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僕はどう生きるか 偏差値80からうつ、ニート、無職になるまで  作者: 依澄歌
大学~社会人時代 迷いの日々は続く
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対戦ゲームと僕

 以前軽く触れた対戦ゲームを一番やっていたのも大学生のころだ。

 最初はNとやっていたのだが、僕はインターネットでハイレベルな人たちやオフ会の存在を知り、新作が発売されることもあって、オフ会に参加するようになった。


 色々な人の家に行って、たくさんの人と知り合った。大会にも出たし、僕自身は国外には行かなかったが、海外勢と交流したりもした。ゲーム以外のこともした。

 ずいぶんはしゃいで、書くのがはばかられるような汚点もいくつも残したし、やっぱりゲーム自体にはまったくと言っていいほど勝てなかった。動物のいる家やほこりっぽい家に行くと体調がひどくなったし、生活も至極不規則になったが、楽しい経験だった。


 今ではもうそのゲームはやっていないが、ちょくちょく交流のある人もいる。

 知り合い(そこまで親しかったわけではないが)の中にはプロゲーマーになった人もいるし、ゲームが仕事につながった人も少なくない。プレイヤー同士で結婚した人たちも何組かいる。


 印象的なエピソードはいくつもあるが、今回書こうと思ったのは、僕が対戦ゲームを通して経験した具体的なことがらではない。対戦ゲームというものと僕との関係についてだ。


 僕は対戦ゲームが弱い。もともと素質がないし、うまくなる才能もない。なので当然、勝てない。

 勝てないとストレスがたまる。悔しいので連続で試合をして、余計に連敗する。それがいつものパターンだ。

 負けるとつい反射的に声を出したり床ドンしたりしてしまうため、親や妻にもうるさいと言われる。

 数少ない妻と一緒にできるゲームも、僕がすぐに熱くなるから妻はやってくれなくなってしまった。


 カードゲームもそれなりにやっていたが、まったく同じだった。相手の手札を見た直後にそのカードの存在を忘れてプレイしたり、盤面に見えていることが頭から抜けていたり、我ながら頭がおかしいんじゃないかと思うプレイをいつもしていた。結局これは最後まで直らなかった。

 オンラインでも対戦できるので、ついつい度を越した夜更かしをしたり、他のことをやる時間がなくなったりした。


 趣味なんだから楽しんでやればいいと思うのだが、対戦ゲームをやっているとどうしても勝ちたくなる。自制心がないのでで、時間を決めてやることもできない。


 そして僕は、対戦ゲームという趣味は自分に合っていないのではないかと思い始めた。


 楽しむためにやっているのにストレスをためて、周りにも迷惑をかけているのでは世話がない。時間も使いすぎる。

 だったら、もっと自分のため、将来のためになることに時間を使おうと思った。読みたい本や見たい映画はたくさんあるし、書きたいものもある。

 もちろん、対戦ゲームによって自分の人生を豊かにできているなら、それはすばらしいことだと思う。僕はそういう人間ではなかったというだけだ。


 実際、ここしばらく対戦ゲームには触っていない。最初はまたすぐやりたくなるかと思ったが、やめてみると意外にも平気だった。ストレスから解放されて時間もとれ、安心感さえある。使うお金も減った。


 気まぐれな自分のことだから、また発作的にやりたくなるかもしれないし、もう一生やらなくなるのかもしれない。自分にぴったりの息抜き方法が見つかればいいのだが。

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