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【エッセイ】こんな私でも、何とか人生送れてます  作者: SaiKa


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親も同じ?

私の親は流行に疎い。


私が小学生の頃、クラスではたまごっちが流行っていた。


今となっては不要物だとは思うが、


当時は注意されることもなく、多くの生徒がランドセルにたまごっちをつけ、休み時間のたびに世話をしていた。


当時の価格は分からないが、何度も親に私もほしいとねだっていたのは記憶に残っている。


しかし、親には、仲間内で私だけが持っていないという小学生コミュニティの恐ろしさは理解してもらえず、買ってもらえなかった。


やれ、まめっちだの、おやじっちだの、何に育つのか、どう育てるとなにになるのかなどの会話が、当たり前のようになされる休み時間。


私は会話に参加するため、適当に相槌を打ちながら、知識だけを増やしていった。


そうしてやってきたクリスマス。


私はサンタさんにたまごっちを頼んだ。


その日は、やっとプレイできるワクワクと、本当にサンタクロースが来てくれるかのドキドキでなかなか寝付けなかったが、いつの間にか寝ていた。


そうして、朝目覚めると枕元にプレゼントが届いていた。


私は喜びというより安堵といった気持ちで、心を落ち着かせ、これでやっとみんなと同じように遊べる。そして、私はミミっちを育てたい。そんな青写真を描き、ついぞ袋を開けた。


そして、入っていたのは


ぎゃおっぴだった。


ぎゃおっぴとは、たまごっちと同じようなもので、恐竜を育てるゲームだ。


親としては、たまごっちもぎゃおっぴも育成ゲームであることには変わらず、見た目もあまり変わらないことから、楽しみ方としては同じものだとして、喜んでくれると思ったのだろう。


これじゃないと泣き叫ぶ私のリアクションは予想打にしなかったのだろう。


キョトンとした後、たいへん怒られたのを覚えている。


せっかくサンタさんがくれたのにというが、納得はできなかった。


とりあえず、遊んでみた。


たまごっちを遊んだことない私にとって、意外と楽しかった。

そして、やり続けた。


これでもいっか、とその時は納得し、満を持して学校に持っていった。


しかし、夢に見ていたクラスでの会話には参加することができるはずもなく、パチモンを買わされたという、新たな勲章がついてしまって、仲間が離れていってしまったことは言うまでもない。

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