#38 膨らむ心配と、怒りの土産
(2026/02/21)
今日は久々の帰省だ。
年末年始は咳喘息で動けなかった。
だから夏以来になる。
愛しいルームメイトを置いて、一人旅立つ。
電車に揺られ、高速バスの乗り場へ向かう。
産卵期に入ったうちのセキセイインコが、卵詰まりを起こさないか心配でたまらない。
よく食べているし、今のところ元気だ。
でも「もしも」が頭から離れない。
後ろ髪をがっつり掴まれたまま、梅田に到着した。
エキドンキで変なお土産でも探そうと物色するも、これといったものはなくがっかり。
そのままKITTEをぶらつく。
ここ数年でできたショッピングモールで、ご当地のセレクトショップも入っている。
歩いているだけで全国を巡った気分になれる。
色々欲しくなるが、昨日リンツで散財したばかりだ。
ウィンドウショッピングで我慢していると、母から連絡が入る。
「お土産買えるんやったら一つ追加してや」
月曜に聞き、木曜にも再確認して、今日である。
もっと早く言ってくれよ。
とはいえ財布事情に余裕はない。
「余裕があったらね」とだけ返すと、「なくてもいいから」と追記が来た。
……いや、いるんやろ。
結局、兵庫のお店でお菓子を買った。
兵庫に特別な縁はない。
エスカレーターを上がってすぐ目に入った、それだけの理由だ。
隣の島根でも良かったかもしれない。
そんなこんなで、これから帰省する。
バスの中でゆっくり眠れることを祈りながら、スマホのメモ帳を開く。
マイスウィートバードに思いを馳せつつ。




