きっとヴァレントさん達と同じように善良な人達なのだろう。
――新鮮味を感じる対応だ。
レーベインベルグを抜刀し、彼等に倣うように傍らに立つ。
「手を貸しますよ」
「正気か!? 相手は巨人だぞ!!」
「ええ、正気ですよ。それに今し方、正門で巨人を一体、灰に変えてきたところです」
「灰に……? お前、魔術師か?」
「いいえ、兵装使いの冒険者です。ソウブルーでは龍殺しの二つ名で通っています」
嫌味な気がして好き好んで名乗りたい二つ名では無い。
だが、こういう正義感や使命感の強い人間を一言で説得するには一番手っ取り早い。
「一体は自分が引き受けます」
エルベダ要塞の裏門に現れた二体の巨人。大きさは正門で戦った巨人の半分の五メートル程度。
それでも十分巨大だ。だがしかし、この際、奴等の大きさはどうでも良い。
その内の一体は正門の巨人とは異なり、腹と両足も装甲のような筋肉に覆われていて正統派の巨人という風体をしている。
そして、一番の問題はもう一体の黒い巨人だ。
「――――――――――――――!!」
この世の物とは思えない咆哮が聴覚を滅茶苦茶にかき乱す。
そんな現実味の無い不快感と恐怖感を煽り、呪いじみた絶叫が衛兵達の動きを拘束する。
ヴァレントさんが腰を抜かし、口の端から泡を吹いて涙を流す。
ただ吠えているだけでは無い。
発声器官その物に魔術的な機能で恐怖心を引き出す効力があるのだろう。
自分の額の辺りで紫電が迸り、特大の静電気のような音を立てて弾けた。
青のルスルプトに与えられた加護の一つ、魔術防壁が反応したのだ。
巨人の肉体を覆い尽すように、漆黒の魔力光が巨人の本来の姿を黒くかき消す。
頑強なのか、鋭敏なのか、無傷なのか、手傷を負っているのか、此方には何一つとして情報を与えるつもりが無いような錯覚を感じる。
そんな知能が巨人には無い、ということになっているが……。
頭部から洩れる二つの赤い光が、黒い巨人の眼光が赤だということを示すが、そんな情報は何の役にも立ちはしない。
右腕と思われる部位には戦斧、左腕には大鎌を携えている。どちらも矢張り漆黒の魔力光に覆われている。
サマーダム大学で戦った巨人のアンデッドが全く同じ形状の武器を持っていた事を考えると、恐らく、巨人達が習慣的に使う武器なのだろう。
黒い巨人は得物の射程内にいる衛兵達に向かって斬撃を放つ。咆哮により動きを拘束された衛兵達が無抵抗のまま斬り殺された。
「自分にはあの声は通用しません。黒い巨人は自分が始末します」
「あの黒い巨人は傷を受ければ受ける程、変異を繰り返す。声による効力も交戦開始当初とは段違いだ」
「忠告感謝します」
再生能力も厄介だったが変異も相当だ。何せ何が起こるかが全く分からない。
しかも、変異の条件が傷を負う事だというのだからふざけている。変異と再生の猶予を与えず、焼き殺すしかないだろうか?
「龍殺しが加勢する! 総員! 黒い巨人から離脱しろ!」
――考えている暇も無いか。
後退する衛兵達と入れ替わるように前方へと飛び込む。
衛兵達を追撃する黒い巨人の突進に真正面から相対し、その勢いを受け流して巨人の軌道を逸らす。
勢い余って明後日の方向へと駆けていく巨人に並走し、斬撃を縦横無尽に走らせる。
レーベインベルグの刀身が巨人の肉体に接触する度に、漆黒の魔力光が刀身を包み込もうとする。
刀身に刻み込まれた魔術刻印はレーベインベルグに魔術的、霊的な攻撃と防御を可能とする術式が組み込まれている。
それにも関わらず、漆黒の魔力光は刀身を伝って、自分の腕を包み込もうと浸食を続ける。
物理的、魔術的、霊的な干渉は感じられなかった。
魔力光では無く、自分にとって未知の術理による攻撃なのかも知れない。
不気味な予感を覚え、黒い巨人から飛び退く。
血糊を飛ばすように刃を振るうと漆黒の魔力光は、拍子抜けする程簡単に煙と共に霧散した。
呪術的、それとも神憑り的なものだろうか? 邪神ガエルや、八雷神の加護のような。
――だが、レーベインベルグなら邪神の干渉だろうが、霊体だろうが存在し、認識出来るなら殺せる筈だ。
そして――――、
「殺し合いなら、今の俺でも決して巨人に劣るものではない!」
* * * * * * *
「あらま……最近のヒトは侮れないのねぇ」
エルベダ要塞にそびえる鉄塔の頂点で黒い巨人に対峙する蒼一郎の姿を眺める女の姿があった。
裾や袖が破れ、ボロボロになった白いワンピースドレスと、血のように紅くて長い髪を靡かせながら、緊張感の無い声色で呟いた。
尤も、蒼一郎の姿を映す撫子色の瞳は獲物を狙う爬虫類じみた酷薄さが輝いていた。
「おチビちゃんに吠えられても怖がらないどころか、殺し合いなら敗けないかぁ……面白いなー」
声色こそ変わらないが、その瞳は更に冷酷な色に染まっていく。
その瞳の中で蒼一郎は鋭い足さばきで巨人の動きを翻弄しながらも、自らの間合いから巨人を拘束して逃さず、踏み込む度に閃光の如き斬撃を確実に叩き込んでいく。
「面白いなぁ。今回の子達は結構な自信作だったのに、意志薄弱で脆弱虚弱なヒト一人に手も足も出ないなんてね。もしかして、あの子かな? ライゼファーや、グァルプを殺したって噂のヒトは」
蒼一郎は巨人の一撃を最小限の動きで、しかし、正確に安全圏へと身を移す。
回避行動と共にすぐさま攻撃に移れるように構えを終えている。
上段、中段、下段、両手持ち、片手持ち、逆手持ち、奇抜な攻撃も構えも無く、ただただ基本に忠実だ。
その上、回避から攻撃、攻撃から回避。行動の一つ一つに一拍の呼吸が挟まれている。
「良く言えば丁寧。悪く言ったら素人臭い」
尤も、それも蒼一郎の動きの一つ一つを分解して把握出来るだけの眼があって初めて、基本に忠実な動きをしている事に漸く気付くことが出来る。
それ程の速度を維持しており、各行動に挟まれる一拍の呼吸も時間にしてみれば一瞬にすら満たない小さすぎる隙間だ。
並の達人なら必殺必中、絶対回避を成し遂げる絶え間なく続けられる連続行動にしか見えない筈だ。
「基本に忠実って言うより、基本しか知らないだけ? いきなり力を持ったとかそういう感じかな?」
常人なら基本を昇華発展させたように見えるかも知れないが、構え、狙い、攻撃、回避、防御の五拍子を身体能力の高さで無理矢理圧縮しているだけの酷く歪な力だと撫子色の瞳が看破する。
神の加護を得、装備を整え、力と技を磨き、魔術を習得する。それを可能とする縁、才、運が備わっている。
常人ならばそれで、どうにか埒外の強者となる為のスタートラインに立てるかどうかといったレベルだ。
ところがあの男、お手製の寄生虫を植え付けて、強化した自慢の実験体を相手に一歩も引かないどころか、互角以上の戦いを繰り広げている。
自らの足場さえも粉々に粉砕する程の絶体絶命の剛撃に晒されても恐れるどころか、その衝撃さえも活用して自らが優位になるように位置を取る。
「恐怖は危機回避や生命維持を司る重要な感情だけど、慣れること、理解することで乗り越えることも出来るんだよねぇ。でも、あの子の素人臭さから察するにぃ、そこまでの修羅場を潜ってないはずなんだよねぇ。でもでも、基本的な戦闘能力はおチビちゃんよりも上。なんでだろう、なんでかなぁ。加護と装備は凄いけど、何の技術も無い素人のヒト。ヒトは虚弱なんだから技術が無きゃ巨人とは戦えない。戦えないはずなのに戦えてる。素人だけど身体能力は超人並。自分で鍛えて得た身体じゃないなら、私達寄りの存在かなぁ? 歪だなぁ、歪だなぁ。ヒトじゃないのかな? ヒトじゃないなら誰かの作品かな? 誰が作ったのかなぁ? ルカビアンの十九魔人、ヴィヴィアナ・デルニエールが作った実験体よりも上等な人工生命体を」
かつて、ヴィヴィアナは人工生命体の創造を目標とする学研究者の一人だった。
それ自体は五千年ほど前に完成体の誕生に成功させた。
今は巨人や龍、魔物等に後天的に知性を与える事は可能かという研究テーマを掲げている。
過去に知性のない生命体のDNAを書き換え、脳の容量を肥大化させる事で先天的に知性を与える事は既に成功していた。
理知的に思考して異種族と言語を通じたコミュニケーションを可能とする龍も作った事がある。
だから、今度は世界一低脳と呼ばれる巨人に知性を、それも後天的に与えてみようと思った。
今回は寄生虫を用い、本来の生態とは異なる動きをさせる事には成功した。
彼女がこのような行動を行っている理由は――、
「他の魔人が人工生命の創造なんてする筈が無いしぃ。まさかヒトが人工生命体の創造に成功した? なんてねー。こんな非文明的で下等なヒトが、下等な技術を使って、ルカビアンよりも上等な、しかも、このヴィヴィアナさんよりも高度な人工生命体を完成させるなんて絶対に、あり得ないし。遊びでやってる事って言っても、さすがにヒトなんかに劣ってるはずが無いよねぇ」
そう遊びである。
魔人は死なない。死んだとしても数百年もすれば復活する。飢えず、渇かず、病まず、傷付かない。
だからヴィヴィアナは思う。娯楽が、娯楽こそが重要なのだと。
時間はたっぷりあるのだからやりたい事をやれば良い。寧ろ、やらなくてはならない。
他の魔人達が何を考えているかは知らない。
だが、侵略者ごっこには既に飽きていたし、殺伐とせずに遊べば良いと。
その過程で現文明のヒトが甚大な被害を受けることになったとしても――。
逆に多大なる恩恵を受けて、その文明を発展させることになったとしても――。
自らを脅かす者も、自らの心を震わせる者も存在などしないのだ。
「あの子、解剖して中身を見たいなぁ。誰が作ったのかなぁ」
人間の両親の間から生まれた一般的な現代日本人の倉澤蒼一郎が異世界にて埒外の化け物から人工生命体扱いされた瞬間である。
その力が、レーベインベルグと青のルスルプトの加護に依るところが少なくない。
とは言え、数十人の衛兵をひき肉に変えた黒い巨人をたった一人で圧倒して焼き殺した。
残った巨人に対しても――、
「再生能力が無いなら、ただ強くて、硬くて、早いだけの雑魚ですよ」
――と無理矢理、斬り殺すような男だ。
この世界を代表する化け物、魔人から超常の存在によって産み出された人工生命体扱いもやむを得ない事なのかも知れないが。
「早速、解剖したいけど……、まずは製造者の確認をしなきゃね。そ・れ・に、皆とも久しぶりに会ってみたいしねぇ」
原初の火を操る倉澤蒼一郎が、この世の者の手で生み出されたとしたら魔人以外に存在する筈が無い。
魔人の中に同好の士がいるとは思えなかったが、同族と顔を合わせる口実にもなる。
何せ、あの倉澤蒼一郎はライゼファーとグァルプを焼き殺した張本人だ。
そして、倉澤蒼一郎が魔人の手によって生み出されたとしたら、仲間の中に裏切り者がいるという事になる。
裏切りという意味で言えば、グァルプがガエルを殺したという動かぬ事実がある。
ルカビアンの十九魔人などと言うが、ルカビアンという種族が十九人しか残っていないだけに過ぎない。
この僅か十九人の同族で騙し合い、いがみ合うのだけは何としても避けたいというのが彼女の偽らざる本心だった。
「あの倉澤蒼一郎が他のルカビアンに造られた存在なら、その真意を問い質す。そうじゃないなら解剖する……そんな感じが良いかなぁ」
ヴィヴィアナは動かなくなった巨人の死体を検める蒼一郎の姿を見降ろしながら言った。
その眼はヒトを見る目では無く、モルモットを観察する研究者の眼だった。
其処に敵意も悪意も殺意も無い。あるのはただの知的好奇心だけだ。
「そっちは何もないよ。ヒトモドキ君。そういうところはバカっぽくて可愛いけど」
五感を強化された筈の蒼一郎はヴィヴィアナの存在に気付く事無く、また巨人の脳に巣食う寄生虫の存在に気付く事も出来ず、巨人が遺した足跡を辿って山奥へと進んでいった。
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