1話 異世界転移と追放
なろう小説初めてです。誤字脱字たくさんあると思います。すいません。
高校の授業も終わり帰ろうとしたとき何の前触れもなく目の前の視界急に変わった。
まだ消していなかった数学の授業の黒板も、少し傷の入ったなじみ深い机もなく
あるのは中世フランスのような景色に変わっている。
どうやらうちのクラスだけではなく他の学年、クラスの人達もいた
「夢か?」
こんな時にまずすべきことは一つ。ほっぺたをつねる。痛い。もう一回つねってみる。
痛いね。うん。痛い。それでも信用できなかった時にするべきことは一つ。
こんな時にと思い上履きに忍ばせておいたナイフを自分の手に刺した。
「痛てえな」
さてどうやったかは知らないが異世界転生(?)したことが分かったので次にするべきことは
状況整理だ。混乱して発狂している者が大半で、何かぶつぶつつぶやいては不気味な笑みを浮かべているのもいる。個性豊かだね。
あそこにいるのは2年の先輩か…こんな時でものんきに本を読んでいる。
端っこにいるのは少なくともうちの学校ではない。制服ではないのを前提として、鎧を着た者、ローブをまとった者、ドレスを着た者etcがいる。
そのうちの1人が前に出た。
「皆様、聞いてください」
まだあどけなさが残るが凛とした声だった。隣には執事らしき人がいる。まさか?
「私はエドラ王国の女王アナスタシアでと申します。ここはあなたたちの住んでいた町とは別の世界となっています。エドラ王国で昔から伝わっている勇者召喚の儀によって、転移させていただきました。」
王女でした。ありがとうございます。歳は16、7くらいだろうか。そう考えると自分たちとあまり変わらないのか。容姿も整っている。
「いきなりこんなこと言われてもわからないと思います。ごめんなさい。」
王女が優雅に一礼する。この数十秒で生徒の目(主に男子)を引き付けている。
みんな顔が真っ赤になっている。
わざわざ顔を赤くする労力に値するほどでもないのでスルーしておく。
王女の言い方といい、元いた世界のこともかねて考えれる可能性は1つ。魔王討伐である。
(ラノベ小説だったら)転移したら魔王討伐がテンプレである。
「あなたたちには邪神を討伐してほしいのです。そして我が国を救ってほしいのです。」
ですよねぇ。来ちゃいますよね。ちょっと違うのは魔王か邪神かの違いだね。
女神からスキルもらうテンプレ来るか?
この後あるあるのヤジが飛んで王女が涙ながらに「この国でできる祐逸の手段は女神様による勇者召喚の儀しか手段がないんです。」と、いうテンプレが行われていたので端折った。女神ねぇ。
泣く王女の代わりに大臣らしきおっさんがこの世界について話した。ざっとこんな感じ。
・この高校の生徒、教師全員転移した。
・この世界では剣と魔法が存在する。
・邪神はこの世界の破滅を望んでいる。
・召喚の儀によってこの世界に来た人を勇者という。
・女神からの信託によってこの第三回勇者召喚の儀が開催された。
・邪神は、手下として魔王を使役している。
・女神から異能力(通称・オーバーフォース)が授けられる。
・もらえる異能力は人によって異なる。
・元の世界の帰り方は女神のみ知っている。
・がんばれぇ~。
元の世界に帰れないことはみんな悲しいのだろう。号泣まではしないが泣いているものも多かった。
そうなると起こることは1つ。邪神討伐だ。人間って操りやすいよね。ある意味。情に訴えたら人の考えはコロッと変わるからね。そんなこんなで今後の方針が決まったことだし、みんなお待ちかね異能力授与の時間だ。
オーバーフォースのもらい方は簡単。特殊な石碑に触れたらオーバーフォースがもらえる。
その石碑から光が浮かび上がって自分のオーバーフォースを授かるらしい。
さすが全校生徒いるせいでかなり混んでいる。しかし行列のできるラーメン店みたいなど、ぼんやり考えていたらいつの間にか自分の番だった。余談だが、
さっきナイフを刺して刺しっぱなしだったのをすっかり忘れていて、血だらけの手で石碑を触りそうになり、回復魔法で回復してもらった。魔法ってすげえ。
「あれ?」
光っていないわけではなかったがあまりにも光が黒く光ったので、近くにいた兵士に尋ねると、困惑するものの、急いで王女たちのもとへ走っていった。
「この人が石碑の反応がおかしかった人ですか?」
「はい、この者が石碑をさわった瞬間、黒い炎が周りに爆ぜました。」
どうやら石碑から黒い炎が出たことは一度もないらしく、困惑している。
「すまぬがステータスを見てくれないか。」
「ステータスでオーバーフォースの能力がわかるからな。」
『ステータスオープン』
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白柳 昇 16歳 男 人間(転生者)
レベル:1
HP :10/10
MP :30/30
筋力 :1
耐久 :1
敏捷 :5
魔力 :7
幸運 :4
スキル:<身体強化LV2> <狙撃LV1> <棒術LV2> <剣術LV1>
オーバーフォース:<仮面創造Lv->
称号 :転生者
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おお、やっぱり透明のガラスみたいのが出できた。
「仮面創造はその名の通り仮面を作るスキルらしいです。」
あれ、周りの人たちがみんな無言になっている。
何か変なことを言ったのだろうか?
長い沈黙の後、1人が口を開いた。
「その仮面創造とやらは、他にどのような効果があるのかね?」
ステータスで確認してみたが特に記述がなかったのでたぶんそういうことなのだろう。
「特にないみたいです。」
「そんなことはないはずだぞ。もう一度見たまえ。」
「やっぱり何もありません。」
何回もステータスを確認したがそんなものはどこにも見当たらなかった。
「この人は前世で何か罪を犯してしまったのでしょう。
かわいそうに。」
「俺は何もしていない。きっと女神様が付け忘れていたんです。」
濡れ衣を着せられたままでも困るので反論した。
たったそれだけのはずなのだが、女神狂信者のまえで
いうべきセリフではなかった。
「この者、女神さまを侮辱したぞ」
「やはりこいつ勇者ではないようですね。出ていきなさい!」
口を滑らした結果がこれだった。
まぁなんとなく予想はついていたしね。
期待を抱いてクラスメイトを見たが嘲笑う視線が多かった。
わかりきっている事だった。
誰も、俺のことなんて求めていない。
気にもしない存在だということはわかっていたが、
誰も反論などしなかった。
「最後に言い残すことは?」
と、王女が聞いてきた。
俺は、追放しようとつかみかかってくる兵士の腕をはらいのけて言った。
「…絶対に、絶対に覚えとけよ。アナスタシア王女さん。」
「ええ、あなたみたいな珍しいぐらいかわいそうな人は決して
忘れませんよ。せいぜいもがいてきなさい。」
俺はそのあと黙々と城の外へ歩いて行った。後悔などなかった。
涙などとっくに枯れていた。
正直、安心したところもあった。王女たちと話していたことで疑問が
確信に変わった。
クラスメイト達は洗脳されている。
明らかにおかしかった。ふつういきなり景色が変わって、邪神を倒せと言われても混乱してもおかしくなかった。
だがそんなことはなく、みな淡々と話を聞いていた。
そんなことをしたのはきっと王女たちのはずだから、
まだ、追放の方が良いかもしれない。
あの時殺すことも可能だったわけだしね。そんなことを考えていたら、城を出ていたことに、気ずいた。
「城は出たし拘束器具がうざったいので外してもらっていいですか。」
すると俺を拘束していた兵士がうん臭い笑みで、
「おまえらは王都の外まで出ていく。実質追放だ。残念だったな。オーバーフォ
-スが、使えないからのたれ死んで終わりだな。」
やっぱりこの国は腐っていた。良心など存在しなかった。
兵士について行った。ただのお面を作るだけのオーバーフォースでこのあとやっていけるのだろうか。王都の外に行けば魔物だってたくさんいる。
生物を殺す覚悟を、
この世界で生きる覚悟を決めなければいけない。
歩いていると出口が見えてきた。
門番に言って俺が二度とここには、入れなくなった。
来る予定はないしどうでもよかった。
【レベルが上がりました】
どうでもよかったが、
レベルが上がったからステータスを確認してみる。
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白柳 昇 16歳 男 人間(転生者)
レベル:2
HP :20/20
MP :110/110
筋力 :5
耐久 :5
敏捷 :7
魔力 :110
幸運 :6
スキル:<身体強化LV2> <狙撃LV1> <棒術LV1> <剣術LV1>
オーバーフォース:<仮面創造LV->
称号:転生者
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「…。というわけだ。」
話し合いが終わったらしい。兵士は近ずくと拘束器具を外した。
「せいぜいがんばれよ。」
と言って帰ってしまいそうなところを慌てて呼び止めて、オーバーフォースの能力で作った狐面を付けた。
「早く帰りたいんだが…」
「何か言い残すことはありますか?」
「は?」
「ありませんね。」
〖地獄の始まりだ。この身とともに燃えよ。全てを無に帰せ。灼熱豪火〗
詠唱が終わった。兵士のみならず、王都の門付近が全て無くなった。
本来ならばこんな魔法などない。本来ならば。
ただ仮面をつけているときは違う。これが仮面をつけたステータスだ。
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白柳 昇 16歳 男 人間(転生者)《妖》
レベル:1
HP :2800000/2800000
MP :98004000/98004000
筋力:340000/340000
耐久:487000/487000
敏捷:563000/563000
魔力:68403000/68403000
幸運:453000/453000
スキル:〈配下召喚〉 〈全呪咀使用可能〉
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「詠唱の文章がダサい」
そう言って、
「転移」
とだけつぶやいた。景色が変わる。
転生者の後に何か書いてあるのが正体です。




