4/52
D
そのまま一緒に下校して家に帰ると、バックを置いてみゆみゆの家に遊びに行った。
「ゆいゆい久しぶり、よく来たね」
別れてから十分も経っていないのだが、みゆみゆはそう言ってあたしを迎え入れてくれる。
「みゆみゆ久しぶりぃ、元気だった? お邪魔しま~す」
感動の再会を喜びながらも、あたしはみゆみゆの家に入ってそのままみゆみゆの部屋まで行く。……そうしようとしていた。
「あれ? 結衣じゃん、遊びに来たんだ」
みゆみゆの部屋がある二階まで行こうとしたのだが、全然カッコ良くない男性の声によって呼び止められる。
あたしは不快にならない為にも、一応その声をあたしが好きな声優さんの声に美化して話をすることにする。
「いけないの? てかさ、何でこんな時間から飲んでのよ。もうちょっと仕事したら? そんな暇なんだったら」
しかしそれでもあたしは、不快な気持ちを抑えられはしなかった。
あたしに声を掛けてきた男性、彼は残念なことにあたしの父親だったりする。




