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経営ゲームは主人公の負担か大きい


 暇つぶしになるって言っても、性能と両立は難しいんじゃないかなと思ってる。むしろどっちも両立させようとしてダメになるパターンが見えているからね。


「ここは娯楽に全振りよ。性能に振らない分、娯楽としての融通は効くはず……まってろよ白髪幼女ちゃん、私が牢屋をアミューズメントパークに変えてやるぜ!」


 ……ごめん。アミューズメントパークは言いすぎた。

 精々、近所の公園レベルで我慢してくれ……。


「う〜ん、ジャンルとしては……趣味?」


 それで探してみよう。おお、釣りやゴルフなんかも確かに趣味だわな。でもうん、流石に白髪幼女に、釣りやゴルフは渋すぎるか……。


 とりあえずコレとかどうかな? ……いいんじゃない? 白髪幼女の情操教育にも役立つはずだよ。

 

 別に白髪ママの、「コイツ……娘の教育に悪いな……」って表情に耐えられなくなった訳じゃないよ。


 被害妄想かもしれないけど、最近白髪ママが割と冷たい目をしてくるんだ……。

 でも何も言って来ないんだ。言える立場じゃないとか思ってるんだろうけど……逆にねぇ、そっちの方が気にしちゃうっていうか……。


 立場をカサに、やりたい放題みたいな感じに思っちゃってさぁ。

 わかってるよ……。気にしすぎだって。


 でも私の存在が教育に悪いとか思われたくないじゃん?


 まぁ私のプライドの問題はさておき、今回のプレイするゲームを発表します!


 『Sea frame シーフレーム』


 このジャンルに手を出すのは初めてだよ。経営シミュレーションだね。

 

 経営って聞くと、私にやれんのかなって思うんだけど、まぁゲームだから何とかなるでしょ。私はゲームが下手だけど、今までも時間を掛ければクリアできたんだしね。


 それで、このシーフレームなんだけど、『水族館』をテーマにした経営シミュレーションなんだ。


 子供の教育に良さそうじゃろ?


 はい、プレイ開始!


 ゲームが始まると、海の中の映像が流れて、様々な海洋生物が泳いでいる。かなりリアルな映像だ。

 何よりも、海洋生物の動きが素晴らしい。まるで本物の生物のようだ。PVのこの映像に惹かれたんだよね。


 まずはチュートリアルのストーリーモードを選ぶ。

 難易度は……ノーマルで……。いや、ハードの説明がちょっと不穏でさ。「生物が死ぬまでの時間が短いです」とか「資金繰りが厳しいです」って書いてあんの。


「流石に慣れるまでハードは止めておこう……」


 そもそも、私は初めてのゲームはノーマル派だ。ソレが初見を楽しめる、一番の難易度として作られてんだよ!


 どうやら主人公は問題を抱える水族館で、新しく館長に就任したようだね。


「……そんな事故物件、新人に押し付けんなや」


 まぁ問題があるって言っても、チュートリアルだからね。問題を解決していくうちにゲームの操作方法を覚えるって訳だ。


 あ〜なるほど……


「入り口からの客の進む順路を考えて、水槽を設置するのか……」


 入場料とは別に、客が満足したら寄付金をくれるんだね。それが水族館の経営資金になるのか。


「やっぱサメでしょ……」


 サメと言ったらロマンよ。しかも客のアピール度の高い生物だから寄付金もガッポガッポよ。

 とか思ってたら、今のチュートリアルではサメは解禁されていないらしい。


「仕方ない、面白い海洋生物が出るまで大人しくチュートリアルを進めよ」


 ん〜、どうやらスタッフを雇わなきゃいけないらしい。経営ゲームなんだから当たり前か……。


「とりあえず……飼育員と整備士を雇うか……」


 給料はスタッフの能力で変わってくるのか、能力の高いスタッフを雇うのと、能力の低いスタッフを複数雇うのはどっちがいいんだろ?


 温度管理なんかは、私が魚の情報を見て設定するらしい。


「飼育員がやれよ……なんで館長の私が一々確認しなくちゃいけないんだよ……」


 いやまぁゲームだから仕方ないんだけどさ。


 ――――――――――――――――――――――


「おわ! この客! ゴミ捨てやがった! や、止めろ。機械を壊すんじゃない!」


 チュートリアルを進めると、なんか治安が悪くなって来た。


「仕方ない……新しく清掃員と警備員を雇うか」


 ストーリーが進むにつれてやる事が増えて来た。ちょっと頭がパンクしそうです。


「トイレが混んでる? 奥の方に空いてるトイレあるでしょうが! そっち行け!」


 ヤバイ……経営が追いつかなくなって来た。少し水槽と道の手直しが必要かもしれん。

 経営シミュレーションだけあって一筋縄では行かないね。


 チュートリアルでは、もっぱら熱帯魚のような小型の魚をメインに扱っている、もっと派手なのは先かなぁ。


 でも、水槽の珊瑚礁や飾りなんかを配置するのが楽しくて、納得がいくまでずっとやっちゃう。


「おぉ! この沈没船の飾り欲しいな! でもちょっとお高い」


 しばらく遊んで、なんとかチュートリアルは抜けたっぽい。


「ふむ、そろそろいい時間だね。現実に戻るか」


 ふふふ、さっそくシーフレームのゲームを能力スロットにセットして……と。


 白髪幼女の驚く顔が目に浮かぶぜ!

 そして白髪ママの冷たい視線も解凍される……はずだよね?

 

 


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