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幽霊屋敷~お昼ご飯と自己紹介~

部屋に横たわっていた4人の女の子達と起き上がっていた女の子を廊下に連れだし、まだあの男が気絶しているうちに扉を閉め、鍵をかけて閉じ込めた。

「作戦成功だな。誠」

「ああ。でも飛び蹴りはやり過ぎだと思うぞ」

「ははっ、良いじゃん!結果オーライ結果オーライ!」

そういう会話をしながらも誠と凪早はズルズルと壁を背に座り込んだ。

一人起きていたおかげで、一人二人を運ぶだけですんだものの、流石に眠っている人を運ぶのは疲れた。

それにしても警察はまだかな。・・・まぁ、町外れの森の中だし、遅いのも頷けるけど。

そう誠が一人で納得していると、ぐぅ~。という音が聞こえてきた。

初めは凪早かと思ったが、そうではないらしい。

「あ、ごめんなさいっ!」

そう言って顔を赤らめたのは、部屋で一人起きていた女の子。

この様子じゃあ、捕まってから一度も食べ物を食べていないようだ。

何か食べ物があれば提供するんだけど・・・・ん?食べ物?

「凪早。弁当の入ったかばん持ってこいよ。ちょうど良いし昼にしよう」

「わかった!」

かばんは作戦の邪魔になるので向かいの部屋に置きっぱなしにしていた。

凪早は喜々としてかばんを持ってきて弁当を広げた。

成長期だからか、凪早があまりにも良く食べるために、今回のお弁当は三段の重箱だ。

「わぁ・・・!」

女の子は目を輝かせ弁当の中を覗いた。

ご飯は色とりどりのおにぎり。おかずは、ハンバーグやから揚げといったお肉から始まり、サラダや野菜炒めまでバランス良く詰め込まれている。

「おいしそう」

「だろ?下ごしらえから盛り付けまで全部手作りだよ。こいつの」

そう言って楽しそうに凪早は誠を指差す。

その指を払いのけ、誠は箸を二人に手渡した。

「どうでもいいだろ。それより食おう。腹減ってんだろ?」


女の子の名前を聞くと、安藤 美早紀と名乗った。

辰斗が心配していた事を伝え、ここに至るまでのいきさつを話し終えた時、鍵を閉めている部屋の中から物音が聞こえた。

あの男が起きたようだ。

「だせぇ!!!!こっから出せ!!クソが!!」

「・・・クソって言われると出す気失せるよな」

「元々出す気はないんだから失せてもいっこうにかまわんぞ」

ため息をついて言う凪早に弁当の片付けをしていた誠が興味なさ気に言った。

しばらく男は叫ぶ、扉を蹴る、殴るなどの抵抗をした後、諦めたのか静かになった。

誠は念のため、穴から中を覗いてみると、しかめっつらで座り込んでいる。

耳を澄ますと微かに声が聞こえてきた。

「・・・こんな・・・ずじゃ・・・かった」

こんなはずじゃなかった?

捕まった事がだろうか?

また何か呟いているようなので、もう一度耳を澄ませてみた。

「・・・・の男の・・・作戦は・・・んぺき・・・だった」

あの男の・・・作戦・・・?

あのっ男て、どの男だ?

・・・もしかしてこいつ・・・。

誠がその考えに至った時、遠くからパトカーのサイレンの男が聞こえてきた。


安藤美早紀って子、最初の設定ではもう死んでましたww

なぜ生きてるかっていうと、それはごく簡単なこと。

僕の小説では主人公たちの近くで人は死なせませんw

もう死んでる人はわんさか出てきても、たとえ小説だからといって人を殺す行為はいただけない。まぁ、自分の小説では、ですけどねw

他の人の殺人ものとか、推理ものをみるのは大好きですw

唯一、『ヒトリ』シリーズでは結構死んじゃってますけど・・・。

たまには、良いよねw

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