006-タナカジロウ
ーーーここは、どこだろうか…。
目の前に広がるのは両側が桜で満開の道だった。なんと季節外れの桜なのだろうかと思った。なにせ今は7月のまっただなか。7月に咲く桜なんて聞いたことがない。
「ルイ君…。」
声が聞こえたほうを向くと黒髪の美少女がこちらを見ていた…。
「私、ルイ君のことが好き…。」
「ああ、僕もだよ…。」
「うれしい…。」
こうして僕らは結ばれた。そして僕は彼女の柔らかそうで瑞々しそうな唇に、自分の唇を重ね…
「はっ…。夢オチかよ。」
夢だった。外では騒々しいくらいに蝉が鳴き叫んでいた。もう少し静かにできないものかと思う。でもまぁ、この五月蠅さが彼女ができなくて悲痛に叫んでいる非リア充どもの叫びと考えるならば僕はこの言葉を投げかけよう。
「 ざ ま ぁ m9(^Д^)」
こうして僕の一日が始まるのだった。
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From:咲
To :rui0921@xxxxxxx.ne.jp
件名:おはよー
本文:こっちは今日もいい天気だよっ!
ルイ君のほうはいい天気?
今日も張り切ってがんばろう!
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僕の彼女は今日も元気みたいだ。僕も頑張らないとな。
◆
空は快晴だった。遠く離れた咲の家でも快晴らしい。こうここまで雲がないと清々するね!日差しが直接肌に降り注いで痛いけどね!太陽=サン、もう少し手加減してくれませんかー?駄目ですよねー。あははー、今日も日差しのダイレクトアタックだー。
「おはよっ!ルイ君。今日も愛しの彼女からのLOVEメールをチェックでもしてるのー?」
「おはよう、マイマイ。それと、な ぜ わ か た し 。」
「あははー、やっぱりそうなのかー。ルイ君って一日に何回彼女とメールしてるの??」
「少なくて3回かな?」
「チッ…。このリア獣め…。」
マイマイが殺意の波動に目覚めたらしい。ものすごい視線を投げつけてくる。ああ、その視線が痛いっ…でも感じませんっ!Mではないので!
「ルイ君ルイ君、またトリップしてるの?はぁ…、ソレ、授業中にやんないようにね。また教師に目をつけられるよ?」
「そ、そうだねー。あははー、気をつけるよー。」
マイマイの視線が痛い。毎度毎度のことなのであきれたような視線で見つめてくる。でも教師に目をつけられるのは面倒だし頑張ってトリップを抑えてみるか。
視線が痛いので目線をマイマイから前に向けると見慣れた坊主頭の青年が忍び足で歩いている…。どう見ても怪しいのだが…。というか、どう見てもあいつだよな…。
「おはよう、ジロウ。」
「おお!我が友のルイ殿ではないか!それと某の名は『ジロウ』ではないでござるよ!某の名は『田名鹿次郎』、『田名』が名字で『鹿次郎』が名前だ!いい加減覚えてほしいでござる。マイ殿もおはようでござる。」
「おはよー、ジロウ。」
「だ か ら 、 違 う と 言 っ て い る で ご ざ る ー ! 」
「「ごめんごめん、次からは間違えないように気をつけるよ、ジロウ。」」
「はぁ…、もういいでござる…。っと、もうすぐ着くでござるよ。某は用がある故、先に教室へ行くでござるよ。さらば!」
そう言って鹿次郎は目にもとめようと思えばとめれる程度の速さで走って行った。それでも十分早くクラスの中でも一番早いの鹿次郎だった。
「さて、僕たちも行こうか。」
「そうだね。ルイ君。」
夏休みまで今日を入れて後4日、あともう少しで学校生活ともオサラバして夏休みをエンジョイできるのであった。
「さて、今日もがんばりますか!」
今回はどうだったでしょうか。
これからも超早すぎず超遅すぎずのペースで超がんばりますので超応援してくださいね!それではまた次回お会いしましょう。
誤字脱字報告&感想も超お待ちしてます!




