第一章 ① 私が○○したこと
※この文章は下ネタが含まれております
私は人からはとても真面目な人間に見られていることだろう。
「男には興味ありません、この中に巨乳、貧乳、美乳の人がいたら、いつでもいいので私のところに来てください」
高校入学の日の自己紹介で余りにも緊張しすぎて言ってしまった、これ以外は特に目立つこともなかったと思う。
いきなりこんなことを思い出したのは、きっと朝起きたらナイスバディーな女の子の体へと自分の体が変わっていたからにちがいない、自分の有り余る欲望がこの体を女へと変えたのだろう。
「あー あー あー」
その声はいままでの男の声とは違い明らかに女のそれであった。
B88 W66 H77 の体型である。
これなら赤い服の大怪盗が胸元に飛び込んでくることさえあるだろう。
「さて、外にでもいきますかー」
え?脈絡もなにもない?とんでもない、なにせ私は花の女子高校生。
こんな暗くてジメジメした自分の部屋なんか飛び出して外出したくもなるものである。
「ひゃっほうおおおーー」
髭を生やした赤い配管工も真っ青のスタートダッシュを決めて走ると、胸 が揺れる。
ぶるんっぷるんっ。
まずい、このままでは理性を保ち続けられるのかとても不安だ。
図らずしも、女の体につまり、”おっぱい”を手にいれたのだ。間違いなくここが人生の頂点だ、今正にそれを実感として得ている。
とりあえず学校にでもいってみようか。
ところで学校での楽しみといえば、なにがあるだろうか?
部活とか、体育とか、ブルマとか…。
様々な楽しみがあることは認めよう、しかし私にとってみればそれはやはり……”おっぱい”であろうか。
たくさんの女子がいるのだ、それを見ずして何を見る。ぐへへっ。
しかし今は私が女子である、見られてなんぼ。
登校中であろう男子生徒がいるので声をかけてみる。
「おい、そこの茶髪眼鏡、私を見てみろ」
「え?なんですか…」
驚いたようにこちらを見ている茶髪眼鏡に堂々と言ってのける。
「私の”おっぱい”…どう、思う?」
「へっ?」
「この”おっぱい”をどう思う?」
寝巻きのTシャツのままだったために強調される”おっぱい”を突き出して問う。
「えと…え…す、すごいっス」
顔を赤くして、ギリギリ聞き取れる位の小さな声でそう返事をする童貞茶髪眼鏡。
「あーん、聞こえねぇぞ、童貞茶髪眼鏡ぇー声張れ声。」
「す、すごく大きくていやらしいおっぱいですっ!!!」
「お、おまわりさーーん、ここに変態がいまーーーす!!」
「えぇぇぇーー!!」
近所のガチムチお巡りさんが『話は聞かせてもらった』といって童貞茶髪眼鏡を連行して行く。
童貞茶髪眼鏡の断末魔の叫びが聞こえたような気がしないでもないが、気にしない。
こうして、またひとりこの世から変態が駆逐されたのだった。
く、駆逐してやるっ、変態はこの世から一匹残らずっ!!
ハッ!あまりの興奮に理性を失って、一人の男子高校生を嵌めてしまった…。
さて、よく考えたら学校には男としての私が在学しているのであって、女の私が入っていっても、
面倒になるだけだと気づいたので、とりあえず近隣を散歩することにした。
しかしそのとき佳祐は気付かなかった、黒いとんがり帽子に子供向けの愛らしいステッキをもった幼女が物陰からこちらを覗いていることに。
「あいつね…」




