表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方黒霊夢〜Do you like Black or Red ?〜  作者: 風波
第6幕 最終大決戦!!
15/15

2

2

妖怪の山ではお互い良い勝負になってきた。

「急ごしらえだけど仕方ない…。スペルカード!『二重結界』!」

霊夢がスペルカードを発動した。呪符は生き物のように黒霊夢を取り囲んだ。さらに霊夢は攻撃を加える。

「宝具『陰陽鬼神玉』!」

懐から陰陽玉を取り出し、黒霊夢に向かって手を伸ばす。すると陰陽玉はその方向へ音速を越えるかのように飛び、黒霊夢に着弾、瞬時に爆発した。

「勝負あったわね…」

霊夢はニヤリと笑った。しかし足が動かない。足にはなにもついていないが、金縛りみたいに動けなくなっていた。砂ぼこりが晴れるとそこに黒霊夢の姿はーー無かった。

「なっ…!?」

霊夢は辺りを見回す。しかし動く影がない。

左右下の気配を確認するが気配はない。

ーーまさか…上っ!?

霊夢は上を振り向くと案の定、黒霊夢が片足を上げ、迫ってきている。

地面に当たると爆風が起きた。

「うわっ…!!」

霊夢は風圧で飛ばされそうになったがなんとか持ちこたえた。

そして黒霊夢を見ると、無傷な感じだった。

「次は俺の番だな。行くぜ!スペルカード発動…」

黒霊夢がスペルカードを詠唱しようとした瞬間、妖怪の山を包んでいた結界の一部に穴が開いた。

穴を開けた張本人はーーレミリア率いる紅魔館一行だった。

「レーム!手助けするわ!」

「レミリア…あんた…」

すると黒霊夢は高笑いをして言った。

「あっはっはっはっ!何人増えようが俺は倒せないと思うぜ?」

「それはどうかしらね?咲夜」

「はい」

レミリアは咲夜を呼ぶと、彼女は懐やポケット、手のなか、さらにはメイド服のスカートの中から銀色に光った鋭いナイフを取り出した。

「行くわよ!」

「望むところだ!」

お互いに距離を縮めた。と思うと咲夜がスペルカードを発動した。

「スペルカード、空虚『インフレーションスクウェア』」

咲夜が詠唱すると時を刻む音が止まった。

「紫…間に合うの?」

パチュリーが紫に話しかけた。紫は今パチュリーと協力して『博麗大結界』の修復を行っている。

幻想卿は今から数百年前、外の世界が明治時代の頃、ここは隔離された。

そして外の世界と幻想卿は時の流れが微妙に変化している。博麗大結界は外の世界とここのバランスを保つための結界である。しかし稀に数百年に一度、結界が緩むことがある。

といってもいつも小物が外の世界から消えてこちらに来たり、かといってこちらから消えて向こう側に現れたりする。何故か、それは幻想卿と外の世界の座標がほぼ同じだからだ。

外の世界にも博麗神社は存在する。しかし外の世界の人間はこの神社の入り口から幻想卿へは入れない。外側から見れば信仰を無くし、人気のない正反対の寂れた神社だ。同じ原理で幻想卿の知識しか持っていないものは外の世界へはいけない(金剛柾を除く)。

「紫様!」

紫は自分が呼ばれて後ろを振り向く。そこには八雲藍が走ってきていた。

「B3ブロックの結界が崩壊しています!」

B3ブロックという場所は迷いの竹林のやや北側に当たる。ここは重要な役割を持っており、そこが無くなるとバランスが取れなくなってしまう。

「パチュリー!ここの修復は任せたわ!私は他の場所を修復してくるわ!」

「わかったわ!」

パチュリーが頷いたのを確認すると、紫は迷いの竹林へ向かった。

ーーこの手口…何か見覚えがある…。まさか…彼が還ってきたの?

紫の脳内にそんな考えが一瞬(よぎ)るが即掻き消した。

まずは修復を最優先だ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ