幽霊屋敷~エンディング~
誠と凪早は初めての事情聴取を受けた。
相手の警察官は優しそうな風貌だ。
嘘をつく必要もなかったため、なぜここに来る事になったかを素直に話した。
事情聴取も済んで、警察官にお別れを言う前に誠は一つ忠告をしておいた。
「あの男は誰かに唆されて犯行を行ったと思いますよ」
後日、5人の女学生達は無事親の元へ帰された。すぐに安藤 美早紀のとこへ村越 辰斗がお見舞いに行ったらしい。全身打撲だったようだが案外ぴんぴんしていて一週間後には学校に行けるまで回復したそうだ。
今朝の朝刊の見出しには、男子高校が連続誘拐の犯人を取り押さえる。と大々的に載っていた。
犯人は、大葉 康時(四十二)無職。
誘拐、監禁、暴行の罪で実刑判決が下された。
犯行の理由は、「女子高生を五人連れて来たら職を提供する、とある男に言われた」とのことで・・・。
ここまでを読み終え、誠は新聞を閉じた。
『ある男』ってやつは何がしたかったんだろう。
女子高生を五人も集める理由なんてあるのかな?
ふと誠は、はー。とため息をつく。
理由は目の前にいる凪早だ。
今は昼休み。定期テストも終わり返却も済んでいた。
凪早は誠の机に顎を付き、目の前に持ってきた一枚の紙をぶすくれた顔で見やり、ため息をついた。
「・・・あと一点だったのに・・・」
紙は現代国語のテスト用紙。
右上には赤いペンで39点と書かれている。
「後半の漢字の回答欄を一つずらして書いた凪早が悪いだろ」
「ずらしたんじゃない!ずれてたんだ!これさえズレてなければ七十点はいってたんだ」
誠は凪早の回答欄を見るが、二十問中合っているのはせいぜい十一問くらいだ。
回答欄を間違えていなくとも、取れた点数は五十点を少し越えたくらいだと思う。
誠がそんなことを考えているともしらずに、少しくらいまけてくれたって良いのにさぁ、と凪早はひたすら文句を言っている。
誠が「無理だろ」と冷たく言い、凪早が何か言い返そうと口をあけたとき、タイミングよく昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴り響いた。
お・・・終わったぁぁぁぁああああ!!!!><
幽霊屋敷編やっと終わったよぉ><。




